この記事の結論
明石の店や会社がWeb集客や予約の仕組みを外に頼むときは、「引っ越してきたばかりの家族が、まだ知らない街で、何を頼りに店を探すか」を先に考えておくと、依頼先との話が具体的になります。明石市の人口は2013年から13年続けて転入が転出を上回り、年齢別では、0歳から4歳の子どもと、25歳から39歳の親の世代で転入超過が続いています。こうした家族は、近所の店を地図と検索で一から探し、子どもを連れて行けるかを行く前に確かめます。転入と転出は毎年3月と4月に集中するので、その前に情報を新しくしておくことが、明石の小さな会社の出発点だと私たちは考えています。一方で、転入超過の幅はここ2年で小さくなっていて、来てくれた家族に通い続けてもらう工夫もあわせて考えておきたいところです。整理の段階から、明石商工会議所の経営相談や、明石市産業振興財団の専門家相談を使えます。
明石の店や会社は、「引っ越してきた家族が、何を頼りに探すか」から考える
「ホームページを新しくしたい」「地図に出るようにしたい」「予約をネットで受けたい」と依頼先に話すと、多くの場合、作るものの話から始まります。けれど明石で、近くに住む家族を相手に仕事をしている店や会社なら、その前に確かめておきたいことがあります。新しく明石に住み始めた人が、自社をどうやって知り、何を見て決めるのかです。
明石市が公表している人口の統計を確かめると、明石の店や会社には、次の3つの事情があります。私たちは、依頼の前にこれを自社に当てはめておくとよいと考えています。
| 明石の事情 | 出典 | 依頼の前に整理すること |
|---|---|---|
| 2013年から13年続けて転入が転出を上回っている。2025年は、25歳から39歳で991人、0歳から4歳で65人の転入超過 | 明石市「人口の動き(令和7年中の人口動態)」 | 自社のお客様に、明石に来て間もない家族はどのくらいいるか。その人たちは自社をどうやって知るか |
| 県内からの転入超過の5割以上が神戸市から。転入と転出は毎年3月と4月に多い | 同上 | 引っ越しの季節の前に、地図とホームページの情報は新しいか |
| 転入超過は2023年の1,910人から、2024年は1,429人、2025年は959人と小さくなっている | 同上 | 新しく来る家族を待つだけでなく、来てくれた家族に通い続けてもらう仕組みはあるか |
明石には、親の世代と小さな子どもが移り住んでいる
明石市の「人口の動き(令和7年中の人口動態)」によると、2025年の明石市への転入は1万1,372人、明石市からの転出は1万413人で、959人の転入超過でした。転入超過は2013年から13年続いていて、人口は13年続けて増えています(明石市:人口動態の「令和7年中の人口動態」、2026年10月2日確認)。2026年9月1日の推計人口は30万7,048人、世帯は13万8,070世帯です(明石市:推計人口、2026年10月2日確認)。
同じ資料で年齢別に見ると、転入も転出も20歳から44歳が多く、0歳から4歳と、25歳から39歳では転入超過が続いていると説明されています。2025年の転入超過を5歳ごとに見ると、次のとおりです。
| 年齢 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| 0歳から4歳 | 289人 | 188人 | 65人 |
| 5歳から9歳 | 85人 | 100人 | 35人 |
| 25歳から29歳 | 614人 | 487人 | 616人 |
| 30歳から34歳 | 428人 | 434人 | 273人 |
| 35歳から39歳 | 243人 | 133人 | 102人 |
| 全体 | 1,910人 | 1,429人 | 959人 |
25歳から39歳の転入超過は、2025年は991人で、市全体の転入超過959人を上回っています。小さな子どもの数も転入が上回り続けていることとあわせると、子育て中か、これから子育てをする世代の家族が、明石に移り住んでいると読める、と私たちは考えています。市は、高校を卒業するまでのこども医療費や、小学校と中学校の給食費などを、保護者の所得制限なしで無料にしていると案内しています(明石市:明石で子育て、2026年10月2日確認)。
ただし、上の表のとおり、0歳から4歳の転入超過も、市全体の転入超過も、この2年で小さくなっています。新しく来る家族は今も多いものの、その数がずっと増え続ける前提で考えないほうがよい、と私たちは考えています。
引っ越してきた家族は、近所の店を一から探す
明石に移り住んだ家族の多くは、前に住んでいた街で通っていた店や、かかっていた医院、子どもの習い事を手放して来ています。新しい街では、どこに何があるかを知りません。知り合いに聞く前に、まずスマホの地図や検索で、近所の店を一から探して比べることになります。
県内からの転入では、神戸市から来る人が多く、2025年の県内からの転入超過553人のうち283人を神戸市が占めます。神戸市の区の中では、西区と垂水区との行き来が特に多くなっています。近くの街から来た家族は、前の街で使っていたのと同じ種類の店を、明石でも探すことが多い、と私たちは考えています。
子どもを連れている家族が、行く前に確かめることは、大人だけのお客様とは少し違います。
| 家族が行く前に確かめること | ホームページや地図に置いておくこと |
|---|---|
| 子どもを連れて入れるか | 子ども連れで来るお客様を受け入れているか。ベビーカーのまま入れるか、子どもが待てる場所があるか |
| 車で行けるか | 駐車場の有無と台数、近くの駐車場の案内。駅やバス停からの道 |
| 待たずに済むか | 予約ができるか、混む曜日と時間帯。子どもの昼寝や送り迎えの時間に合わせて行けるか |
| どのくらいかかるか | 時間の目安と、費用が何で変わるか。子どもの分の扱い |
| 初めてでも分かるか | 初めての人への説明、よくある質問。何を持って行けばよいか |
こうした情報は、聞けば答えられることばかりです。けれど、小さな子どもを抱えた家族は電話をかけにくく、分からない店は候補から外して、分かる店を選びがちだと私たちは考えています。行く前の不安に、ページの上で先に答えておくことが、選ばれる理由になります。地図の検索で候補に入るための設定はMEO対策とは。来店型のお店でない会社が、Googleマップに出るためにやることに、よくある質問の書き方はよくある質問ページの作り方。検索とAIに拾われる、問いと答えの書き方にまとめています。
なお、西宮のように平日の昼は住む人の多くが市外にいる街で、店が閉まっている時間の受け方を考える記事は、西宮の小さな店や会社が、近くに住む人にスマホで比べられて選ばれるために整えることに書いています。明石では、それに加えて、街に来て間もない人が、まだ店を何も知らない状態から探し始める点を考えておきます。
引っ越しの多い3月と4月の前に、情報を新しくしておく
明石市の資料では、転入も転出も毎年3月と4月に多く、就職や転勤、卒業と入学の時期で人の動きが活発になるためと説明されています。2025年は、3月に1,857人、4月に1,181人が明石に転入しました。
引っ越してきた家族が近所の店を探すのは、引っ越しの直後から、新しい生活が落ち着くまでの間が多いはずです。そのときに見られる地図やホームページの情報が古いままだと、最初の比べる場面で外されてしまいます。年が明けたら、次のことを確かめておくとよいと私たちは考えています。
- 地図とホームページで、営業日と時間、休みの日、駐車場の情報が同じで、今の内容になっているか
- 店の中や入口の写真が、今の様子と合っているか。子ども連れで来る人が気にする場所が写っているか
- 新しく来た人向けの案内(初めての人へ、よくある質問)が、ページの分かりやすい場所にあるか
- 予約や問い合わせの入口が、スマホで迷わず見つかるか
春に来てくれた家族に通い続けてもらうには、2回目からの入口も考えておきます。たとえば、次の予約を取りやすくする、お知らせを受け取れるようにする、といった仕組みです。転入超過の幅が小さくなっていることを考えると、新しいお客様を探すことと同じくらい、来てくれた家族との関係を続けることが大事になる、と私たちは考えています。
魚の棚や明石焼の店も、新しく住む家族には「近所の店」になる
明石には、地域の商いの顔もあります。明石市によると、魚の棚商店街は、約400年前の明石城の築城とともに生まれたと伝えられ、全長350メートルのアーケードに約110の店が並びます(明石市:わがまちあかし十景(魚の棚)、2026年10月2日確認)。たこ焼きのルーツともいわれる明石焼(玉子焼)の店は、市内に約70軒あると市は紹介しています(明石市:明石を楽しむ、2026年10月2日確認)。
名物の店は、遠くから来る人に向けて紹介されることが多いものです。けれど明石に移り住んだ家族にとっては、週末に子どもと出かける、近所の店の一つでもあります。観光で来る人と、近くに住む家族とでは、知りたいことが違います。住む家族は、子どもを連れて並べるか、持ち帰りができるか、平日の夕方に買いに行けるかを気にする、と私たちは考えています。遠くからのお客様向けの説明に加えて、近くに住む家族向けの一言を、ホームページや地図に足しておくとよいでしょう。
明石で、依頼先を決める前に使える相談先
明石には、依頼先を決める前の段階から使える相談先があります。兵庫県全体の窓口と、ほかの地域の窓口は大阪・兵庫・関西で、Webやシステムを頼む前に相談できる公的な窓口。地域別のまとめにまとめています。明石の会社は、まず市内の窓口から当たるのが確実です。
| 今の段階 | 相談先 | 確かめたこと(2026年10月2日) |
|---|---|---|
| 店の売り方や集客の進め方を、まず聞いてみたい | 明石商工会議所:経営相談 | 経営指導員が、窓口や事業所への巡回で、仕入や販売、市場調査などの相談に応じる。小規模事業者の店に診断員が出向いて、具体的な改善の提案をする商業診断もある。会員は原則として診断料が無料と案内されている |
| 決まった分野の専門家に相談したい | 明石商工会議所:無料相談室 | 税理士、中小企業診断士、社会保険労務士、弁護士などが、日を決めて無料で相談に応じる。予約の方法と、会員以外が使える相談は公式で確かめる |
| 事業の課題を、専門家と一緒に整理したい | 明石市産業振興財団:専門家による経営サポート | 明石市内や近くで起業を考えている人、事業を営んでいる人が対象。中小企業診断士や税理士などの専門家が、無料で相談に応じる。オンラインでも相談できる |
| これから起業する、または起業して間もない | 明石市:創業支援の取組み | 市は国の認定を受けた創業支援の計画のもとで、明石商工会議所、明石市産業振興財団、日本政策金融公庫、兵庫県信用保証協会と連携して支援している。相談会やセミナーの日程は公式で最新を確かめる |
補助制度は、対象や募集の時期が年度ごとに決まり、予算に達して早く締め切られることもあります。使えそうな制度があれば、申請や依頼先との契約の前に、必ず公式ページで最新の内容を確かめてください。
相談先に行く前に、自社について次の3行を書いておくと、話が早くなります。「お客様のうち、明石に来て1年ほどの家族が増えている気がする」「その人たちは、子どもを連れて入れるかと駐車場を電話で聞いてくる」「春に来てくれた家族が、2回目に来ないことがある」のように、この記事の3つの事情を自社に当てはめた一文にしておくと、そのまま依頼先への説明にも使えます。
依頼先には、誰が、いつ明石に来て、何を探すかを最初に伝える
依頼先を選ぶときに確かめたい点は、大阪で、システム開発やホームページ制作を頼むときの選び方にまとめていて、明石の会社でも同じです。そのうえで、明石で近くに住む家族を相手にする会社なら、最初の打ち合わせで、次の3つを伝えてみてください。
- 今のお客様のうち、明石に来て間もない家族がどのくらいいるか。その人たちがよく聞いてくること
- 引っ越しの季節の前に、毎年見直したい情報と、それを誰が直すか
- 一度来てくれた家族に、次も来てもらうために、今していること
この3つを聞いて、ページに置く情報や地図の整え方から、2回目の予約やお知らせの受け方まで、提案が変わる相手かどうかが、明石の事情まで考えてくれる依頼先かどうかの目安になります。
bundlyzeでは、大阪(グラングリーン大阪)を拠点に、大阪・兵庫を中心とした関西の会社からのご相談に対応していて、全国からオンラインでもご相談いただけます。SEO・LLMOの対策からWeb広告、ホームページ制作、システム開発、AIの活用までを一社で対応しているので、新しく来た家族に見つけてもらうための情報と、通い続けてもらうための予約やお知らせの仕組みを、分けずに一緒に考えられます。
よくある質問
子育て世帯向けの店でなくても、この話は当てはまりますか?
転入が減っているなら、今から整えても遅くありませんか?
明石の会社は、明石の依頼先を選んだほうがいいですか?
誰が、いつ来て、何を探すかが分かれば、頼む中身が決まる
明石の店や会社がWeb集客やシステムを外に頼むときは、親の世代と小さな子どもの転入が続いていること、その動きが3月と4月に集中すること、転入超過の幅が小さくなっていることの3つを、自社に当てはめてから依頼先と話すと、提案が具体的になります。整理に迷ったら、明石商工会議所の経営相談や、明石市産業振興財団の専門家相談を頼れます。
まずは、引っ越してきたばかりの家族のつもりで、自社の仕事をスマホで検索してみてください。子どもを連れて行けるか、駐車場はあるか、初めてでも分かるかの3つに、電話をせずに答えが見つかるかを確かめるところから始められます。
ご相談
Webからの集客について、いまの状況をお聞かせください。
「何から手をつければいいか分からない」という段階からで構いません。返信は担当者が直接お送りします。