この記事の結論
Search ConsoleでAI Overview(AIによる概要)とAIモードでの表示を見るには、「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」を使います。
見られる数字は表示回数だけで、ページ、国、デバイス、日付で分けられます。
クリック数や掲載順位、検索語、AIが返した文章は、このレポートには出てきません。
2026年8月31日にすべてのサイトに向けて公開されましたが、段階的な提供のためまだ使えないプロパティがあり、生成AIの機能での表示が少ないサイトでは出ないことがあります。
AIの機能での表示は、ふだんの検索パフォーマンスの「ウェブ」の数字にも含まれているので、二つを同じページで見比べると、そのページがAIの枠でどれだけ見られているかの見当がつきます。
このサイトのSearch Consoleを見ていると、「サーチコンソール ai overview」という検索語で、GA4でAIからの流入を数える記事(GA4でAIからの流入を確認する方法)が表示されていました。
その語で探す人に答えるには、GA4の設定より先に、Search Consoleのどこを見ればAI Overviewの数字が分かるのかを書く必要があります。
その記事では開き方と出ない理由を短く書いただけだったので、ここでは、レポートの中身と読み方に絞って書きます。
生成AIパフォーマンス レポートは、左のメニューの「検索パフォーマンス」の下にある
ヘルプでの正式な名前は「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」です。
私たちのSearch Consoleでは、左のメニューの「検索パフォーマンス」の下に「生成 AI 機能」という項目が「ベータ」の印つきで並んでいて、そこから開けました(2026年10月6日)。
開いたページの題は「検索の生成 AI 機能のパフォーマンス」で、ヘルプの名前とは少し違います。
ふだんの検索パフォーマンスの画面の上に出る「レポートを開く」の案内からも、同じページに進めます。
メニューに見当たらないときは、Search Consoleのヘルプのページにある「生成 AI パフォーマンス レポートを開く」というリンクからも開けます(Search Console ヘルプ:生成 AI パフォーマンス レポート(検索)、2026年10月6日確認)。
対象になるのは、Google検索の生成AIの機能のうち、AIによる概要とAIモードの2つです。
ヘルプに挙がっているのはこの2つだけで、ChatGPTなどほかの会社のAIでの表示は、このレポートでは見られません。
Googleは、このレポートを2026年8月31日に世界中のすべてのサイトに向けて公開した、としています(同じヘルプ)。
見られるのは表示回数だけで、ページ・国・デバイス・日付で分けられる
このレポートの数字は表示回数の1つだけです。
ヘルプの定義では、生成AIの機能で、使う人に自社のサイトへのリンクが表示された回数を数えています。
生成AIの機能の枠の中に同じサイトのリンクが2つ出ても、グラフの合計では1回と数えます(同じヘルプ)。
表は、ページ、国、デバイス、日付で切り替えられます。
レポートの上のフィルタでは、検索の種類を2つから選べます。
| 検索の種類 | ヘルプの説明 |
|---|---|
| ウェブ: テキストベース | ふつうの検索窓に文字で打ち込んだ検索 |
| ウェブ: マルチモーダル | 検索の一部に画像が使われた検索 |
グラフと表は、エクスポートのボタンからダウンロードできます。
最新の日のデータは暫定の値で、グラフでは点線で表示される、ともヘルプにあります。
月ごとに記録を残すなら、確定してから、毎回同じ日に書き出すほうが比べやすくなります。
クリック数、掲載順位、検索語、AIの答えの文章は出てこない
ふだんの検索パフォーマンスのレポートを見慣れていると、まず戸惑うのが、クリック数、CTR、掲載順位の列がないことです。
検索語(クエリ)の切り口もヘルプに挙がっていないので、どんな質問でAIの枠に出たのかは、このレポートだけでは分かりません。
AIが返した答えの文章や、自社のページのどの部分が使われたかも出てきません。
「AIに正しく紹介されたか」「その結果、人が来たか」は、別の方法で確かめることになります。
紹介のされ方は、決まった質問を毎月自分で聞いて記録する方法を自社がAIにどう紹介されているかを確かめる記事に書きました。
人が来たかは、次の節のとおり、ふだんの検索パフォーマンスとGA4の側で見ます。
私たちのサイトでは、3か月で127回。多くは会社そのもののページだった
2026年10月6日に、このサイトのレポートを開いてみました。
期間は直近3か月(2026年7月4日〜10月3日)で、合計の表示回数は127回でした。
表の切り替えは「ページ」「国」「デバイス」「日」の4つで、検索語の切り替えはなく、数字の列も表示回数の1つだけでした。
| ページ | 表示回数 |
|---|---|
| トップページ | 69 |
| 会社概要 | 20 |
| ChatGPTなどのAIの回答で、自社が候補に出るには | 12 |
| 採用ページ | 4 |
| robots.txtとは。書き方の例と確かめ方 | 4 |
| プライバシーポリシー | 4 |
| 会社概要に書く項目の一覧と、AIに取り違えられない書き方 | 3 |
上位はトップページと会社概要で、合わせて89回、全体の7割ほどです。
ここから私が読み取ったのは、GoogleのAIの機能でこのサイトが出ているのは、主に会社そのものについての質問のときらしい、ということです。
ただ、検索語が出ないので、実際にどんな質問だったのかは分かりません。
「らしい」の先は、社名で検索してAIによる概要を記録した結果(自社がAIにどう紹介されているかを確かめる記事)などと照らし合わせるしかありません。
コラムの記事もAIの枠にリンクとして出ていると分かったのは、この画面からでした。
日ごとの線は、9月の終わりから1日10回前後に増えていました。
同じころにコラムの公開が増えていますが、AIの枠での表示が増えた理由がそれかどうかは、この画面からは言えません。
ふだんの検索パフォーマンスと、同じページで見比べる
ふだんの検索パフォーマンスのレポートでも、検索の種類が「ウェブ」の数字に、AIによる概要とAIモードでの表示が含まれています(Google 検索セントラル:AI 機能とウェブサイト、2026年10月6日確認)。
生成AIパフォーマンス レポートは、その「ウェブ」のデータのうち、AIの機能の分を取り出して見せるもの、と考えると位置づけが分かりやすくなります。
検索パフォーマンスの側では、AIによる概要の中のリンクが押されると1回のクリックと数えられ、AIによる概要の枠には、検索結果の中で1つの掲載順位が付きます。
AIモードの掲載順位は、ふつうの検索結果のページと同じ方法で計算されます(Search Console ヘルプ:表示回数、掲載順位、クリックとは、2026年10月6日確認)。
ただ、検索パフォーマンスの数字のうち、どのクリックがAIの枠から来たものかは、分けて見られません。
そこで私は、同じページを、期間をそろえて二つのレポートで並べて見るのがいちばん手早いと考えています。
検索パフォーマンスでのそのページの表示回数のうち、生成AIパフォーマンス レポートの表示回数がどれくらいを占めるか。
その比が大きいページは、AIの枠の中で見られていることが多いページと見てよさそうです。
そのページが検索パフォーマンスで表示されている検索語を並べると、どんな質問でAIの枠に出ていそうかの見当がつきます。
あくまで見当で、検索語ごとのAIの表示は、どちらのレポートでも確かめられません。
このサイトでも、10月4日からの数日で「aiによる概要」という検索語が14回、3〜5位で表示され、AIによる概要を説明した記事の表示は38回、平均9.1位でした(Search Console、2026年10月6日の記録)。
検索パフォーマンスの画面だけでは、この中にAIの枠の中での表示が含まれているかどうかは分かりません。
こういうときに、生成AIパフォーマンス レポートで同じ記事の行を探すことになります。
この記事は10月4日に公開したので、上の3か月の集計にはまだ入っていません。
GA4では、AIによる概要やAIモードから来た訪問は「オーガニック検索」に入り、「AI アシスタント」のチャネルには入りません。
GA4の側の見方はGA4でAIからの流入を確認する方法に書いたので、ここでは繰り返しません。
レポートが出ないときに考えられる理由は3つ
ヘルプのリンクから開いてもレポートが出ない、またはデータが空のときについて、ヘルプは次の理由を挙げています(Search Console ヘルプ:生成 AI パフォーマンス レポート(検索)、2026年10月6日確認)。
- 段階的に提供しているため、まだこのレポートを使えないプロパティがある
- サイトが、Google検索の生成AIの機能で十分な表示回数を得ていない
- (2の注として)Search Consoleの「検索の生成 AI 機能」の設定で、サイトを生成AIの機能から除外している
1は、サイトの側ではどうにもできません。
2も、すぐに変えられるものではありません。
どれくらいの表示があれば出るのかという目安は、ヘルプには書かれていません。
私たちのサイトは3か月で127回という少ない数でも開けたので、表示が少ないから出ない、とは決めつけずに、一度メニューとヘルプのリンクの両方から開いて確かめてみてください。
3は、自社で確かめられます。
設定の場所と、外したときに何が起きるかはAIによる概要(AI Overview)とはに書きました。
制作会社や以前の担当者がSearch Consoleを触っていた場合は、一度だけ確かめておくと安心です。
レポートが出るまでは、ふだんの検索パフォーマンスとBingで見ておく
レポートが出ないあいだも、AIの機能での表示は「ウェブ」の数字の中で数えられています。
Googleは、AIによる概要やAIモードに出るための追加の要件はなく、特別な最適化も要らない、としています(Google 検索セントラル:AI 機能とウェブサイト、2026年10月6日確認)。
まずは、見てほしいページがインデックスに登録されていて、検索結果に説明文(スニペット)を出せる状態かを確かめるところからです。
自分で確かめる項目はAIO対策のチェックリストにまとめています。
Microsoftの側には、Bing Webmaster Toolsの「AI Performance」があり、Copilotなどの答えで自社のページが引用された回数と、そのときにAIが使った検索語まで見られます。
ただし、この検索語は Bing や Copilot の側のもので、Google の AI の枠にどの質問で出たかを示すものではありません。
このサイトでは10月4日に開いて、直近3か月の引用は0回でした。
画面の中身と、ほかのツールとの比べ方はGEO対策のツールを選ぶ前にに書いています。
レポートが出たら、最初はページの表だけを見る
レポートが開けるようになったら、最初はグラフの増減より、ページの表を見ます。
AIの枠に出ているページが、自社で見てほしいページなのか、思ってもいなかったページなのか。
後者が多いなら、そのページに来る人が次に何を見るかを考えて、サービスや問い合わせへの道筋を足すほうが、AI向けに何かを書き足すより先だと思います。
数字そのものは、月に1回、同じ日に書き出して残すくらいで十分です。
表示回数が増えても、それだけで問い合わせが増えたことにはならないので、GA4の問い合わせの数と並べて見ます。
よくある質問
Search ConsoleでAI Overviewの表示回数はどこで見られますか?
生成AIパフォーマンス レポートで、クリック数や検索語は分かりますか?
生成AIパフォーマンス レポートが表示されないのはなぜですか?
レポートが出ないうちは、AI Overviewでの表示は数えられていないのですか?
ChatGPTやCopilotでの表示も、このレポートで見られますか?
bundlyzeは、大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、大阪・兵庫を中心とした関西の会社からSEO・LLMOのご相談を受けていて、打ち合わせはWeb会議でも対面でもできます。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とするエンジニアで、このサイトのSearch Consoleの数字をほぼ毎日記録し、Bing Webmaster Toolsもときどき開きながら、AIでの見え方の測り方を自分で試しています。
まずは、ヘルプのリンクから生成AIパフォーマンス レポートを開いて、自社のプロパティで画面が出るかどうかだけ確かめてみてください。
ご相談
検索やAIでの見つかり方について、いまの状況をお聞かせください。
「何から手をつければいいか分からない」という段階からで構いません。返信は担当者が直接お送りします。