この記事の結論
工務店の集客は、
検索やGoogleマップで見つかる段、施工事例と家づくりの考え方で選ばれる段、資料請求と見学会予約の入口の段、予約のあとにメールやLINEで連絡が届く段、当日に来場する段です。
数字は、見つかる段をGoogleビジネスプロフィールとSearch Consoleで、入口の段をGA4で見ます。
予約のあとと来場の段は、Webの道具では数えきれないので、自社の予約の記録で数えます。
いちばん大きく減っている段から直すのが、遠回りに見えて早い進め方だと私は考えています。
「見学会の
「資料請求は
工務店の集客の相談を受けると、話はたいていこのどちらかから始まります。
どちらも、困っている場所は違います。
前者は見つかる段か入口の段で、後者は予約のあとの段で止まっています。
この記事では、工務店の集客を見学会と資料請求までの流れとして分け、段ごとに用意するものと、見る数字を書きます。
施工事例のページが検索に出ていない原因の調べ方は、施工事例が検索とAIに届かない7つの原因に詳しく書いたので、ここでは流れ全体の話に絞ります。
新築ではなくリフォームの会社で、小さな修理から大きな改修まで相談の入口をどう分けるかは、リフォームの集客の記事に書きました。
工務店の集客は、見学会と資料請求までの5つの段で考える
家を建てる人は、いきなり見学会を予約するわけではありません。
検索や地図で会社を知り、施工事例を何件か見て、資料を取り寄せるか、見学会に申し込みます。
私は、この流れを次の5つの段に分けて見ています。
| 段 | 見る人がしていること | 工務店が用意するもの | 見る数字 |
|---|---|---|---|
| 1. 見つかる | 「地域名+工務店」などで | Googleのビジネス プロフィール、地域と家の種類が分かるページ | 地図と検索での表示とクリック |
| 2. 選ばれる | 施工事例、家づくりの考え方、費用の目安を読む | 事例のページ、考え方のページ、よくある質問 | 事例のページから入口へ進んだ数 |
| 3. 入口 | 資料請求か、見学会の予約を送る | 2つに分けたフォーム、日程の一覧 | フォームの入力の開始と送信の完了 |
| 4. 予約のあと | 自動の返信、前日の案内を受け取る | メールとLINEの連絡 | 届かなかった数、変更とキャンセルの数 |
| 5. 来場 | 見学会の会場に来る | 当日の受付と記録 | 予約に対して来場した数 |
1から3まではWebの道具で数えられます。
4と5は、予約の台帳や受付の記録で数えます。
段ごとに数える場所が違うので、最初に「どの
見つかる段では、Googleマップと検索の両方に出る
家づくりの会社を探す人は、検索結果の地図の枠から会社を見ることも多いはずです。
Googleは、ローカル検索の結果は主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されると説明しています。
関連性は検索語句とビジネス プロフィールが合う度合い、距離は探している人から会社までの距離、知名度はビジネスがどれだけ広く知られているか、とされています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント、2026年10月20日確認)。
距離は工務店の側では変えられません。
手を入れられるのは関連性で、プロフィールのカテゴリ、説明、サービスの欄に、注文住宅、リフォーム、平屋など、実際に請けている仕事を正確に書いておきます。
建てられる地域が決まっているなら、その範囲もプロフィールとホームページの両方で同じ書き方にしておきます。
見学会は、ビジネス プロフィールの投稿でも知らせられます。
投稿には最新情報、特典、イベントの3種類があり、イベントの投稿にはタイトル、開始日と終了日、開始時刻と終了時刻を入れ、説明や写真、ボタンも付けられます(Google ビジネス プロフィール ヘルプ:ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する、2026年10月20日確認)。
ボタンの行き先は、ホームページの見学会の予約のページにしておくと、地図から予約までが1本でつながります。
プロフィールの整え方はGoogleビジネスプロフィールの登録方法にまとめています。
検索のほうは、Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートで見ます。
クリック数、表示回数、クリック率、平均掲載順位を、クエリ(検索語句)や
「地域名+工務店」
選ばれる段では、施工事例と家づくりの考え方を1本の流れにする
会社を知った人が次に見るのは、施工事例です。
ここで私が気にしているのは、事例のページが行き止まりになっていないかです。
事例を何件か見て「この
事例のページには、家の大きさや工法、家族の暮らし方に合わせて決めたことと一緒に、同じ考え方で建てた家を見られる次の見学会への入口を置きます。
金額の目安を書く場合は、建物の本体だけか、外構や諸費用まで入っているかを同じ画面に書きます。
見る人が比べるときに、ほかの会社の数字と混ざらないようにするためです。
施工事例と金額、お客様の声の載せ方の決まりは、注文住宅・リフォームの会社のWeb集客のページにまとめています。
家づくりの考え方のページは、会社の思いを長く書くより、
断熱や耐震の話をするなら、数値が設計の計算なのか、建てたあとの測定なのかを書き分けます。
入口の段では、資料請求と見学会の予約を分けて作る
入口は、資料請求と見学会の予約の2つに分けて作ります。
資料請求をする人は、まだ建てる時期も予算も決めていないことが多く、名前とメールアドレスくらいで済ませたいはずです。
見学会を予約する人は、日にちと人数を決める必要があるので、聞くことが少し増えます。
1つのフォームで両方を受けると、資料だけほしい人にとっては項目が多すぎ、見学会に来たい人にとっては日程を選ぶ場所が分かりにくくなります。
このサイトにも、資料を請求できる入口があります。
送ると、資料を開けるURLを書いた自動の返信メールが届く形にしました。
自動の返信には、入力された名前や本文を入れていません。
他人のメールアドレスを入れて送りつける使い方をされても、決まった文面しか届かないようにするためです。
工務店の資料請求でも、自動の返信に何を書くかは、届けたい内容と、悪用されたときのことの両方から決めています。
フォームで名前や連絡先を預かるときは、使う目的を送信の前に見せておきます。
個人情報保護委員会のガイドラインでは、自社のホームページの入力画面に入力された個人情報を本人から直接取得する場合は、あらかじめ利用目的を明示しなければならない例として挙げられ、送信ボタンを押す前に利用目的が分かるようにすることにも触れています(個人情報保護委員会:個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)
「見学会の
入口の数字は、GA4で見ます。
拡張計測機能を有効にしていれば、form_start はユーザーがセッションで初めてフォームを操作したとき、form_submit はフォームを送信したときに記録されます(アナリティクス ヘルプ:拡張計測機能、2026年10月20日確認)。
ただ、form_submit は送信ボタンを押した記録で、受け付けが済んだかとは別です。
資料請求と見学会の予約は、完了の画面が出たときに別々のイベントを送り、キーイベントとして数えておきます。
GA4の推奨イベントには、問い合わせのためにフォームを送信したときの generate_lead があります(アナリティクス ヘルプ:推奨イベント、2026年10月20日確認)。
資料請求と見学会の予約を同じ名前で送るなら、どちらの入口かが分かる値を一緒に送ります。
フォームの項目の決め方はお問い合わせフォームの作り方に書いています。
予約のあとの連絡は、メールとLINEの両方で届く形にする
予約が入っても、確認の連絡が届かなければ、来場の日まで気持ちがつながりません。
とくに見学会は予約から当日まで日が空くことが多いので、予約の直後と前日の2回は連絡が届くようにしておきます。
メールで送るなら、まず届くかどうかを確かめます。
Gmailの送信者のガイドラインでは、すべての送信者に、送信元のドメインにSPFかDKIMの認証を設定することを求めています。
1日に5,000件以上送る送信者には、SPFとDKIMの両方と、DMARCの設定も求めています(Gmail ヘルプ:メール送信者のガイドライン、2026年10月20日確認)。
工務店の予約の連絡で5,000件に届くことはまずありませんが、予約の確認が迷惑メールに入って届かない、ということは起きます。
自社のアドレスとGmailのアドレスの両方に、自分で予約を入れて確かめておきます。
LINEで連絡を受け取りたい人も多いので、公式アカウントを入口にも使います。
LINE公式アカウントのあいさつメッセージは、友だち追加されたときに送られる機能です(LINEヤフー for Business:あいさつメッセージを設定するマニュアル、2026年10月20日確認)。
ここに次の見学会の日程と予約のページを書いておくと、友だち追加をした人がそのまま予約に進めます。
公式アカウントから送るメッセージは、料金プランごとの通数に数えられます。
無料のコミュニケーションプランは月200通まで、ライトプランは月5,000円(税別)で
友だち全員に毎回送ると通数はすぐに増えるので、資料請求だけの人、見学会に来た人、相談中の人で送り分けます。
送り分けのやり方はLINEのセグメント配信のやり方に、LINEで予約まで受ける仕組みはLINE予約システムの作り方に書いています。
来場の段は、予約の記録と受付で数える
来場したかどうかは、GA4には出てきません。
ホームページで数えられるのは予約の送信までで、その先は工務店の予約の台帳や、当日の受付の記録で数えます。
予約の台帳に「どの
来場しなかった予約も記録しておくと、前日の案内が効いていたかを後から振り返れます。
段ごとの数字は、月に1回同じ表に並べる
5つの段の数字は、月に1回、同じ表に並べます。
私が並べるときは、次の形にしています。
| 段 | 数える所 | 数え方 |
|---|---|---|
| 見つかる | Search Console、ビジネス プロフィール | 検索の表示回数とクリック数、ビジネス プロフィールの管理画面の数字 |
| 選ばれる | GA4 | 施工事例のページを見た人のうち、入口のページへ進んだ数 |
| 入口 | GA4 | 資料請求と見学会の予約、それぞれの入力の開始と完了 |
| 予約のあと | 予約の台帳、メールの記録 | 確認の連絡が届かなかった数、変更とキャンセルの数 |
| 来場 | 予約の台帳、受付 | 予約に対して来場した数、入口ごとの来場の数 |
この表で、前の段から次の段へ進む数がいちばん大きく減っている所を、次の月に直します。
直すのは一度に1か所にしておくと、次の月の数字で効いたかどうかが分かります。
見学会は季節や開催の場所で予約の数が大きく変わるので、去年の同じ時期とも並べて見ます。
このサイトでも、GA4とSearch Consoleの数字を並べて、どの段で止まっているかの仮説を立て、1か所を直してまた数える、を繰り返しています。
bundlyzeに頼むと、何をするか
工務店のホームページの集客を頼まれたときは、まず今のサイトと数字を見て、5つの段のどこで止まっているかをお伝えします。
そのうえで、資料請求と見学会の予約の入口を分けて作り、GA4で入口ごとの数を数えられるようにし、施工事例のページから入口へ進めるようにつなぎます。
予約のあとの連絡を、自動の返信メールとLINEで届く形にするところも受け持てます。
費用は、ホームページの更新と、検索・AI検索の対策をまとめて受け持つHP運用が月10万円〜(税別、
1枚の見学会のLPだけを運用する場合は、LP運用が月3万円(税別、
料金の一覧は料金のページに、進め方はホームページ制作・LP制作と運用にまとめています。
ご相談をいただくことが多いのは、見学会の告知はしているのにホームページからの予約が少ない工務店、資料請求のあとの連絡が担当者ごとにばらばらになっている工務店、GA4やSearch Consoleは入っているけれど誰も見ていない工務店です。
どれか1つでも当てはまれば、今の数字を見るところからお手伝いできます。
bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点にしています。
全国からご相談いただけます。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事を書いている津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とするエンジニアで、このサイトの問い合わせと資料請求のフォーム、送信後の自動の返信も自分で作りました。
よくある質問
工務店の集客は、何から手をつければいいですか?
資料請求と見学会の予約は、同じフォームでいいですか?
見学会の予約は、LINEでも受けたほうがいいですか?
来場した数は、GA4で分かりますか?
bundlyzeに工務店のホームページの集客を頼めますか?
まとめ
工務店の集客は、見つかる、選ばれる、入口、予約のあと、来場の5つの段に分けると、どこに手を入れればいいかが見えてきます。
Webの道具で数えられるのは入口の段までで、その先は自社の予約の記録で数えます。
まずは先月の、資料請求の数、見学会の予約の数、実際に来場した数の3つを、同じ表に並べてみてください。
Webからの集客について、
いまの状況をお聞かせください
「何から
相談の前に、いまの見え方だけ知りたい場合は
4つのAIに10の質問をした記録と、サイトの点検の結果を、30分ほどでご説明します。費用はかかりません。