この記事の結論
結婚式場の集客は、新しい施策を足す前に、ブライダルフェアの予約がどの入口から来ているかを数えるところから始めます。
入口は、結婚情報サイト、公式サイト(検索から)、
どの経路の予約も1つの台帳に入れ、予約番号で来館と成約まで追えるようにすると、どこに手を入れれば予約が増えるかが見えてきます。
そのうえで、公式サイトのフェアのページを文字で読める形にし、Googleマップから予約まで1回で進めるようにし、Instagramから公式サイトへ渡す、という順で自社の入口を増やします。
結婚情報サイトの掲載はやめる前提にせず、役割を分けて数字で比べます。
Instagramの投稿を続けているのに、フェアの予約が増えた手応えがない。
次に何を足せばいいか迷っている式場は、少なくないはずです。
ただ、どの入口から何組の予約が来て、そのうち何組が来館し、何組が成約したのかが分からないままだと、次に何を増やせばいいかを決められません。
この記事では、結婚式場の集客をフェアの予約の入口ごとに整理し、入口ごとに用意するものと、数え方を書きます。
フェア特典の割引の書き方、解約料の説明、口コミの紹介の仕方といった決まりは、結婚式場・ブライダルのページにまとめたので、ここでは集客の入口と数え方に絞ります。
結婚式場の集客は、フェアの予約の入口を分けて考える
結婚式を考える二人は、1つの場所だけで式場を決めるわけではありません。
情報サイトで候補を並べ、気になった式場の公式サイトやInstagramで写真と料金の中身を確かめ、地図で場所を見て、フェアを予約する、という行き来をしているはずです。
私は、フェアの予約の入口を次のように分けて見ています。
| 入口 | 二人がそこでしていること | 式場が用意するもの | 予約の数え方 |
|---|---|---|---|
| 結婚情報サイト | 地域と条件で候補を並べて比べる | 掲載の写真とプラン、フェアの枠 | 情報サイトの管理画面と予約の通知 |
| 公式サイト(検索から) | 式場の名前や「地域名と | フェアの日程と内容が読めるページ、予約のフォーム | GA4の予約の送信 |
| Googleマップ | 場所、駅からの道、写真、口コミを見る | ビジネス プロフィール、予約のリンク | 予約のリンクに付けた印と、GA4の予約の送信 |
| 会場の雰囲気、料理、衣装を見る | 投稿とリール、プロフィールのリンク | リンクに付けた印と、GA4の予約の送信 | |
| 広告 | 検索の結果やSNSの画面で式場を知る | 広告と、行き先のページ | 広告の画面とGA4の予約の送信 |
| 紹介や列席のつながり | 家族や友人の式で知り、名前で探す | 名前で探したときに出る公式サイト | 予約のときに「何で |
表の右の列が埋まらない入口があれば、そこが最初に手を入れる所です。
予約の数が足りないのか、数えられていないだけなのかを分けて考えないと、増やすべき入口を取り違えます。
来館は待っていても増えにくいので、自社の入口を増やしておく
経済産業省 経済解析室は、結婚式場業の取扱件数が2013年以降、長く減る傾向にあると解説しています(経済産業省 経済解析室:結婚式場業の動向、2026年10月24日確認)。
婚姻の数や府県ごとの数字は、結婚式場・ブライダルのページに載せています。
件数が長く減っている中で、予約の入口を情報サイトの掲載だけに頼っていると、掲載を見直したくなったときに、代わりに予約を受ける場所が自社にありません。
もう1つ、取り戻せないものがあります。
どの入口から来た予約が成約したかを記録していなかった期間の分は、あとから調べ直せません。
今の時点から数え始めれば、少なくともこの先の1年分は、どの入口にお金と手間をかけるかを数字で決められるようになります。
フェアの予約は、どの入口から来ても同じ台帳に入れる
最初にするのは、施策を増やすことではなく、予約の記録をそろえることです。
情報サイトの予約、公式サイトのフォーム、電話、LINEで来た予約を、別々の表や受付のメモで管理していると、入口ごとの比べようがありません。
台帳には、1組ごとに予約番号を振り、次の項目を書きます。
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 予約の入口 | 情報サイトの名前、公式サイト、電話、LINE、Googleマップなど |
| 公式サイトの場合の流入元 | GA4に残る参照元(検索、 |
| 予約したフェア | 日程と内容 |
| 来館 | 来たか、当日に来なかったか、日程を変えたか |
| 成約 | 成約したか、しなかった理由 |
台帳の「成約」の
付ける時点が人によって違うと、同じ月の数字でも比べられなくなります。
公式サイトのフォームの送信は、GA4で数えられます。
予約の送信が完了したときのイベントにキーイベントの印を付けておくと、ビジネスにとって大事な操作として、レポートで流入元ごとに見られます(アナリティクス ヘルプ:イベントにキーイベントとしてマークを付ける、2026年10月24日確認)。
GA4では、データの保持の設定も確かめておきます。
保持の期間は2か月か14か月から選べ、この設定は探索とファネルのレポートにだけ効き、標準のレポートには影響しないと説明されています(アナリティクス ヘルプ:データの保持、2026年10月24日確認)。
予約から成約までに数か月かかる組もいるので、予約までの流れを探索で見たいなら、14か月にしておくほうが、去年の同じ時期と比べやすくなります。
公式サイトに来る人の流入元は、リンクに印を付けて分ける
Instagramのプロフィール、Googleマップの予約のリンク、チラシのQRコードから公式サイトに来た人は、何もしないとGA4の中で混ざって見えることがあります。
リンクのURLにキャンペーンの印(UTMの
Googleは、印を付けるときは utm_source(参照元)、utm_medium(メディア)、utm_campaign(キャンペーン)のinstagram と Instagram が別の数字になるので、印の付け方は一覧にして、担当が替わっても同じ書き方を使います。
このサイトでも、動画の説明欄やSNSの投稿に貼るリンクには、投稿ごとに utm_campaign を付けて、どの投稿から来た人かをGA4で分けて見ています。
入口が増えるほど、印の一覧があるかないかで、あとから見返せる数字が変わると感じています。
公式サイトのフェアのページは、日程と内容を文字で書く
検索から公式サイトに来た二人が確かめたいのは、そのフェアに行く価値があるかどうかです。
フェアのページには、日程、所要時間、1回に受ける組数、試食や模擬挙式があるか、試食は有料か無料か、駐車場、最寄り駅からの道を、文字で書いておきます。
日程や内容が写真の中の文字にしか書かれていないと、検索エンジンやAIはそれを本文として扱えず、二人がスマートフォンで文字を大きくして読むこともできません。
予約のフォームは、フェアの日程を選んで、名前、連絡先、人数の目安、希望の時期くらいまでで送れる形にします。
衣装やお料理の好みのような細かいことは、予約のあとに聞けば足ります。
電話のほうが話しやすい二人もいるので、スマートフォンではタップでそのまま発信できるリンクにし、そのタップの回数もGA4のイベントで残します。
フェアの予約が入らない原因がページにあるのか、そもそもページまで人が来ていないのかは、GA4を見やすくする方法の記事に書いた、見る画面を絞るやり方で分けられます。
Googleマップから、見学やフェアの予約まで1回で進めるようにする
式場の名前や「地域名と
地図の検索での並び順について、Googleは、検索した言葉とどれだけ合うか(関連性)、
写真や動画を載せること、特別営業時間まで含めた営業時間を入れることも勧めています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント、2026年10月24日確認)。
ビジネス プロフィールには、予約などの操作につながるリンクを追加できると案内されています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ:ローカル ビジネス リンク、2026年10月24日確認)。
管理画面に予約のリンクの項目が出ていれば、ここに公式サイトのフェアの予約のページを入れ、URLにさきほどの印を付けておくと、地図から来た予約を分けて数えられます。
写真は、チャペルや披露宴の会場だけでなく、入口、駐車場、控室のように、当日に二人や家族が迷いそうな所も載せておくと親切です。
まだオーナーの確認が済んでいない場合は、Google ビジネス プロフィールの登録方法の記事に手順を書きました。
口コミを集めるときは、Googleのポリシーにも目を通しておきます。
そこでは、クチコミを書いてもらう見返りに割引や無料のサービスを付ける頼み方が、禁止の対象に挙がっています(マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー:禁止または制限されているコンテンツ、2026年10月24日確認)。
フェアの来館特典と口コミの依頼は、切り離して案内します。
Instagramは、公式サイトのフェアのページへ渡す役にする
Instagramは、会場の雰囲気や料理、衣装を見てもらうのに向いています。
一方で、フェアの日程や料金の中身まで投稿だけで伝えるのは難しいので、私は、Instagramで興味を持ってもらい、公式サイトのフェアのページで予約してもらう、という役割の分け方を勧めています。
プロフィールのリンクとストーリーズのリンクは、行き先をフェアの予約のページにし、印を付けます。
投稿の文には、どのフェアの案内なのかと、予約はプロフィールのリンクからできることを書いておきます。
卒花の投稿を紹介したり、投稿を頼んだりするときの決まりは、結婚式場・ブライダルのページに書いています。
結婚情報サイトの掲載は、やめずに役割を分ける
情報サイトは、式場をまだ決めていない二人が、地域と条件で候補を比べる場所です。
公式サイトの入口を増やすことは、情報サイトの掲載をやめることと同じではありません。
掲載を続けるかどうかは、情報サイトから来た予約も公式サイトの予約と同じ台帳に入れ、来館と成約まで並べてから決めても遅くありません。
数字が並ぶと、比べ方が変わります。
たとえば、情報サイトからの予約は多いのに来館しない組が多い、公式サイトからの予約は少ないのに成約が多い、といった差が見えれば、掲載のプランや特典の出し方、公式サイトのどのページに力を入れるかを、感覚ではなく数字で話し合えます。
月に1回、入口ごとに予約・来館・成約を並べる
台帳と印がそろったら、月に1回、同じ表に並べます。
| 入口 | 予約 | 来館 | 成約 | 見る所 |
|---|---|---|---|---|
| 結婚情報サイト | 台帳 | 台帳 | 台帳 | 情報サイトの管理画面 |
| 公式サイト(検索から) | GA4と台帳 | 台帳 | 台帳 | Search Consoleの検索語と表示回数 |
| Googleマップ | 印を付けたリンクと台帳 | 台帳 | 台帳 | ビジネス プロフィールの実績 |
| 印を付けたリンクと台帳 | 台帳 | 台帳 | 投稿ごとのリンクの数 | |
| 広告 | 広告の画面と台帳 | 台帳 | 台帳 | 広告費と来館1組あたりの費用 |
予約の数だけでなく、予約から来館、来館から成約へ進んだ割合を見ます。
広告については、結婚式場の広告の選び方の記事に、来館1組あたりの費用で比べるやり方を書きました。
来館のあとに連絡が途切れてしまう二人が多いなら、結婚式場の公式LINEの使い方の記事も参考にしてください。
公式サイトに検索から来る人は、Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートで見ます。
Google検索の結果でのクリック数と表示回数を、検索語(クエリ)や
式場の名前で探されている回数が増えていれば、情報サイトやInstagram、紹介で知った人が、名前で確かめに来ているということです。
bundlyzeに頼むと、何をするか
集客のご相談では、公式サイト、Googleのビジネス プロフィール、Instagramと、分かる範囲の予約・来館・成約の数を並べるところから入り、どの入口で予約が止まっているかの見立てをお伝えします。
見立てが決まったら、予約の送信と電話をGA4で数えられるようにし、リンクの印の一覧を作り、フェアのページを日程と内容が読める形に整えます。
フェアのページの更新や追加と、検索・AI検索の対策を月ごとに続けるならHP運用で、月10万円〜(税別、
方針決め(情報サイトとの
こちらは媒体に払う広告費と広告の運用手数料が別にかかります。
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作業の流れは、ホームページ制作・LP制作と運用と、Webマーケティング代行のページで説明しています。
予約の記録が情報サイトごとに分かれている、Instagramから来た組数が分からない、フェアの案内が画像だけ。
どれか1つでも思い当たるなら、先月の予約を台帳にまとめ直すところからお手伝いできます。
短い質問なら、公式LINEでも受け付けています。
bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、全国からのご相談を受けています。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事を書いた津嘉山は業務システム開発とAWSを専門にするエンジニアで、このサイトの計測のタグを1か所でまとめて入れる仕組みや、Search ConsoleとGA4の数字を並べて見る仕組みも自分で組みました。
よくある質問
結婚式場の集客で、最初にすることは何ですか?
結婚情報サイトの掲載をやめて、公式サイトだけで集客できますか?
Instagramから何組の予約が来ているかは、どうすれば分かりますか?
Googleマップから直接フェアの予約を受けられますか?
bundlyzeに結婚式場の集客を頼めますか?
まとめ
結婚式場の集客は、フェアの予約がどこから来て、何組が来館し、何組が成約したかを入口ごとに数えると、次にお金と手間をかける先が決めやすくなります。
手始めに、先月のフェアの予約を入口ごとに分けて台帳へ書き出してみてください。
Webからの集客について、
いまの状況をお聞かせください
「何から
相談の前に、いまの見え方だけ知りたい場合は
4つのAIに10の質問をした記録と、サイトの点検の結果を、30分ほどでご説明します。費用はかかりません。