この記事の結論
結婚式場のSEOとAI検索対策は、別々の作業ではありません。
Googleは、AIによる概要やAIモードに出るための特別な要件はなく、通常のSEOがそのまま役に立つとしています。
そのうえで式場が手をつけるのは、収容人数、挙式の形、アクセス、駐車場、料金の目安といった会場の基本を、ページの本文に文字で書くことです。
AIは1つの質問をいくつもの検索に分けて材料を集めるので、
料金の目安は、何人で、何が含まれ、何が含まれないかを同じ所に書きます。
フェアとプランはページを分けて題で中身を言い、写真には何が写っているかをaltで書き、Googleビジネスプロフィールの名前や住所を公式サイトとそろえます。
最後に、AIに式場の名前や地域と条件で聞き、答えと出典のページを記録して、足りない所を直します。
「〇〇市 結婚式場」と
結婚情報サイトの掲載が上に並ぶことの多い中で、公式サイトに何を書けば選ばれる側に入れるのかは、見えにくいところだと思います。
この記事では、公式サイトのページに何を、どう書くかに絞って書きます。
フェアの予約がどの入口から来ているかの数え方は結婚式場の集客の記事に、フェア特典の割引や「No.1」の
結婚式場のSEOとAI検索対策は、同じ土台の上にある
GoogleのAIによる概要とAIモードについて、Googleは、表示されるために追加の要件はなく、通常のSEOのやり方が引き続き当てはまるとしています。
ページがインデックスに登録され、検索でスニペットを出せる状態であることが前提です(Google 検索セントラル:AI 機能とウェブサイト、2026年10月25日確認)。
2026年10月9日に更新された生成AIの検索向けのガイドでも、生成AIの機能はコアの検索ランキングと品質のシステムの上で動くので、SEOのやり方は引き続き有効だと説明されています(Google 検索セントラル:Google 検索における生成 AI 機能に向けた最適化のための Google ガイド、2026年10月25日確認)。
同じガイドは、AIが答えを作るとき、質問に答えるために関連する問い合わせをいくつも同時に作って、検索結果を追加で集める仕組み(クエリ ファンアウト)を
たとえば「神戸で
その細かい問いの答えが自館のページに文字で書いてあれば、答えの材料に入る見込みが出てきます。
書いていなければ、材料に入りにくくなります。
二人とAIが探す言葉は、地名と条件の組み合わせ
結婚式を考える二人の探し方は、おおよそ次の3つに分かれる、と私は見ています(これは
| 探し方 | 例 | 答えになるページ |
|---|---|---|
| 地名と「結婚 | 「〇〇市 結婚式場」 | トップページ、会場の紹介、アクセス |
| 地名と条件 | 「〇〇 少人数 結婚式」 | プランのページ、挙式の形のページ、会場ごとのページ |
| 式場の名前 | 「(式場の | 料金の目安、よくある質問、アクセス |
AIへの聞き方は、これがそのまま長い文になったものです。
「〇〇市で、
ここで答えの材料になるのは、それぞれの条件に、ページの文字で答えている式場です。
会場の基本情報は、画像ではなくページの文字で書く
GoogleのAI機能のページは、重要な内容は文字で載せること、画像や動画は文字を補う形で使うことを勧めています(Google 検索セントラル:AI 機能とウェブサイト、2026年10月25日確認)。
式場のサイトでは、会場の案内やフェアのチラシを1枚の画像で載せていることがあります。
画像の中の文字は、二人がスマートフォンで拡大して読むのも手間ですし、答えの材料としても扱いにくくなります。
私は、少なくとも次の項目を、ページの本文に文字で書くことを勧めています。
| 項目 | 書き方 | この記述が答えになる質問 |
|---|---|---|
| 収容人数 | 会場ごとに、着席と立食の人数の幅(「着席20〜60名」など) | 「親族だけで |
| 挙式の形 | チャペル式、神前式、人前式など。神社などと提携しているなら、その形と移動の方法 | 「和婚が |
| アクセス | 最寄り駅と歩く時間、送迎の有無、車で来る場合の道 | 「駅から |
| 駐車場 | 台数、料金、ゲストの扱い | 「車で |
| 料金の目安 | 何人で、何が含まれ、何が含まれないか(次の | 「いくらくらい?」 |
| 少人数・親族のみ | 何人から受けるか、使える会場とプラン | 「少人数でも |
| 持ち込み | 品目ごとの可否と、かかる料金の有無 | 「衣装は |
全部を1ページに詰める必要はありません。
会場の紹介、アクセス、プラン、よくある質問のように、二人が探しに行く場所に分けて書き、どのページからも行けるようにリンクでつなぎます。
よくある質問のページを作るときの書き方は、よくある質問ページの作り方の記事にまとめました。
料金の目安は、何人で、何が含まれるかを同じ所に書く
料金を載せるかどうかは、式場ごとの判断です。
載せるなら、金額だけを先に出さないことが大事です。
消費者庁の価格表示ガイドラインは、販売価格を表示するときは、価格、その価格が当てはまる商品の範囲(関連する
婚礼のプランに当てはめると、
金額と条件が同じ所にあれば、AIが料金を答えに使うときも条件ごと読まれやすい、と私は考えています。
金額だけが独り歩きして、来館してから「聞いていた
特典の割引や「最大〇%OFF」の
フェアとプランは、1つずつページを分けて、題で中身を言う
フェアやプランを1つのページに並べていると、
1つのフェア、1つのプランに1ページを用意し、ページの題(titleの
Googleは、題はページごとに固有のものにし、具体的で簡潔にすること、同じ語を繰り返したり、どのページも同じ定型文の一部だけを変えたりしないことを勧めています(Google 検索セントラル:検索結果のタイトルリンクへの影響、2026年10月25日確認)。
「フェア一覧|
フェアのページの本文には、日程、所要時間、1回に受ける組数、試食や模擬挙式の有無、試食が有料か無料かを書きます。
終わった日程が残ったままだと、二人がもう予約できない日を見ることになるので、日程の更新は担当と曜日を決めて回します。
1つだけ避けたいのは、中身が同じページを地名だけ変えて増やすことです。
Googleのスパムに関するポリシーは、特定の地域や都市を対象にしたページを複数持って、1つのページへ誘導するものを、誘導ページの例に挙げています(Google 検索セントラル:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー、2026年10月25日確認)。
「〇〇市から
写真には、何が写っているかをaltで書く
式場のサイトは写真が主役です。
その写真が何を写しているかは、画像に付ける代替テキスト(alt)で
Googleの画像検索のガイドは、altはページの内容に沿った、情報に富む、役に立つものにし、キーワードを並べるのは避けるよう勧めています。
並べるとユーザーの使い勝手を損ね、スパムと見なされる原因にもなりうるとしています。
あわせて、画像は関係する本文の近くに置くこと、ファイル名も簡潔で分かりやすいものにすることを挙げています(Google 検索セントラル:Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス、2026年10月25日確認)。
| よくない例 | 直した例 |
|---|---|
| alt なし、または「IMG_0123」 | 「天井の |
| 「結婚 | 「庭に |
| 「写真」 | 「親族の |
チャペルや披露宴の会場だけでなく、控室、入口、駐車場のように、当日に家族が知りたい場所の写真も、何が写っているかを書いておきます。
フェアのチラシを画像で載せる場合も、日程と内容はページの本文に文字で書き、画像はその補いにします。
altにチラシの全文を詰め込む必要はありません。
構造化データは、入れる範囲を決めて、本文と合わせる
構造化データは、ページの中身を検索エンジンに決まった形で伝える書き方です。
AI検索のために入れなければならないものではありません。
生成AIの検索向けのガイドは、生成AIの検索に構造化データは必要ないとしたうえで、リッチリザルトの対象になるので、SEOの一部として使い続けることを勧めています(Google 検索セントラル:Google 検索における生成 AI 機能に向けた最適化のための Google ガイド、2026年10月25日確認)。
式場で入れるなら、まず会場の名前と住所です。
Googleのローカルビジネスの構造化データのガイドでは、必須の項目は住所(address)と
価格帯は100文字未満で書き、100文字以上だと表示されないとされています(Google 検索セントラル:ローカル ビジネス(LocalBusiness)の
フェアを「イベント」の
ただ、Googleのイベントの構造化データのガイドに載っている提供地域の一覧に、2026年10月25日の時点で日本は入っていません。
同じガイドは、イベントではない商品やサービスをイベントとして宣伝することや、短期間の割引をうたう文言を入れることを、してはいけない例に挙げています(Google 検索セントラル:イベント(Event)の
私は、フェアについては構造化データより先に、本文に日程と内容を文字で書くほうを優先します。
どの構造化データでも、守ることは同じです。
Googleのガイドラインは、ページの読者に表示されない内容をマークアップしないこと、構造化データはページの内容を正確に表していることを求め、構造化データを入れても検索結果に表示されるとは限らないとしています(Google 検索セントラル:構造化データに関する一般的なガイドライン、2026年10月25日確認)。
本文にない収容人数や料金を構造化データにだけ書く、ということはしません。
書き方の例と確かめ方は、構造化データとはの記事に載せています。
Googleビジネスプロフィールと公式サイトの表記をそろえる
「〇〇市 結婚式場」と
生成AIの検索向けのガイドも、ビジネスプロフィールなどを使うと、AIの回答とほかの検索結果の両方で商品やサービスが表示されやすくなると説明しています(Google 検索セントラル:Google 検索における生成 AI 機能に向けた最適化のための Google ガイド、2026年10月25日確認)。
ここでそろえたいのが、公式サイトとの表記です。
名前の英字とカナ、住所の書き方、電話番号、駐車場の案内が、公式サイトとプロフィールで食い違っていると、二人はどちらを信じればいいか迷いますし、AIがどちらを答えに使うかも分かりません。
Googleのビジネス情報のガイドラインは、ビジネス名には店舗やウェブサイト、ビジネスレターなどで一貫して使っている実際の名前を使い、所在地の情報やサービスの内容などを付け足さないよう求めています。
「神田駅前の
ウェブサイトは拠点ごとに1つを指定する決まりです(Google ビジネス プロフィール ヘルプ:Google に掲載するビジネス情報のガイドライン、2026年10月25日確認)。
名前に「〇〇市の
営業時間の欄は、決めにくい項目です。
同じガイドラインは、営業時間を指定すべきでないものの例に「イベント会場」を
ホテルの婚礼部門なら、同じ例に「屋内宿泊施設
サロンの受付の時間をどう入れるか、フェアの知らせ方、口コミへの返信は、結婚式場のGoogleマップ対策の記事で扱っています。
この記事では、公式サイトに見学や相談の受付の時間を文字で書いておくところまでにします。
プロフィールの登録とオーナー確認の手順はGoogle ビジネス プロフィールの登録方法に、地図で上に出る仕組みはMEO対策とはの記事にまとめています。
AI検索のために、特別なファイルや書き換えは要らない
AI検索の対策として、AI向けのファイルを置く、文章をAI向けに細かく区切る、といった提案を受けることがあるかもしれません。
生成AIの検索向けのガイドは、llms.txt のような特別なファイルを作ること、内容を細かく分けること(チャンク化)、
ここまでに書いた、会場の事実を文字で書く、ページを分けて題で中身を言う、写真に説明を付ける、表記をそろえる、という土台のほうが先です。
AIに聞いて、答えと出典のページを確かめる
書いたあとは、実際にAIに聞いて確かめます。
質問は、次の3種類を用意しておくと見え方の違いが分かります。
| 種類 | 質問の例 | 見る所 |
|---|---|---|
| 式場の名前で聞く | 「(式場の | 収容人数や料金が正しいか。古い情報が混ざっていないか |
| 地域と条件で聞く | 「〇〇市で、 | 自館の名前が出るか。出たなら、どのページが出典になっているか |
| 比べて聞く | 「〇〇駅から | 名前が出ないなら、その条件の答えが自館のページに文字で書いてあるか |
聞いた日、聞いた先(ChatGPT、
AIの答えは聞くたびに変わるので、1回の結果で判断せず、同じ質問を毎月同じ条件で並べます。
記録表の作り方は、ChatGPTに自社が推薦されているか確認する方法の記事に書きました。
Google検索の中での見え方は、Search Consoleでも見られます。
AIによる概要やAIモードからの表示やクリックは、検索の種類「ウェブ」の
レポートの見方はSearch Consoleの生成AIパフォーマンス レポートの記事にまとめています。
ページの土台だけ先に見たいときは、株式会社bundlyzeが作ったLLMO簡易診断にURLを入れてみてください。
AIは使わず、電話番号と住所が文字で書かれているか、会社の情報が構造化データで書かれているか、検索に載せない指定がないかなどを、決まった基準で点検します。
bundlyzeに頼むと、何をするか
式場のSEO・AI検索対策の
あわせて、式場の名前と、地域と条件の質問をAIに聞いた記録を作り、どのページが出典に使われているかを見ます。
直す作業は、ページの文章と題、写真のalt、構造化データ、プロフィールの表記合わせまでを受け持ちます。
まず検索とAIでの見え方を整えるところから始めるならライトで、月5万円〜(税別、
フェアやプランのページの更新・追加と、検索・AI検索の対策を月ごとに続けるならHP運用で、月10万円〜(税別、
広告やSNSの運用まで任せたい場合はWebマーケティング代行になり、月20万円〜(税別)です。
こちらは媒体に払う広告費と広告の運用手数料が別にかかります。
料金の一覧は料金のページにあります。
進め方はSEO対策・LLMO対策のページで説明しています。
bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、全国からのご相談を受けています。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門にするエンジニアです。
よくある質問
結婚式場のSEOとAI検索対策は、別々にやる必要がありますか?
AIに式場を紹介してもらうには、公式サイトに何を書けばいいですか?
料金を公式サイトに載せるときに、気をつけることはありますか?
ブライダルフェアは構造化データで書いたほうがいいですか?
写真のaltには、地名や「人気」などの言葉を入れたほうがいいですか?
Googleビジネスプロフィールの名前に「〇〇市の結婚式場」と付けてもいいですか?
bundlyzeに結婚式場のSEO・AI検索対策を頼めますか?
まとめ
結婚式場のSEOとAI検索対策は、二人が知りたい会場の事実を、公式サイトのページの文字で書くところから始まります。
手始めに、自館の会場のページを開いて、収容人数と駐車場と料金の条件が、本文の文字で読めるかを確かめてみてください。
検索やAIでの見つかり方について、
いまの状況をお聞かせください
「何から
相談の前に、いまの見え方だけ知りたい場合は
4つのAIに10の質問をした記録と、サイトの点検の結果を、30分ほどでご説明します。費用はかかりません。
