この記事の結論
SEO・LLMO対策を頼む会社は、7つの基準で比べると選びやすくなります。何を成果として、どう測るか。誰が実際に手を動かすか。どこまで対応するか。手法がGoogleなどの公式の考え方に沿っているか。自社のサイトで実践しているか。アカウントや記事が誰のものになるか。どの地域で、どう打ち合わせるか。この7つを契約の前に質問で確かめ、「順位を保証する」「AIに必ず載せる」といった約束をする会社は避けます。検索で上位に入ることも、AIに名前を挙げてもらうことも、誰かが約束できるものではないからです。
先に、自社が何を頼みたいのかを決める
SEO・LLMO対策と一口に言っても、頼める仕事の中身はさまざまです。会社を比べる前に、自社がどれを頼みたいのかを決めておくと、見積もりや提案を同じ物差しで比べられます。
| 頼む仕事 | 中身 | 向いている状態 |
|---|---|---|
| 診断 | 今のサイトが検索やAIからどう見えているかを調べ、直す順番を出す | 何が問題か分からない |
| サイトの改修 | ページの構成、表示の速さ、構造化データ、内部リンクなどを直す | 記事はあるのに検索に出てこない |
| 記事やページの制作 | お客様の質問に答える記事や、サービスのページを作る | 書く人も時間もない |
| 計測と振り返り | 検索やAIからの訪問、問い合わせを数え、毎月見直す | 何が効いているか分からない |
LLMOとSEOの関係は、LLMOとは?にまとめています。土台は同じで、AIの検索も、検索で見つかるページを読んで答えを作ります。呼び名の違い(LLMO・AIO・GEO)が気になる場合は、LLMO・AIO・GEOの違いを読んでから比べると、提案の言葉に惑わされにくくなります。
比べる基準は7つある
各社の提案を受けたら、次の7つの基準で並べて比べます。
| 基準 | 確かめること | はっきりしない答えの例 |
|---|---|---|
| 成果の決め方と測り方 | 何を成果とし、どの画面で、誰が数えるか | 「順位とアクセスが上がります」 |
| 担当者 | 毎月の作業と判断をする人は誰か。ほかに何社を受け持つか | 「経験豊富なチームで対応します」 |
| 対応範囲 | 記事だけか、サイトの改修や計測、問い合わせの導線まで見るか | 「幅広く対応します」 |
| 手法の透明さ | 何をなぜ変えるのかを説明し、公式の考え方に沿っているか | 「独自の手法なので詳しくは言えません」 |
| 自社での実践 | 自社のサイトで同じことをやり、その記録を見せられるか | 「お客様の成果が出ています」だけ |
| データと成果物の持ち主 | 計測のアカウント、記事、サイトの管理が誰の名義か。解約後どうなるか | 「こちらで管理しておきます」 |
| 地域と打ち合わせの仕方 | 対面で会えるか、オンラインでどこまでできるか | 「全国対応です」だけ |
どれか1つで決めるのではなく、自社にとって外せない基準を2〜3個決め、そこで比べるのがおすすめです。
成果は、「引用」「言及」「問い合わせ」に分けて決める
LLMO対策の成果は、検索の順位のように1つの数字では見えません。私たちは、次の3つに分けて考えています。
- 引用:AIの答えに、自社のページが出典としてリンク付きで示されること
- 言及:「大阪で〇〇を頼むなら」といった比べて選ぶ質問で、AIの答えに自社の名前が挙がること
- 問い合わせ:検索やAIを入り口にした人が、実際に問い合わせてくれること
引用は調べものの質問で起き、言及は比べて選ぶ質問で起きます。どちらを増やしたいかで、作るべきページが変わります。提案を受けたら、「この施策は3つのうちどれを増やすためのものですか」と聞いてみてください。答えが具体的な会社は、施策の目的を説明できる会社です。
AIから来た訪問や問い合わせの数え方は、AIから来た訪問と問い合わせを、どう数えるかに書いています。Googleの生成AIの表示は、Search Consoleの「生成AIパフォーマンスレポート」で確かめられます(Search Console ヘルプ)。
データと成果物は、自社の名義で持つ
見落とされやすいのが、データと成果物の持ち主です。Search Console、Googleアナリティクス、Googleビジネスプロフィールなどのアカウントが依頼先の名義だと、契約を終えたときに、これまでの記録を引き継げないことがあります。
アカウントは自社の名義で作り、依頼先には権限を渡す形にしておきます。作ってもらった記事やページを、解約後も自社のサイトで使い続けられるかも、契約書で確かめます。Web広告でも同じ考え方で、Web広告の運用代行、任せる前に確認しておきたいことにも書いています。
避けたい売り文句
次のような言葉が提案に出てきたら、その理由を詳しく聞き、納得できなければ見送ります。
| 売り文句 | 避けたい理由 |
|---|---|
| 「1位を保証します」「必ず1ページ目に出します」 | Googleは、SEO業者を選ぶときの注意として、順位を保証する業者を挙げています(Google 検索セントラル:SEO 業者の利用を検討する) |
| 「ChatGPTやAIに必ず紹介させます」 | AIの答えは、質問の言い方やそのときの検索結果で変わります。誰かが掲載を約束できるものではありません |
| 「Googleと特別な関係があります」 | 同じGoogleの案内で、注意すべき業者の特徴として挙げられています |
| 「llms.txtを置けばAI対策は完了です」 | Googleは、AI機能のためにllms.txtなどの特別なファイルは必要ないと説明しています(Google 検索セントラル:生成AI機能向けの最適化ガイド) |
| 「地域名を変えたページを100枚作ります」 | 地域名だけを差し替えたページの量産は、誘導ページとしてスパムに当たるおそれがあります(Google 検索セントラル:スパムに関するポリシー) |
| 「AIで記事を毎月大量に作ります」 | 価値を加えずに大量のページを作ることは、同じポリシーで禁じられています。本数より、自社にしか書けない中身があるかが大事です |
| 「AIにだけ読ませる文章を入れます」 | 人に見えない内容を検索向けに入れることは、スパムとして扱われるおそれがあります |
困るのは、こうした手法でサイトの評価が下がったとき、その影響を受けるのは依頼した会社のサイトだということです。契約が終わっても、サイトは自社に残ります。
契約の前に聞いておきたい質問
打ち合わせの段階で、次の質問をしておくと、比べやすくなります。答えをメモして、各社を同じ表に並べてみてください。
- この施策で、何を成果として数えますか。どの画面で確かめられますか
- 毎月の作業と判断をするのは誰ですか。その人と直接やりとりできますか
- 記事を書く人、サイトを直す人、数字を見る人は、同じ会社の人ですか
- 最初の3か月で、何をどの順番でやりますか。その理由は何ですか
- 変更した箇所は、毎月の報告で分かるようになりますか
- 御社のサイトでも同じことをしていますか。その記録を見せてもらえますか
- Search Consoleなどのアカウントは、誰の名義で作りますか
- 作ってもらった記事やページは、契約を終えた後も使えますか
- Bing Webmaster Toolsなど、Google以外の検索への登録も見てもらえますか
- うまくいかなかったとき、どの時点で、どう方針を見直しますか
質問への答えの良し悪しは、専門知識がなくても判断できます。見るのは、「具体的か」と「できないことを、できないと言うか」の2点です。すべてに「大丈夫です」と答える会社より、「それはお約束できません」と言える会社のほうが、任せてからの行き違いが少なくなります。
決める前に、公的な窓口で考えを整理する
依頼先を決める前に、そもそも外に頼むべきか、何から始めるべきかを、第三者に相談したい場合もあります。大阪の中小企業なら、国が設置した無料の経営相談所も使えます。
| 相談先 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 大阪府よろず支援拠点 | 中小企業・小規模事業者が、経営のさまざまな相談を何度でも無料でできる。相談の分野に、ホームページ・SNS・ITツールの活用も含まれる。予約制。運営は公益財団法人大阪産業局 | 大阪府よろず支援拠点:はじめてご利用される方へ |
兵庫県や神戸市の会社が使える窓口は、神戸・兵庫で、Web集客やシステムを頼むときの選び方と、使える公的な相談先に載せています。どの窓口も、特定の会社を勧める場ではありませんが、提案書の読み方や、自社の優先順位を整理するのに役立ちます(2026年10月1日確認)。
私たちが強い基準と、向かない会社
最後に、私たちbundlyzeについても、この7つの基準に沿って正直に書いておきます。
強いと考えている基準
- 対応範囲:SEO・LLMOの対策から、Web広告、ホームページ制作、システム開発までを一社で対応しています。検索やAIから来た人を、問い合わせまでつなぐ導線や計測もまとめて見られます
- 自社での実践:このコラムを含む自社のサイトで、LLMOの取り組みを実践し、その記録を残しています。お客様に勧めることは、まず自社で試しています
- 地域:JR大阪駅直結のグラングリーン大阪に事務所を置き、大阪・兵庫を中心とした関西のお客様と、全国のお客様にオンラインで対応しています
向いていないと考えている会社
- 順位や、AIでの掲載を約束してほしい会社。私たちは、約束できないことは約束しません
- 中身よりも、記事の本数を短い期間で増やしたい会社
- 計測や振り返りをせず、作業だけを任せたい会社
この基準で比べて、私たちが合わないと感じたら、ほかの会社を選んでいただくのが正しい判断です。
よくある質問
SEOの会社とLLMOの会社は、別々に頼むべきですか?
大阪の会社に頼んだほうがいいですか?
今の依頼先を続けるか迷っています。何を確かめればいいですか?
比べる物差しを持てば、売り文句に迷わない
SEO・LLMO対策の会社選びで迷う理由の多くは、各社の提案が違う言葉で書かれていて、並べて比べられないことです。7つの基準と10の質問を物差しにすれば、会社の規模や知名度に関係なく、自社に合う相手を選べます。
まずは、手元にある提案書や、気になっている会社のサイトを、7つの基準の表に当てはめてみてください。埋まらない欄があれば、そこが次の打ち合わせで聞くべきことです。
ご相談
検索やAIでの見つかり方について、いまの状況をお聞かせください。
「何から手をつければいいか分からない」という段階からで構いません。返信は担当者が直接お送りします。
