この記事の結論
不動産の集客は、
物件を条件で探す人はポータルサイトに集まるので、自社サイトが受け持つのは、会社の名前や「地名+
物件の問い合わせの入口では情報の鮮度が信頼になり、ネットの物件広告には情報の登録日か直前の更新日と、次の更新予定日を書くことが求められています。
売却査定の入口では、査定額の根拠を説明できる形にしておきます。
数字は、入口ごとの送信の完了と電話をGA4で、その先の内見・訪問査定・媒介契約を受付の記録で数えます。
不動産の集客の相談を受けると、
私はその前に、不動産会社の入口を3つに分けて数えてみてほしいと考えています。
家を売りたい人の売却査定、店に来て相談したい人の来店予約、載っている物件を見たい人の問い合わせです。
同じ「お問い合わせ」でも、
この記事では、入口ごとに用意するものと見る数字、それにポータルサイトと自社サイトの役割の分け方を書きます。
不動産の集客は、売却査定・来店予約・物件の問い合わせの3つの入口で考える
国土交通省の令和7年度住宅市場動向調査(三大都市圏)で、
中古マンションでは「インターネット」
一方で、インターネットを通じた情報収集をした世帯が中古の戸建てで74.7%、
ネットで調べる人は多くても、ネットから連絡してくる人はその半分にも届きません。
残りの人は、電話をかけるか、店に来るか、知っている会社に直接頼んでいると考えられます。
自社サイトのフォームの送信数だけを「反響」として
私は、不動産会社の入口を次の3つに分けて見ています。
| 入口 | 来る人 | 会社が用意するもの | 見る数字 |
|---|---|---|---|
| 売却査定 | 家や土地を売るか迷っている人 | 査定のフォーム、査定額の根拠の説明、扱う地域 | 査定の送信の完了、訪問査定の数、媒介契約の数 |
| 来店予約 | 店で相談したい人、物件を絞りきれていない人 | Googleのビジネス プロフィール、予約のフォーム、店への行き方 | 予約の数、電話番号を押した数、来店した数 |
| 物件の問い合わせ | 載っている物件を見たい人 | 鮮度の保たれた物件のページ、取引態様の表示 | 物件ページからの問い合わせ、内見の数 |
3つのうち、自社サイトがいちばん力を出せるのは、売却査定と来店予約だと私は考えています。
物件そのものの比べやすさでは、たくさんの会社の物件が並ぶポータルサイトにかないにくいからです。
ポータルサイトと自社サイトは、受け持つ検索が違う
物件を探す人の多くは、ポータルサイトで駅や家賃、価格の条件を入れて探します。
その人たちが気になる物件を見つけたあと、問い合わせる前に会社の名前で調べることがあります。
自社サイトが受けるのは、この「会社を
会社の名前で調べた人が見たいのは、物件の数より、どんな会社かです。
宅建業の免許の番号、売買・賃貸・管理のどれを扱うか、対応する地域、店の場所と営業時間、担当する人の顔と名前を、自社サイトの分かりやすい所に置きます。
地図での見え方も、自社サイトと同じ書き方にそろえます。
Googleは、ローカル検索の順位は主に関連性・距離・知名度で決まるとし、営業時間や住所、業種などの情報を正確に入れておくことを勧めています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント、2026年10月21日確認)。
店の名前、住所、電話番号、営業時間が、自社サイトとビジネス プロフィールで食い違っていないかを、まず確かめます。
業種全体の表示の決まりや、会社の名前で調べられたときに置く情報は、不動産会社のWeb集客・システム開発・AI導入のページにまとめています。
物件の問い合わせの入口では、情報の鮮度が信頼になる
物件の問い合わせでいちばん気をつけるのは、もう取引できない物件を載せたままにしないことです。
不動産公正取引協議会連合会のおとり広告ガイドラインは、成約済みの物件の表示を、表示規約が禁じるおとり広告の例に挙げています。
そのうえで、インターネット広告の情報は長くても2週間ごとに更新し、その間に契約済みと分かった物件はすみやかに削除するよう求めています。
また、表示規約ではインターネット広告に「情報登録日又は
ポータルサイトの物件は掲載の仕組みの中で更新日を管理できても、自社サイトの物件ページは手作業のまま、という会社は少なくありません。
自社サイトの物件ページも、ポータルと同じ基準で見られると考えておくほうが安全です。
私は、物件の台帳に「掲載中・申込あり・成約」の
物件ページには、取引態様もはっきり書きます。
宅地建物取引業法第34条は、売買や貸借の広告をするときに、自社が売主なのか、代理なのか、媒介なのかの別を明示するよう定めています(e-Gov法令
決まった位置に欄を置いておけば、載せる人が変わっても抜けにくくなります。
成約した物件のページを外したあとの、検索での扱いも決めておきます。
Googleは、以前インデックスに登録されていたURLが404などの4xxのステータスを返すと、そのURLをインデックスから外すとしています。
反対に、ページは表示されるのに中身が空だったりエラーの文だけだったりすると、Search Consoleでsoft 404として報告されます(Google 検索セントラル:HTTP ステータス コードが Google のクローラーに及ぼす影響、2026年10月21日確認)。
「この
成約した物件を実績として見せたい場合は、物件の広告と区別できる見せ方になるかを、所属する地区の不動産公正取引協議会に確かめてから決めてください。
この入口で見る数字は、物件ページを見た人のうち問い合わせのフォームや電話へ進んだ数と、問い合わせから内見までの数です。
台帳の側では、成約から掲載を外すまでにかかった日数も1列足しておくと、取り下げの遅れが目に見えます。
売却査定の入口では、査定額の根拠を説明できる形にしておく
売却査定は、自社サイトがいちばん受け持ちやすい入口です。
家を売るか迷っている人は、物件を探す人とは違って、ポータルサイトの条件の検索から入ってこないからです。
「◯◯市 マンション 売却」
査定のフォームは、最初は軽くします。
物件の種類、所在地、おおよその広さ、売りたい時期、連絡の方法の希望くらいにとどめ、くわしいことは最初の連絡で聞きます。
データだけで出す机上の査定と、家を見に行く訪問査定を選べるようにしておくと、まだ迷っている人も送りやすくなります。
査定のフォームの送信の完了は、問い合わせのフォームとは別のイベントにして、GA4のキーイベントに入れておきます。
キーイベントは、ビジネスにとって特に大事な操作を測るためにイベントへ付ける印です(アナリティクス ヘルプ:イベントにキーイベントとしてマークを付ける、2026年10月21日確認)。
査定額の伝え方には、関わる法律の決まりがあります。
宅地建物取引業法第34条の2第2項は、売買の媒介の契約で、売るべき価額やその評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならないと定めています(e-Gov法令
「高く
国土交通省の不動産情報ライブラリでは、不動産の取引価格や成約価格の情報、地価公示・地価調査を調べられます(国土交通省:不動産情報ライブラリ、2026年10月21日確認)。
査定のページに、近くの取引の事例や地価のような公的な情報も見て金額を出す、と書いておくと、根拠の話がしやすくなります。
この入口で見る数字は、査定のページを見た人のうち送信を完了した数、そこから訪問査定に進んだ数、媒介契約になった数です。
後ろの2つはWebの道具には出てこないので、受付の記録で数えます。
来店予約の入口では、店に来る前の迷いを減らしておく
賃貸の部屋を探す人や、買う物件をまだ絞りきれていない人は、店に来て相談したいと考えます。
先ほどの調査でも、賃貸の部屋を探した世帯の4割あまりが、不動産業者を通じて探していました。
来店予約のページには、店の場所、駐車場の有無、営業時間と定休日、相談にかかる時間、持ってきてほしいものを書きます。
希望の日時を2つか3つ入れられるフォームにしておくと、最初の返信で予約が決まりやすくなります。
スマートフォンでは、電話番号を押せる形で、画面の上のほうに置きます。
ネットで調べてから電話をかけてくる人を数えるために、電話番号のリンクが押されたことをGA4のイベントとして送る設定は、最初に入れておきたいところです。
内見の日時の調整のように、やり取りが何回か続く相談は、LINEで受けると早く進みます。
間取り図や地図の画像を送り合えるのは、LINE公式アカウントのチャットの使いやすい所です(LINEヤフー for Business:チャット、2026年10月21日確認)。
この入口で見る数字は、予約の送信の完了、電話番号を押した数、LINEの友だち追加と、受付の記録で数える実際に来店した数です。
入口ごとの数字は、月に1回同じ表に並べる
3つの入口の数字は、月に1回、同じ表に並べます。
| 入口 | 数える所 | 数え方 |
|---|---|---|
| 見つかる(3つに | Search Console | 会社の名前、 |
| 売却査定 | GA4と受付の記録 | 査定の送信の完了、訪問査定の数、媒介契約の数 |
| 来店予約 | GA4と受付の記録 | 予約の送信の完了、電話番号を押した数、来店した数 |
| 物件の問い合わせ | GA4と台帳 | 物件ページからの問い合わせ、内見の数、成約から掲載を外すまでの日数 |
見つかる段は、Search Consoleの検索パフォーマンスのレポートで、検索語ごと・ページごとの表示回数とクリック数を見ます(Search Console ヘルプ:検索パフォーマンス レポート、2026年10月21日確認)。
売却のページが「地名+売却」の
3つの入口は、来る人の数も季節の動き方も違います。
入口どうしを比べるより、同じ入口の中で前の段から次の段へ進む割合を、月ごとに追うほうが手を打ちやすいと私は感じています。
このサイトの相談の入口も、ボタンや電話番号のリンクの置き場所ごとに名前を付けて数え、検索の数字と並べてから直す所を決めています。
bundlyzeに頼むと、何をするか
不動産会社から集客のご相談を受けたら、最初に今のサイトと反響の数を拝見し、3つの入口のどこで止まっているかの見立てをお伝えします。
そのうえで、会社の名前で調べた人に向けたページと対応地域の書き方を整え、売却査定と来店予約のページを作り直し、電話・LINE・フォームの入口をGA4で数えられるようにします。
物件ページの取引態様の欄や更新日の表示のように、決まった位置に置く項目の形を作るところも受け持てます。
広告の表示が規約に合うかの最終の判断は、宅建業者と各地区の不動産公正取引協議会で行うものなので、私たちは公式の資料をもとに確かめる所の一覧を作る形でお手伝いします。
ホームページの更新と検索・AI検索の対策を毎月まとめて受け持つHP運用は、月10万円〜(税別、
料金の一覧は料金のページに、進め方はホームページ制作・LP制作と運用に、不動産の表示の決まりと業務の仕組みは不動産会社のページにまとめています。
ご相談をいただくことが多いのは、ポータルサイトの反響だけに頼っていて自社サイトからの売却査定がほとんどない状態、自社サイトの物件ページの更新が追いつかず成約した物件が残っている状態、電話の反響がどのページから来ているか分からない状態です。
どれか1つでも近ければ、今の数字を見るところからお手伝いできます。
少し聞いてみたいだけなら、LINEでのご相談からも受け付けています。
bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、全国からのご相談を受けています。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事を書いた津嘉山は業務システム開発とAWSを専門にするエンジニアで、このサイトの相談の入口の計測や、Search ConsoleとGA4の数字を並べて見る仕組みも自分で組みました。
よくある質問
不動産の集客は、何から手をつければいいですか?
ポータルサイトに載せていれば、自社サイトは要りませんか?
自社サイトの物件ページも、更新日を書く必要がありますか?
査定のフォームには、何を入れてもらえばいいですか?
bundlyzeに不動産会社のホームページの集客を頼めますか?
まとめ
物件を条件で探す人はポータルサイトに任せ、自社サイトでは会社を確かめる人と、売却を考えて地域の会社を探す人を受ける。
不動産の集客は、この分け方から始まります。
まずは先月の反響を、ポータルサイトと自社サイト、電話とフォームとLINEに分けて数え、そのうち何件が内見・訪問査定・来店まで進んだかを、同じ表に並べてみてください。
Webからの集客について、
いまの状況をお聞かせください
「何から
相談の前に、いまの見え方だけ知りたい場合は
4つのAIに10の質問をした記録と、サイトの点検の結果を、30分ほどでご説明します。費用はかかりません。