この記事の結論
結婚式場の公式LINEは、友だちになった場面ごとに分けて使います。
場面は、フェアを予約する前後、フェアに来館したあと、披露宴に列席したゲストの3つです。
友だち追加のQRコードやURLを場面ごとに作って「追加経路」を
ただし、経路で分けるオーディエンスは、友だち追加の時期を最長90日の幅で選ぶ形とされ、配信には50人以上が必要です。
送る通数は料金プランの上限に数えられ、無料のプランは月200通までです。
列席したゲストに送るなら、何のために送るかを友だち追加の前に示し、式を挙げた二人にも案内の仕方を確かめておきます。
友だちは増えたのに何を送ればいいか分からない、フェアの案内を全員に送ったらブロックが増えた。
公式LINEを始めた式場なら、こうした迷いに覚えがあるかもしれません。
私は、友だちの数そのものより、その人がどの場面で友だちになったかを分けて見ることが先だと考えています。
フェアを予約しようとしている二人と、式に列席したゲストでは、知りたいことがまったく違うからです。
この記事では、結婚式場のLINE公式アカウントを3つの場面に分け、場面ごとに送ることと、管理画面の条件、料金、個人情報の扱いを書きます。
婚礼の表示や契約の決まりは結婚式場・ブライダルのページに、LINE公式アカウントの料金の全体はLINE公式アカウントの料金の記事にまとめています。
結婚式場の公式LINEは、友だちになった場面で3つに分ける
| 場面 | 友だちになる入口 | 送ること | 控えること |
|---|---|---|---|
| フェアの予約の前後 | 公式サイトのフェアのページ、Instagramのプロフィール、Googleマップ | フェアの予約の確認、前日の案内、場所と駐車場、質問への返事 | 予約していない日程の売り込みを何度も送る |
| フェアに来館したあと | 来館した日の受付や見積もりの席で案内するQRコード | 見積もりの補足、迷っている点への答え、次の打ち合わせの日程 | 決める前の二人を急かす案内 |
| 披露宴に列席したゲスト | 式場が用意する、列席したゲスト向けのQRコード | 当日の案内、写真の受け取り方など、ゲストが知りたいこと | 二人の了承なしに、式場の宣伝ばかりを送る |
3つの場面を1つの友だちの一覧に混ぜたまま、全員に同じ配信を送ると、ほとんどの人にとって関係のない話になります。
場面を分けるのは、送り分けるための準備です。
場面ごとに、友だち追加のQRコードを分けて作る
場面を分ける方法は、友だち追加の入口を場面ごとに作ることです。
LINE公式アカウントの管理画面の友だち追加ガイドでは、URL、QRコード、友だち追加のボタンを作れます。
作るときに、計測したい経路、流入元、キャンペーンを入れて設定すると、
私は、少なくとも次のように分けて作ることを勧めています。
| 経路の名前の例 | 置く所 |
|---|---|
| 公式サイトのフェアのページ | フェアの予約のページと、予約の完了の画面 |
| プロフィールのリンク | |
| 来館した日 | 受付、見積もりの席で渡す紙 |
| 列席したゲスト | 式場が用意する、ゲスト向けの案内 |
分析の「友だち」の
経路ごとのブロックの数を見ると、どの場面の人にどの配信が合っていなかったかの手がかりになります。
ただし、友だちになって90日以上たった人がブロックしたときは、もとの経路ではなく「その
古い友だちのブロックは、経路ごとの数には出てこない点に気をつけます。
経路で送り分けるには、期間の幅と50人の条件がある
経路を分けて作っておくと、
管理画面のオーディエンスには「友だち追加経路」という
マニュアルには、追加の時期は「90日以内の
結婚式場では、この条件が効いてきます。
この書き方からは、一度に選べる追加の時期の幅は最長90日と読めます。
そのため、何か月かけて決める二人まで含めて送りたいときは、期間を分けて選び直す手間がかかります。
管理画面でどこまでさかのぼって選べるかは、作る前に画面で確かめてください。
1つの経路で友だちになる人が50人に届かない月もあるはずです。
年齢や性別、地域での絞り込みもできますが、ターゲットリーチが100人以上必要で、絞り込んだあとの人数も50人以上必要です。
年齢や性別は、LINEの使われ方から推定した属性で、実際とは違うことがあるとされています(LINEヤフー for Business:絞り込み配信についてマニュアル、2026年10月24日確認)。
式を挙げる時期や、迷っている点のような、二人ごとの事情で送り分けたい場合は、標準の機能では足りません。
その場合の選択肢は、LINEのセグメント配信の記事に書きました。
フェアの予約の前後は、確認と前日の案内を確実に届ける
フェアの予約の前後でいちばん役に立つのは、予約の確認と、前日の案内です。
日時、場所、駐車場、所要時間、試食があるか、当日に連絡する先を、短く送ります。
予約の完了の画面で友だち追加を案内しておくと、この連絡をLINEで届けられます。
友だち追加をしたときに届くあいさつメッセージには、このアカウントで何を送るかを書いておきます。
フェアの予約がまだの人向けに、予約のページへのリンクを1つ入れておくと迷いません。
予約の前に質問だけしてくる人もいます。
チャットでは、友だち追加をしていない人とのやり取りは、受け取った日時から7日以内しか返信できないとされています(LINEヤフー for Business:チャット、2026年10月24日確認)。
プランナーがフェアの対応で返事が遅れる日があるなら、最初の返事で友だち追加を案内しておくと、やり取りが途切れにくくなります。
LINEで予約そのものを受けたい場合は、予約の仕組みの選び方をLINEで予約を受ける仕組みの選び方の記事にまとめました。
フェアに来館したあとは、迷っている点に合わせて少なく送る
来館した二人は、ほかの会場と比べている途中かもしれません。
この段階で大事なのは、送る回数より、その二人が迷っている点に答えることだと考えています。
見積もりの中で増えやすい項目、少人数のときのプラン、日程の空き状況のように、来館の日に聞かれたことへの補足を、チャットで個別に送ります。
決まった順番で自動で送る「ステップ配信」も
LINEヤフーは、友だち追加を起点に、友だちになってからの経過日数や、友だち追加の経路ごとに、あらかじめ決めたメッセージを自動で送る機能と案内しています。
追加の費用はかかりませんが、送った分はメッセージの通数に数えられ、プランの上限を超えると自動で止まるとしています(LINEヤフー for Business:「ステップ配信」
来館した日の経路から始めるステップ配信なら、来館の翌日にお礼と見積もりの補足、1週間後に次の打ち合わせの案内、といった組み方ができます。
当日に決めてもらうための割引の案内には、注意が要ります。
フェア特典や当日の成約の特典をどう書くかは、結婚式場・ブライダルのページに、消費者庁と国民生活センターの資料をもとにまとめています。
列席したゲストには、二人の了承と、送る中身を先に決める
披露宴に列席したゲストは、式場にとって、将来に式を考えるかもしれない人でもあります。
ただ、ゲストは式場を選んだ本人ではなく、二人に招かれて来た人です。
私は、ゲストに式場の公式LINEを案内するなら、式を挙げる二人に、案内の仕方と送る中身を先に確かめておくべきだと考えています。
ゲストにとって役に立つのは、当日の会場の案内や、写真の受け取り方のような、その日のための情報です。
友だちになってすぐに、フェアの案内を何度も送ると、ブロックが増えやすくなります。
将来の案内を送りたいなら、あいさつメッセージで「式場からの
列席したゲストの経路で送り分ける配信も、追加の時期を最長90日の幅で選ぶことになるので、式の日に近い時期に何を送るかを先に決めておきます。
誰が友だちかは、LINEからは分からない前提で組む
LINE公式アカウントの友だちの一覧からは、その人が誰なのかは分かりません。
LINEヤフーのガイドラインは、友だち追加しているユーザーの情報(アカウントの
フェアの予約の台帳とLINEの友だちを結びつけたいなら、本人に予約番号や名前を入れてもらう仕組みが要ります。
Messaging APIを使う自社の仕組みなら、LINEの中で開くフォームで予約番号を入れてもらい、台帳とつなぐこともできます。
台帳とのつなぎ方は、LINE公式アカウントの友だちと顧客台帳をつなぐの記事に書きました。
LINEで名前や連絡先、式の時期を受け取るときは、個人情報保護法の決まりがかかわります。
個人情報保護委員会のガイドラインは、自社のホームページの入力画面に入れてもらうような形で、本人から直接個人情報を受け取るときは、あらかじめ利用目的を本人に明示しなければならないとしています。
受け取った個人データを提携先のような第三者に渡すときは、原則として、あらかじめ本人の同意を得なければならないともしています(個人情報保護委員会:個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)、2026年10月24日確認)。
フォームでは送信の手前に利用目的を示し、提携先に渡すことがあるなら、同意の欄を設けて同意を得てから受け取ります。
料金は、送る人数と回数で決まる
LINE公式アカウントの料金は、毎月送るメッセージの通数で決まります。
| プラン | 月額(税別) | 無料で送れる通数 | 追加の通数 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | なし |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | なし |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | 送れる(1通ごとの |
数に入るのは、絞り込み配信やステップ配信も含めて、式場の側から送り出すメッセージです。
友だち追加のときのあいさつメッセージ、自動の応答、1対1のチャットは入りません(LINEヤフー for Business:LINE公式アカウントの料金プラン、2026年10月24日確認)。
30,000通を超えて送れるのはスタンダードプランだけで、その単価は2026年10月1日に改定され、月20万通までが1通3円、それより多い分が1通2.5円(税別)です
通数は「送った
友だちが500人いる式場が全員に月に1回送るだけで、無料のプランの200通を超えます。
列席したゲストが友だちに加わるほど人数は増えるので、全員に送る配信を減らし、場面ごとに送る相手を絞るほど、通数も抑えられます。
月に1回、経路ごとに友だちとブロックと予約を並べる
公式LINEがフェアの予約や成約につながっているかは、月に1回、経路ごとに並べて見ます。
| 経路 | 見る数字 | 見る所 |
|---|---|---|
| 公式サイトのフェアのページ | 友だち追加数、ブロック数、LINEからの予約 | 分析の追加経路、予約の台帳 |
| 友だち追加数、ブロック数 | 分析の追加経路 | |
| 来館した日 | 友だち追加数、ブロック数、成約 | 分析の追加経路、予約の台帳 |
| 列席したゲスト | 友だち追加数、ブロック数、のちのフェアの予約 | 分析の追加経路、予約のときに聞く「何で |
配信のあとにブロックが目立って増えた経路があれば、その経路の人に送る中身か回数を見直します。
トーク画面の下に出すリッチメニューを場面に合わせて作るときは、LINEのリッチメニューの作り方の記事も参考にしてください。
bundlyzeに頼むと、何をするか
公式LINEのご相談では、まず管理画面の追加経路と配信の履歴、分かる範囲のフェアの予約と来館の数を一緒に開いて、場面ごとにどう分けるかの見立てをお伝えします。
分け方が決まったら、場面ごとの友だち追加のQRコード、あいさつメッセージ、予約の確認と前日の案内、来館のあとのステップ配信、リッチメニュー、経路ごとの数え方までを受け持ちます。
予約の台帳とLINEの友だちをつなぐ仕組みが必要なら、Messaging APIを使った開発もお受けします。
開発の費用は、つなぐ台帳や画面の数を伺ってから個別に出します。
公式LINEの運用は、SNSや広告、公式サイトとあわせて受け持つWebマーケティング代行(月20万円〜・税別。
公式サイトの更新とAI検索の対策が中心ならHP運用(月10万円〜・税別、
料金の一覧は料金のページで見られます。
進め方は、Webマーケティング代行と、システム開発のページで紹介しています。
友だち追加のQRコードが1種類だけ、配信はいつも全員宛て、列席したゲストへの案内は手つかず。
そのどれかに当てはまるなら、QRコードを場面ごとに作り直すところが最初の一歩になります。
このサイトの公式LINEも相談の入口として開いているので、ちょっとした質問はLINEにどうぞ。
bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、全国からのご相談を受けています。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事を書いた津嘉山は業務システム開発とAWSを専門にするエンジニアで、LINEの公式アカウントと社内の台帳をつなぐ仕組みも設計から組めます。
よくある質問
結婚式場の公式LINEは、何から始めればいいですか?
フェアに来館した二人だけに、あとから案内を送れますか?
列席したゲストに、フェアの案内を送ってもいいですか?
無料のプランで、結婚式場の公式LINEを運用できますか?
bundlyzeに結婚式場の公式LINEを頼めますか?
まとめ
結婚式場の公式LINEは、友だちになった場面ごとに分けると、誰に何を送ればいいかがはっきりします。
最初の一手は、友だち追加のQRコードを場面ごとに作り直すことです。
そのうえで来月の追加経路の画面で、場面ごとの友だちとブロックの数を見てみてください。
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