この記事の結論
大阪の中小企業のSEO対策は、GoogleがAIによる概要やAIモードを表示するようになった今も、基本は変わりません。Googleは、AIの機能に表示されるための追加の要件や特別な最適化はないと説明しています。今年やることは5つで、順番が大切です。まず、ページが検索に読まれる技術の土台を確かめる。次に、住所や対応地域とGoogleビジネスプロフィールをそろえる。お客様の質問に答えるページを作る。比べて選ばれるための情報を載せる。そして、Search Consoleなどで数字を見て直す。地域名だけを差し替えたページの量産や、順位の保証をうたう提案は避けます。bundlyzeでは、大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、大阪・兵庫を中心とした関西の会社からのご相談に対応していて、全国からオンラインでもご相談いただけます。
AIの答えが出る今も、SEO対策の基本は変わらない
Googleで検索すると、検索結果の上にAIがまとめた答え(AIによる概要)が出ることが増えました。「SEO対策はもう意味がないのでは」「AI向けに別の対策が必要では」と聞かれることがあります。
Googleの説明は、はっきりしています。AIによる概要やAIモードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も必要ない、というものです。AIの答えの中でリンクとして示されるには、ページがインデックスに登録され、通常の検索でスニペット(説明文)を表示できる状態であることが必要だとしています(Google 検索セントラル:AI 機能とウェブサイト、2026年10月3日確認)。
生成AI機能向けのガイドでも、AEOやGEOと呼ばれる取り組みは、検索体験のための最適化であり、SEOであることに変わりはないと説明しています(Google 検索セントラル:生成AI機能向けの最適化ガイド、2026年9月23日更新版を2026年10月3日に確認)。
つまり、大阪の会社が「SEO対策」と「LLMO対策(AIO対策)」を別々に始める必要はありません。検索に正しく読まれ、お客様の質問に答えているサイトが、AIの答えでも使われる土台になります。呼び名の違いはLLMO・AIO・GEOの違いにまとめています。
大阪の会社が、今年やる5つの段階
限られた人手で進める中小企業は、全部を同時にやるより、前の段階から順に固めるほうが無駄がありません。前の段階が抜けていると、後の工夫は効きにくくなります。
| 段階 | やること | 詳しい記事 |
|---|---|---|
| 1. 技術の土台 | ページが検索に読まれ、登録されているかを確かめる | サーチコンソールの使い方 |
| 2. 地域の情報 | 住所・対応地域・Googleビジネスプロフィールをそろえる | 会社概要を、AIに正しく伝わる形に書く手順 |
| 3. 答えになるページ | お客様の質問に、1つずつ答えるページを作る | よくある質問ページの作り方 |
| 4. 比べて選ばれる情報 | 進め方、できないこと、事例を載せる | この記事の下の節 |
| 5. 計測 | 表示・クリック・問い合わせを毎月見て直す | AIから来た訪問と問い合わせを、どう数えるか |
1. 技術の土台を確かめる
最初に、ページが検索エンジンに読まれ、登録されているかを確かめます。Search Consoleにサイトを登録し、大事なページがインデックスに登録されているかを、URL検査で1枚ずつ見ます。サイトマップも送っておきます。
あわせて、robots.txtで検索の読み取りを止めていないか、スマホで文字が読めるか、大事な情報を画像の中だけに書いていないかを見ます。AIの読み取りプログラムごとの確かめ方は、robots.txtでAIの読み取りを拒否すべきかにまとめています。
なお、Googleはキーワードのメタタグを使っていないと説明しています(Google 検索セントラル:SEO スターター ガイド、2026年10月3日確認)。昔ながらの「キーワードを並べる」設定に時間をかける必要はありません。
2. 地域の情報とGoogleビジネスプロフィールをそろえる
地域で探される会社にとって、Googleビジネスプロフィールは大事な入り口です。Googleは、生成AI機能向けのガイドで、ローカルビジネスの情報をGoogleビジネスプロフィールで提供すると、AIの回答と検索結果の両方で表示されやすくなると案内しています(生成AI機能向けの最適化ガイド、2026年10月3日確認)。
Googleのローカル検索の順位は、主に「関連性」「距離」「知名度」の3つで決まると説明されています。知名度は、リンクしているウェブサイトの数やクチコミの数などの情報に基づくとされ、Googleは順位を上げるための依頼や支払いには応じていないとも書いています(Google ビジネスプロフィール ヘルプ:ローカル検索の掲載順位について、2026年10月3日確認)。
やることは、社名・住所・電話番号・事業の説明を、サイトの会社概要とGoogleビジネスプロフィールで一字一句そろえることです。オフィス型の会社の登録の考え方は、MEO対策とはに、登録からオーナー確認、毎月の更新までの手順はGoogleビジネスプロフィールの始め方と使い方に書いています。
3. 答えになるページを作る
お客様が検索やAIに実際に聞く質問を書き出し、1つの質問に1つのページで答えます。冒頭の2〜3文で答えを言い切り、その後に理由や手順を続けます。
Googleは、すでに他の場所にある情報をまとめ直しただけの内容より、実際の経験などの独自の視点がある内容の価値を挙げています(生成AI機能向けの最適化ガイド、2026年10月3日確認)。自社の現場の手順、実際によく聞かれること、確かめた数字は、ほかの会社には書けない情報です。
4. 比べて選ばれる情報を載せる
検索やAIで候補に挙がっても、最後に選ばれるかは、ページを見たお客様が判断します。比べるときに知りたいことを、先回りして載せておきます。
- 依頼から納品までの進め方と、それぞれの段階でお客様にお願いすること
- できないこと、引き受けないこと
- 打ち合わせの方法(訪問できる範囲と、オンラインで対応する範囲)
- 誰が担当するか。書き手や担当者のページ
どの記事にも、誰が、いつ書いたかを書いておくと、読む人にも検索エンジンにも、情報の出どころが伝わります。
5. 計測して直す
最後に、数字を見て直します。測り方は、下の「効果の測り方」の節にまとめました。Googleは、変更が検索に反映されるまでに、数時間かかるものも数か月かかるものもあると説明しています(SEO スターター ガイド、2026年10月3日確認)。1か月で結論を出さず、同じ数字を続けて見ます。
5つの段階のうち、1と2は多くの場合、設定と情報の見直しで済みます。時間がかかるのは3と4で、ここが会社ごとの差になります。最初の1か月で1と2を終え、その後は毎月、答えになるページを少しずつ足していく進め方が、少ない人手でも続けやすい形です。
大阪の会社が使える、正当な地域の情報
「大阪」で探される会社が、地域の情報をどう書けばよいかを整理します。どれも、事実をそのまま書くことが前提です。
住所と対応地域は、文章でも書く
会社概要の表に住所を載せるだけでなく、「大阪市〇〇区を拠点に、大阪府と兵庫県の会社を中心に対応し、それ以外の地域にはオンラインで対応しています」のように、拠点・主に対応する地域・対応の仕方を文章で書きます。実際に対応していない地域まで並べるのは逆効果です。
Googleビジネスプロフィールのビジネス名には、看板などで実際に使っている名前を使い、キーワードや地域名を足してはいけないとされています(Google ビジネスプロフィール ヘルプ:ビジネス情報のガイドライン、2026年10月3日確認)。「〇〇株式会社 大阪 ホームページ制作」のような名前にはしません。
地域の公的な情報を、一次情報として使う
大阪府や市が公開している統計、相談窓口、制度の情報は、出典を示して使える一次情報です。たとえば大阪府の統計課のページでは、国勢調査や経済センサスなど、府が担当する統計調査が案内されています(大阪府:統計課、2026年10月3日確認)。
自社の仕事に関係する地域の数字や、その地域で使える公的な相談先を、出典と確認した日を付けて載せると、地域名を入れるだけのページとは違う、その地域のお客様に役立つページになります。大阪・兵庫の市ごとの相談先は、地域別のまとめに載せています。
大阪の取引先に向けた事例は、社名を出さずに書ける
事例を載せたいけれど、お客様の名前は出せない、ということはよくあります。その場合も、次の項目なら、多くは社名なしで書けます。載せる前に、お客様に内容を確かめてもらいます。
| 書く項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 業種と規模 | 「大阪市内の、社員20名ほどの製造業」 |
| 地域 | 市区までにとどめ、会社が特定されない範囲にする |
| 困っていたこと | 依頼の前に、実際に困っていたこと |
| やったこと | どの順番で、何を変えたか |
| 変わったこと | 確かめられた事実だけを書く。数字は、確かめた期間と一緒に書く |
避けたい手口:地域名の差し替えと順位の保証
地域名だけを差し替えたページの量産
「大阪市のSEO対策」「堺市のSEO対策」「東大阪市のSEO対策」と、地域名だけを変えた同じ内容のページを大量に作る手口があります。Googleは、特定の類似した検索語で上位に表示されることを目的にサイトやページを作ることを「誘導ページの不正使用」としてスパムに関するポリシーで禁じていて、その例に、特定の地域や都市を対象にしたドメイン名やページを複数持ち、1つのページにユーザーを誘導することを挙げています。同じポリシーでは、価値を加えずに大量のページを作ることも禁じています(Google 検索セントラル:スパムに関するポリシー、2026年10月3日確認)。
地域ごとのページを作るなら、その地域ならではの事情や相談先、その地域のお客様から実際に聞かれることを書きます。違いが書けないなら、1つのページに対応地域を書き分けるほうが合っています。
順位の保証
Googleは、SEO業者を選ぶときの注意として、掲載順位を保証すると主張する業者や、Googleとの「特別な関係」を強調する業者に注意するよう案内しています(Google 検索セントラル:SEO 業者の利用を検討する、2026年10月3日確認)。SEOスターターガイドにも、ランキングがトップになるような秘訣はないと書かれています。AIの答えへの掲載も、同じく誰かが約束できるものではありません。外部に頼むときの比べ方は、SEO・LLMO対策を頼む会社の選び方にまとめています。
効果の測り方
まず見るのは、Search Consoleの検索パフォーマンスです。クリック数、表示回数(インプレッション数)、クリック率、平均掲載順位を、検索語(クエリ)やページごとに見られます(Search Console ヘルプ:検索パフォーマンス レポート、2026年10月3日確認)。
| 見るもの | どこで | 分かること |
|---|---|---|
| 「大阪」を含む検索語での表示 | Search Console の検索パフォーマンス(クエリ) | 地域の条件で探す人に見つけてもらえているか |
| ページごとの表示とクリック | Search Console の検索パフォーマンス(ページ) | どの答えのページが読まれているか |
| GoogleのAI機能での表示 | Search Console の生成AIパフォーマンスレポート | AIの機能での表示回数と、表示の多いページ |
| 問い合わせ | 問い合わせフォームと、その記録 | 検索やAIから来た人が、問い合わせたか |
AIによる概要やAIモードに表示された分も、Search Consoleの検索タイプ「ウェブ」の数字に含まれます(AI 機能とウェブサイト、2026年10月3日確認)。生成AIパフォーマンスレポートは段階的に公開されていて、使えないサイトや、表示が少なくて数字が出ないサイトもあります(Search Console ヘルプ:生成 AI パフォーマンス レポート、2026年10月3日確認)。
これに加えて、お客様が聞きそうな「大阪で〇〇を頼める会社は?」といった質問を5〜10個決め、毎月同じ日にAIに聞いて、自社が挙がったか、説明が正しいかを記録します。AIからの訪問の数え方は、AIから来た訪問と問い合わせを、どう数えるかに書いています。
もっと詳しく知りたいときの記事
| 知りたいこと | 記事 |
|---|---|
| LLMOの考え方 | LLMOとは? |
| 大阪の会社がLLMOで最初にやること | 大阪の中小企業が、LLMO対策を始めるときに最初にやること |
| やらなくていいこと | AIO対策とは |
| AI検索ごとの見つけ方と段階別のチェック | GEO対策とは |
| 会社の情報を機械に伝える | 構造化データとは |
| 頼む会社の比べ方 | SEO・LLMO対策を頼む会社の選び方 |
| ホームページから作り直す場合 | 大阪でホームページ制作を頼む前に |
私たちも、自社のサイトで同じ順番で進めている
bundlyzeは、この記事の5つの段階を、自社のサイトでそのまま進めています。会社概要と構造化データで対応地域を書き分け、お客様に聞かれる問いに1本ずつ答えるコラムを書き、Search Consoleで数字を見ています。やったことと数字は、良くない数字も含めてbundlyzeのLLMO・SEO実践記録で毎月公開しています。お客様に勧めることは、まず自社で試すようにしています。
この記事を書いている技術責任者の津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とするエンジニアです。
自社のサイトの準備がどこまでできているかは、AI検索の自己チェック(14問)でも確かめられます。
よくある質問
AIの答えが出るようになって、SEO対策は意味がなくなりましたか?
大阪の会社は、何から始めればいいですか?
「大阪市」「堺市」など、市ごとのページを作ったほうがいいですか?
SEO対策の効果は、どのくらいで出ますか?
順番を守れば、少ない人手でも続けられる
大阪の会社のSEO対策は、AIの答えが出る今も、読まれる土台、正しい地域の情報、答えになるページ、選ばれる情報、計測という順番で進めることに変わりはありません。特別な仕掛けより、自社にしか書けない情報を、順番どおりに積み上げることが近道です。
まずはSearch Consoleを開いて、「大阪」を含む検索語で、自社がどのページで表示されているかを確かめてみてください。そこから、次に作るページが見えてきます。
ご相談
検索やAIでの見つかり方について、いまの状況をお聞かせください。
「何から手をつければいいか分からない」という段階からで構いません。返信は担当者が直接お送りします。

