この記事の結論
リフォーム会社や工務店がホームページから依頼を受けるには、まず施工事例のページがGoogleに登録され、検索とAIの答えに使える状態になっている必要があります。
Googleは、AIによる概要などの生成AI機能に出る前提を、ページがインデックスに登録され、検索でスニペットが表示されることだとしています。
事例が届かない原因は、サイトマップに事例のURLがない、事例の一覧にnoindexが付いている、
サイトマップとnoindexから順に確かめると、直す順番を間違えません。
紹介と付き合いが強い業界でも、ホームページは見られている
リフォームの依頼は、今も紹介と昔からの付き合いが中心です。
国土交通省の令和7年度住宅市場動向調査では、三大都市圏でリフォームをした世帯が施工者を探した方法(複数回答)は、
前の年度の同じ調査では、インターネットは17.0%です
ネットで探す人は、まだ5人に1人ほどです。
ただ、私は紹介を受けた人も、頼む前に社名で検索して、施工事例や会社の情報を見てから電話をかけると考えています。
紹介で名前を知った人が確かめに来たときに、事例のページが検索に出てこない、出てきても写真しかない、というのはもったいない状態です。
この記事は、施工事例のページが検索とAIに届いているかを確かめる方法に絞っています。
見学会の予約や、施工事例に書く金額と性能の決まり、お客様の声の集め方は、注文住宅・リフォームの会社のWeb集客のページに、建設業の許可や現場の写真と日報の仕組みは、建設・工務店・リフォームの会社のページにまとめています。
紹介サイトに頼らず、自社のサイトで依頼を受けるには
リフォームの紹介サイトや比較サイトは、まだ社名を知らない人に見つけてもらう入口として役に立ちます。
気をつけたいのは、紹介サイトの中の事例やお客様の評価は、そのサイトの持ち物だということです。
掲載をやめれば、そこに積み上げた事例は手元に残りません。
自社のサイトの施工事例は、何年たっても会社のものとして残り、検索にもAIの答えにも使われ続けます。
紹介サイトを使うとしても、事例と会社の情報の正本は自社のサイトに置き、紹介サイトからは自社のサイトへつなぐ、という順番で考えると、どちらかに偏らずに済みます。
自社のサイトで依頼を受けるために、事例のページに要るものは多くありません。
どの地域で、どんな家の、どこを、なぜ直したのか。
費用はどのくらいで、何が含まれているのか。
工事のあとに住んでいる人がどう感じたか。
この3つが文字で書かれていれば、検索した人にも、AIにも、会社の仕事が伝わります。
施工事例が検索とAIに届かない7つの原因
原因と、確かめる場所を先に並べます。
| 原因 | 起きること | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 1. サイトマップに事例のURLがない | Googleが事例のページを見つけにくい | sitemap.xml、Search Console のサイトマップ |
| 2. 事例の一覧や詳細にnoindexが付いている | 見つけても検索の結果から外される | ページのソースの robots、URL検査 |
| 3. 「もっと | 古い事例のページにたどり着けない | 一覧のリンクの作り |
| 4. 写真に説明がない | 写真が何の工事か伝わらない | 画像の代替テキスト、ファイル名 |
| 5. 費用と地域が画像の中にしか書かれていない | 金額と地域で探す人に届かない | 事例のページの本文 |
| 6. 構造化データが画面の内容と合っていない | 書いても使われない。ガイドラインに反する | リッチリザルトテスト |
| 7. 事例とお客様の声が切れている | どの工事の感想かが分からない | 事例とお客様の声のページのリンク |
1. サイトマップに、施工事例のURLが載っていない
サイトマップは、検索に出したいページのURLをGoogleに知らせる一覧です。
Googleは、ページ数が多いサイト、新しく外からのリンクが少ないサイト、画像のようなメディアが多いサイトでサイトマップが役に立つと説明しています(Google 検索セントラル:サイトマップについて、2026年10月16日確認)。
施工事例が多いリフォーム会社のサイトは、これにそのまま当てはまります。
起きやすいのは、ホームページを作ったときにサイトマップを作り、そのあと足した事例のURLが入っていない形です。
事例を足すたびにサイトマップも自動で書き換わる作りか、手で足しているなら誰が足すのかを決めておきます。
あわせて、<lastmod>(最後に
Googleは、この値が一貫して正確だと確かめられる場合に使い、本文や構造化データ、リンクを変えたときの日付を入れるよう求めています。<priority> と <changefreq> は使わないとしています(Google 検索セントラル:サイトマップの作成と送信、2026年10月16日確認)。
すべてのページに同じ日付が入っているなら、作りを見直します。
ただし、サイトマップに載せても、すべてのページが登録されるとは限りません(サイトマップについて)。
サイトマップの書き方と送信の手順は、sitemap.xmlの作り方の記事に書いています。
2. 事例の一覧や詳細に、noindexが付いたままになっている
noindexは、ページを検索の結果から外す指示です。
Googlebotがこの指示を見つけると、そのページを検索の結果から外し、ほかのサイトからリンクされていても変わりません(Google 検索セントラル:noindex を使用して検索インデックス登録をブロックする、2026年10月16日確認)。
ホームページを作る途中で、公開前の事例に一時的にnoindexを付け、そのまま外し忘れることがあります。
CMSによっては、カテゴリやタグの一覧を検索から外す設定が、事例の一覧にまで効いている場合もあります。
同じページには、robots.txtで止めているページではnoindexの指示が読めないこと、HTTPヘッダーの X-Robots-Tag でもnoindexを伝えられることも書かれています。
確かめるときは、ページのソースだけでなく、Search Console の URL検査で、Googleが受け取った状態を見ます。
noindexとrobots.txtの使い分けは、noindexとrobots.txtの違いの記事にまとめています。
3. 「もっと見る」のボタンでしか、 次の事例が開けない
施工事例の一覧を、ボタンを押すと次の事例が読み込まれる形や、下までスクロールすると続きが出る形にしているサイトがあります。
人には使いやすい形ですが、Googleは、クローラーはボタンを「クリック」せず、
追加で読み込む内容にも、<a> 要素の href で示したURLからたどれるようにする必要があります(Google 検索セントラル:ページ分割と増分ページ読み込みのベスト プラクティス、2026年10月16日確認)。
一覧を何ページかに分けるなら、各ページに ?page=2 のような固有のURLを付け、href のあるリンクにします。
2ページ目以降の正規のURLを1ページ目にしないことも、同じページに書かれています。
事例の写真をタップすると詳細に移る作りも、onclick だけで移る形はGoogleが確実にはたどれないとされています(Google 検索セントラル:クロール可能なリンクの作り方、2026年10月16日確認)。
リンクの数の問題もあります。
私たちのサイトでも、業種と地域を組み合わせたページへのリンク元が、同じ種類のページだけになっていたことがあります。
そのうち50枚は「検出 - インデックス未登録」、
依頼の検索語で表示が出ている記事から、そのページへリンクを足しています。
リフォーム会社のサイトでも、事例が事例の一覧からしかリンクされていないなら、工事の種類のページや、地域の説明のページからも、関係のある事例へつなぎます。
4. 写真に、何の工事かの説明がない
施工事例の主役は写真です。
ただ、写真だけでは、Googleにも、AIにも、目の見えにくい人の読み上げにも、何の工事かが伝わりません。
Googleは、画像に関する情報を伝えるうえで最も重要なのは代替テキスト(alt)だとし、
キャプションやページの題名など、画像の近くの文字も手がかりにします。
CSSの背景に置いた画像は、インデックスに登録しないとも書かれています(Google 検索セントラル:Google 画像検索 SEO のベスト プラクティス、2026年10月16日確認)。
事例の写真をスライドショーにして、背景の画像として切り替えている作りは、最後の点に当たります。
代替テキストは「施工事例1」
工事の前と後の写真なら、どちらなのかも書きます。
5. 費用と地域が、画像の中にしか書かれていない
リフォームを考える人は、地域と工事の種類に、費用の手がかりを足して探します。
事例のページで、工事の費用や期間、地域を、画像の上に文字を重ねた形でしか載せていないと、検索にもAIにも読まれません。
費用、工期、地域、建物の種類と築年数は、本文の文字で書きます。
地域は、市や区まで書けば足ります。
番地や外観から家が特定されないよう、載せる範囲は施主の了承を取ってから決めます。
費用は、何が含まれる金額かを同じ場所に書きます。
たとえば、解体や処分の費用、足場、仮住まいが入っているかです。
景品表示法は、価格などの取引の条件を、実際より著しく有利だと消費者に思わせる表示(有利誤認)を
安く見える一番下の金額だけを大きく出すより、範囲と条件を並べたほうが、読んだ人にもAIにも誤解されません。
含まれるものと含まれないものを表に並べる形は、葬儀社の費用のページの書き方でも例を挙げています。
外壁塗装なら、塗った面積の目安、塗料の種類、下地の補修をしたかどうか。
水まわりなら、交換した設備と、配管まで替えたかどうか。
工事の種類ごとに書く項目をそろえておくと、事例を足す人が迷わず、事例どうしを比べる人にも読みやすくなります。
6. 構造化データが、画面の内容と合っていない
構造化データは、ページの内容を検索エンジンが読める形で書き添えるものです。
Googleの検索ギャラリーには、記事、パンくずリスト、ローカルビジネス、画像メタデータなどの型が並んでいますが、施工事例のための型はありません(Google 検索セントラル:検索ギャラリー、2026年10月16日確認)。
会社の情報のページには、会社名と住所が必須のローカルビジネス(LocalBusiness)を
事例のページには、パンくずリストと、題名・写真・公開日と更新日を書いた記事(Article)くらいで
記事の型には必須の項目がありません(Google 検索セントラル:記事(Article)の
気をつけたいのは、自社のお客様の声に星の評価を付けて構造化データに入れる形です。
Googleは、評価される会社が自分で管理しているレビューは、ローカルビジネスや組織の構造化データでも、星の表示の対象にしないとしています(Google 検索セントラル:クチコミ抜粋(Review、
全体のガイドラインでも、読者に見えない内容をマークアップしないこと、構造化データを入れても検索結果に表示されるとは限らないことが書かれています(Google 検索セントラル:構造化データに関する一般的なガイドライン、2026年10月16日確認)。
AI向けに特別な構造化データが要るわけでもありません。
Googleは、生成AI機能のために新しいマークアップを作る必要はなく、構造化データも必須ではないとしています(Google 検索セントラル:生成 AI 機能向けの最適化ガイド、2026年10月16日確認)。
型の選び方と書き方は、構造化データの記事に書いています。
7. 施工事例とお客様の声が、別々のページで切れている
お客様の声のページと施工事例のページを別々に作り、どの声がどの工事のものか分からなくなっている形は、珍しくありません。
声だけが並んでいても、読んだ人は「自分と
事例のページの終わりに、その工事を頼んだ人の声を置き、お客様の声のページからも、それぞれの事例へリンクを張ります。
地域と工事の種類、その家に住む人の感じたことが1つのページにそろうと、
声を載せるときは、本人の了承を取り、会社が手を加えてまとめたならそう分かる形にします。
広告であることの示し方や、Googleマップの口コミの頼み方の決まりは、注文住宅・リフォームの会社のWeb集客のページに書いています。
点検の順番
施工事例のページは、次の順に確かめます。
- Googleで「site:自社の
ドメイン 施工事例」と 入れ、事例のページが出てくるかを見る - Search Console の URL検査に、新しい事例のURLを1つ入れ、登録されているかを見る
- 登録されていなければ、ページのソースと URL検査の結果で、noindexが付いていないかを見る
- sitemap.xml を開き、事例のURLが載っているか、
<lastmod>が実際の更新日になっているかを見る - 事例の一覧の2ページ目以降と古い事例に、
hrefのあるリンクでたどれるかを見る - 事例の写真の代替テキストと、費用・工期・地域が本文の文字で書かれているかを見る
- 構造化データをリッチリザルトテストにかけ、画面にない内容を書いていないかを見る
- 事例とお客様の声が、互いにリンクでつながっているかを見る
1から4は、登録されているかどうかの問題です。
ここで止まっていると、5から8を直しても検索には出ません。
私たち自身も、HP制作のサービスのページを直して公開したとき、Search Console の状態は「検出 - インデックス未登録」でした
サイト内から何本もリンクしていても、Googleがすぐに読みに来るとは限りません。
直したら URL検査で登録をリクエストし、数日たってから状態を見直します。
ホームページの集客を外部に依頼するときの費用と進め方
ここまでの点検は、どれも自社でできます。
CMSの設定やサイトマップの作りに手が届かないとき、事例を足す人と時間が足りないときは、外の手を借りる方法もあります。
私たちに頼んでいただく場合は、次の順に進めます。
- 社名、工事の種類と地域、AIへの問いで、御社がどう出るかを記録します
- 上の「点検の
順番」の 1から8を、実際のページと Search Console で確かめます - 止まっている所から直し、登録をリクエストして、登録されたかを見届けます
- 事例を足すときに書く項目(費用、
工期、地域、写真の説明、お客様の声)を そろえ、続けて足せる形にします
| 頼み方 | 費用(税別) | 向いている会社 |
|---|---|---|
| 初回のご相談、AI検索・サイト診断 | 費用はかかりません | どこで止まっているかを、まず知りたい |
| AI検索・SEOの見え方を整える(ライト) | 月5万円〜(最低6か | 事例の更新は社内でできている。題名と説明文、よくある質問、登録の申請を任せたい |
| HP運用(更 | 月10万円〜(最低6か | 事例の追加や写真の差し替えも、毎月まとめて任せたい |
ホームページの作り直しが要る場合は、初期費用0円です(HP運用 月10万円〜〈税別〉の
検索の順位や、AIの答えに載ることはお約束できません。
段ごとの中身は料金に、検索とAIの両方を整える進め方はSEO・LLMO対策に、作り直しの進め方はホームページ制作にまとめています。
bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点にしています。
全国からご相談いただけます。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事の筆者、津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とするエンジニアで、自社のサイトのサイトマップや構造化データ、インデックスの登録の状況を、Search Console の数字を見ながら直しています。
よくある質問
リフォーム会社の集客に、ホームページはまだ役に立ちますか?
施工事例を載せているのに、検索に出てこないのはなぜですか?
施工事例の写真には、何を書けばよいですか?
施工事例に費用を書くときに、気をつけることはありますか?
お客様の声に星の評価を付けて、構造化データに入れてもよいですか?
AI検索のために、特別なファイルやマークアップは要りますか?
紹介サイトに載せていれば、自社のホームページの事例は要りませんか?
施工事例の点検を頼むと、費用はかかりますか?
まず、新しい事例を1つ検索してみる
いちばん新しい施工事例のページのURLを、Search Console の URL検査に入れてみてください。
登録されていなければ、サイトマップとnoindexから見ます。
登録されているのに検索で出てこないなら、写真の説明と、費用と地域の書き方を見直します。
どちらなのかが分かれば、次にすることが決まります。
検索やAIでの見つかり方について、
いまの状況をお聞かせください
「何から
相談の前に、いまの見え方だけ知りたい場合は
4つのAIに10の質問をした記録と、サイトの点検の結果を、30分ほどでご説明します。費用はかかりません。