この記事の結論
枚方の会社が、若い人を採るためにホームページや応募の仕組みを整えるときは、「市内の大学で学ぶ学生が、卒業の前に会社のどこを確かめるか」から考えると、載せる中身が決まります。枚方市の統計書では、市内の大学(短期大学部を含む)で学ぶ学生は、2024年5月1日時点で1万9,014人です。一方で、市の将来人口推計の資料では、15歳から19歳は転入が転出を上回り、20歳から24歳と25歳から29歳は転出が上回っています。学生は枚方に集まるのに、働き始める年ごろに市の外へ出ていく人が多いと私たちは読んでいます。市は、市内の中小企業などで働く若い人の奨学金の返還を支える補助金を設けています。こうした市の制度と、通勤の道のり、仕事の中身、応募への返事の流れを、学生が自分で確かめられる形で載せることが、枚方の会社の出発点です。
枚方の会社は、「卒業を前にした学生が、何を確かめるか」から考える
「採用ページを作りたい」「応募をもっと増やしたい」と依頼先に話すと、見た目や求人サイトの話から始まることがよくあります。けれど、枚方の会社なら、その前に整理しておきたいことがあります。市内の大学で学ぶ若い人が、卒業を前にして、会社のどこを見て、どこで迷うかです。
枚方市や市内の支援機関が公表している情報を確かめると、枚方には次の4つの事情があります。私たちは、依頼の前にこれを自社に当てはめておくとよいと考えています。
| 枚方の事情 | 出典 | 依頼の前に整理すること |
|---|---|---|
| 市内の大学(短期大学部を含む)で学ぶ学生は1万9,014人(2024年5月1日時点)。医療や看護、歯科、薬学、外国語、情報科学などを学ぶ | 枚方市「第54回枚方市統計書(令和6年版)」 | どの分野を学ぶ学生に、どんな仕事を任せたいか |
| 2018年から2022年の動きをもとにした率では、15歳から19歳は転入が多く、20歳から24歳と25歳から29歳は転出が多い | 枚方市「枚方市将来人口推計調査報告書」(令和5年11月) | 卒業の前に、市内で働く道があると知ってもらえているか |
| 市内の中小企業などで働く若い人を対象に、奨学金の返還を支える市の補助金がある。申請するのは働く本人で、会社は在職証明書を出す | 枚方市「枚方市若年者奨学金返還支援補助金」 | 自社が対象になりうるかを確かめ、採用ページで伝えるか |
| 市立の地域活性化支援センター(ひらっく)と北大阪商工会議所で、Web活用や人材の相談を無料で受けられる | ひらっく「経営相談」、北大阪商工会議所「IT・WEB活用相談」 | 依頼先に会う前に、採用で伝えることを誰と整理するか |
枚方には、毎年、大学で学ぶ若い人が集まる
枚方市の統計書によると、2024年5月1日時点で、市内の大学(短期大学部を含む)で学ぶ学生は1万9,014人でした。学んでいる分野は、医学部や看護学部、リハビリテーション学部、歯学部、薬学部、農学部、外国語の学部、情報科学部などに分かれています。もっとも多いのは関西外国語大学の学生で、全体の半分を超えます(枚方市:第54回枚方市統計書(令和6年版)「学校の概況(6)大学の状況」、2026年10月2日確認)。
市も、関西医科大学、大阪歯科大学、摂南大学の薬学部と看護学部を挙げて、医療を学ぶ大学が集まっていることを紹介しています(枚方市:次世代を担う医療人の育成 ~医系大学の集積~)。
同じ統計書の国勢調査の表には、2020年10月1日時点で、市外から枚方へ通学している人が9,890人いたことも載っています(枚方市:第54回枚方市統計書(令和6年版)「国勢調査(14)通勤・通学、男女別流出・流入人口」、2026年10月2日確認)。この数には高校生なども含まれますが、枚方は、昼の間に若い人が外から集まってくる街でもあります。
20代前半で、枚方を離れる人が多い
枚方市が2023年11月にまとめた将来人口推計の報告書では、2018年から2022年までの住民基本台帳の転入と転出をもとに、年齢ごとの移動の率を出しています。それによると、15歳から19歳は男女とも転入が転出を上回り、20歳から24歳と25歳から29歳は男女とも転出が転入を上回っています(枚方市:枚方市将来人口推計調査報告書、2026年10月2日確認)。
統計は、一人ひとりが何のために引っ越したかまでは示しません。それでも、大学に入る年ごろに枚方へ来て、卒業して働き始める年ごろに市の外へ移る人が少なくないと私たちは考えています。枚方の会社から見ると、近くで4年ほど暮らしていた若い人が、市内の会社を知らないまま、就職の時期を迎えていることになります。
学生が就職先を探すときは、求人サイトや大学の窓口で会社の名前を知り、そのうえで会社のホームページを開いて確かめる、という流れが多いと私たちは考えています。市内の会社が選ばれるかどうかは、その確かめに来たときに、知りたいことが書いてあるかで変わります。
学生が確かめに来たときに、答えが書いてあるか
学生が会社のホームページで確かめたいことは、仕事の中身だけではありません。枚方の会社なら、次のような点を、自分で読んで分かる形にしておくとよいと私たちは考えています。
| 学生が迷うこと | ホームページに載せること | 枚方の会社で気をつけたいこと |
|---|---|---|
| どこに、どうやって通うのか | 最寄りの駅とバス、駅からの道のり、車や自転車で通えるか | 京阪の駅から離れた企業団地などは、駅からの行き方を具体的に書く |
| 入ってすぐ、何をするのか | 最初の1年に任せる仕事、教える人、1日の流れ | 学んだ分野(医療、外国語、情報など)と仕事のつながりを書く |
| 長く働けるのか | 休みや残業の実際、続けて働いている人の年数の幅 | 書けない数字は書かない。分かる範囲を正直に書く |
| 奨学金を返しながら暮らせるか | 市の奨学金返還支援補助金の案内へのリンク | 対象になるかを決めるのは市。自社が当てはまりうるかを確かめてから書く |
| 応募したら、いつ返事が来るのか | 応募から面接、内定までの流れと、返事の目安 | 返事の目安は、本当に守れる日数で書く |
採用ページの作り方そのものは採用サイトを作るなら。中小企業が応募を増やすために、先に決めることにまとめています。ここでは、枚方の会社が足しておきたい点を挙げました。
求人をGoogleしごと検索に載せるなら、求人ごとにページを分ける
学生が仕事を探すときは、求人サイトや大学の窓口のほかに、Googleで「枚方 事務 求人」のように調べることもあります。Googleには、検索結果に求人をまとめて表示する仕組み(Googleしごと検索)があります。採用ページに、求人の情報を決まった形式で書き添える(求人の構造化データ、JobPosting)と、表示の対象になります。書けば必ず表示されるわけではなく、表示するかどうかはGoogleが決めます。
2026年10月2日にGoogleの公式の説明(Google 検索セントラル:求人情報(JobPosting)の構造化データ)で確かめた要点は次のとおりです。
- 必ず書く項目は、求人を出した日(datePosted)、仕事の説明(description)、採用する会社(hiringOrganization)、勤務地(jobLocation)、職種の名前(title)の5つ
- 構造化データを書くのは、1件の求人を詳しく載せたページだけ。求人を並べた一覧のページには書かない
- 構造化データの中身と、ページに見えている内容をそろえる。応募の方法もページに書いておく
- 募集を終えたら、締め切りの日(validThrough)を過ぎた状態にするか、構造化データやページそのものを取り下げる
- 給与(baseSalary)、雇用形態(employmentType)、締め切りの日(validThrough)などは、書くことが勧められている項目
- 求人を足したり取り下げたりしたことは、Indexing APIやサイトマップでGoogleに知らせる
枚方の会社なら、たとえば「外国語を活かす営業事務」「看護の資格を活かす仕事」のように、学んだ分野ごとに職種を分けて、1つの求人に1つのページを用意しておくと、学生が自分に関わる求人を見つけやすくなります。通勤の道のりや応募の後の流れも、そのページの中に書いておきます。
いちばん止まりやすいのは、募集を終えた後です。締め切った求人が検索に残ると、応募した学生を待たせることになります。募集を始めるときに、終えた日にページを誰が書き換えるかまで決めておくとよいと私たちは考えています。構造化データ全体の考え方は構造化データとは。中小企業のサイトで、まず入れるべき種類にまとめています。
奨学金を返しながら働く人には、市の補助の対象かを伝える
枚方市は、市内の中小企業などの人材の確保と定着、若い人の負担を軽くすることを目的に、「枚方市若年者奨学金返還支援補助金」を設けています(枚方市:枚方市若年者奨学金返還支援補助金、2026年10月2日確認)。
2026年10月2日に公式ページで確かめた内容のうち、会社に関わる点は次のとおりです。
- 対象になる会社は、資本金と従業員の数の基準を満たす市内の中小企業などで、本店が市外にある場合は、勤める場所が市内であること
- 対象になる人は、年齢や、正社員として雇われてからの年数、市内に住み続ける意思などの条件を満たす若い人
- 申請するのは働く本人で、会社は、本人に在職証明書を出す
- 対象の奨学金は、日本学生支援機構の第一種と第二種、大阪府育英会の奨学金などで、受付は先着順
採用ページに書くときは、「当社は市の補助金の対象です」と言い切るより、「当社は市内の中小企業です。市の奨学金返還支援補助金の条件は、市の案内で確かめてください」のように、市の案内へつなぐ書き方が安全だと私たちは考えています。補助の額や受付の期間は年度ごとに決まります。書く前と、採用の時期の前には、必ず公式ページで最新の内容を確かめてください。
市は、市内の会社が若い人を採るための合同の就職面接会なども開いています。開く時期や参加する会社の募集は、そのつど市の就労・創業のページで案内されています。
応募から返事までを、仕組みで止めない
せっかくページで知ってもらえても、応募の後の返事が遅れると、学生はほかの会社の話を先に進めてしまうことがあります。少ない人数の会社で、ほかの仕事の合間に採用をしているなら、仕組みで止まらないようにしておくとよいと私たちは考えています。
| 頼むもの | 作った後に起きること | 先に決めておくこと |
|---|---|---|
| 採用ページ | 募集の内容や仕事の紹介の更新、締め切った求人の取り下げ | 募集を始める前と終えた後に、誰が書き換えるか |
| 応募の受付 | 応募が届いたことの知らせと、最初の返事 | 知らせを受け取る人を2人以上にするか。最初の返事を何日以内に出すか |
| 面接の日程の調整 | 候補の日の連絡と、変更への対応 | 予約の仕組みにするか、担当者が手で返すか |
| AIの活用 | 求人の文章の下書きや、よくある質問の答えの下書き | 応募した人の名前や連絡先などの個人の情報をAIに入れない決まり |
AIに入れてよい情報の決め方はChatGPTの情報漏洩は、どこから起きるのか。5つの経路と、会社でできる防ぎ方、AIをどの作業から使うかはAIで業務効率化するなら、どの業務から始めるか。選び方の4つの基準にまとめています。
枚方で、依頼先を決める前に使える相談先
採用ページや応募の仕組みを外に頼む前に、伝えたいことを整理できる窓口が枚方にはあります。関西の地域ごとの窓口は大阪・兵庫・関西で、Webやシステムを頼む前に相談できる公的な窓口。地域別のまとめにまとめています。
| 今の段階 | 相談先 | 確かめたこと(2026年10月2日) |
|---|---|---|
| ホームページやSNSの使い方、人材のことを、まず専門家に聞きたい | 枚方市立地域活性化支援センター(ひらっく):経営相談 | 市内で起業を考えている人と経営者が対象で、相談は無料。完全予約制で、電話で予約する。Web・SNSの活用のほか、市の案内では人材育成や外国人材の採用も相談の分野に挙がっている。原則は窓口での相談だが、市役所での相談、会社への訪問、オンラインでの相談もできる |
| 業務のIT化や、ホームページでの集客を相談したい | 北大阪商工会議所:IT・WEB活用相談 | 枚方市、寝屋川市、交野市が管轄。中小企業と個人事業主の相談を無料で受けていて、経営指導員が話を聞き、情報センターの職員と一緒に対応する。ホームページの構築や集客、業務の改善、セキュリティの対策などが対象 |
| 奨学金返還支援補助金や、若い人の採用の催しについて知りたい | 枚方市:枚方市若年者奨学金返還支援補助金 | 窓口は市の商工振興課。合同の就職面接会などの案内は、市の就労・創業のページに出る |
| ひらっくの場所や、使える設備を知りたい | 枚方市:ひらっくのサービス内容 | 輝きプラザきららの中にあり、京阪の枚方市駅からバスで行ける。駐車場がある |
専門家や依頼先に会う前に、自社について次の3行を書いておくと、話が早くなります。「来てほしいのは、外国語を学んだ学生で、最初の1年は海外の取引先とのやりとりを任せたい」「事務所へは京阪の駅からバスに乗る。駅からの行き方をページに載せたい」「応募の知らせは社長と事務の2人が受け、3日以内に最初の返事を出す」のように、この記事の事情を自社に当てはめた一文にしておくと、そのまま依頼先への説明にも使えます。
依頼先には、誰に、何を確かめてほしいかを最初に伝える
bundlyzeでは、大阪(グラングリーン大阪)を拠点に、大阪・兵庫を中心とした関西の会社からのご相談に対応していて、全国からオンラインでもご相談いただけます。SEO・LLMOの対策からWeb広告、ホームページ制作、システム開発、AIの活用までを一社で対応しているので、採用ページと応募の受付の仕組みを、別々の会社に分けずに一緒に考えられます。
依頼先を比べるときに確かめたい点は、SEO・LLMO対策を頼む会社の選び方。大阪・関西の中小企業が、契約の前に確かめることでも整理していて、採用ページを頼むときも考え方は同じです。そのうえで枚方の会社なら、最初の打ち合わせで、次の3つを伝えてみてください。
- 来てほしい人は、どの分野を学んだ、どんな人か。最初に任せたい仕事は何か
- 通勤の道のりや、市の補助金など、学生が迷いそうな点は何か
- 応募の知らせを誰が受け、何日以内に最初の返事を出せるか
この3つを聞いて、ページに載せる中身や、応募の後の流れまで提案が変わる相手かどうかが、枚方の会社の採用の事情まで考えてくれる依頼先かどうかの目安になります。
よくある質問
市の奨学金返還支援補助金は、会社が申し込むものですか?
求人サイトに載せていれば、会社のホームページの採用ページは要りませんか?
枚方の会社は、枚方の依頼先を選んだほうがいいですか?
誰が、何を確かめに来るかが分かれば、頼む中身が決まる
枚方の会社が、採用ページや応募の仕組み、AIの活用を外に頼むときは、市内の大学に若い人が集まっていること、その多くが働き始める年ごろに市の外へ出ていること、市に若い人の奨学金の返還を支える補助金があることの3つを、自社に当てはめてから依頼先と話すと、提案が具体的になります。整理に迷ったら、ひらっくや北大阪商工会議所の無料の相談を頼れます。
まずは、来てほしい人が自社のページを開いたときに、通勤と仕事と応募の後の流れが分かるかを、学生の目で読み直すところから始めてみてください。
ご相談
Webからの集客について、いまの状況をお聞かせください。
「何から手をつければいいか分からない」という段階からで構いません。返信は担当者が直接お送りします。