bundlyze
  1. ホーム
  2. コラム
  3. クリエイティブ・SNS
  4. LINE公式アカウントの運用代行を頼む前に。任せる範囲と、渡す権限・名義の決め方

LINE公式アカウントの​運用代行を​頼む前に任せる​範囲と​渡す権限・名義の​決め方

LINE公式アカウントの​運用代行を​頼む前に​決めることを、​運用代行と​連携・ミニアプリの​開発を​受け持つ​立場から​整理しました。​任せる​仕事の​線引き、​通数の​数え方、​渡す権限、​プロバイダーの​名義、​友だちの​情報の​扱い、​やめるときに​受け取るものまで。

この​記事の​結論

LINE公式アカウントの​運用代行は、​配信の​企画と​原稿、​配信の​設定、​リッチメニューや​自動の​返事の​整備、​数字の​振り返りなどを​外部に​任せることです。
頼む前に​決めておきたいのは、​どこまで​任せて​何を​社内に​残すか、​どの​権限で​入ってもらうか、​拡張ツールや​Messaging APIを​使うならどの​名義で​作るか、​友だちの​情報を​どう​扱うか、​やめるときに​何を​受け取るか、の​5つです。
権限は、​ログインの​パスワードを​渡すのではなく、​管理画面の​「権限管理」から相手を​メンバーとして​加えます。
管理者を​加えられるのは​管理者だけなので、​自社の​担当者が​管理者として​入っている​状態を​先に​作ります。
拡張ツールを​入れるなら、​APIの​入れ物​(プロバイダー)は自社の​名義で​用意します。
入れ物は​後から​付け替えられないためです。

LINE公式アカウントを​作ったものの、​配信が​続かない。
友だちは​増えたのに、​何を​送ればいいか​分からない。
そこで​運用代行を​考える、という​順番は​よく​あると​思います。

この​記事は、​代行会社の​選び方の​比較ではなく、​頼む前に​自社で​決めておくことに​絞ります。
Instagramや​Xを​含めた​SNS全般の​運用代行はSNS運用代行とは。
大阪で​頼む前に​決めること
に、​窓口としての​初期設定は問い合わせ窓口に​するときの​設定の​記事に​書きました。

​

LINEの​運用代行で​頼める​仕事は、​大きく​分けると​次のようになります。
何を​どこまで​任せるかで、​必要な​権限も、​費用の​決まり方も​変わります。

仕事代行に​任せやすいこと社内に​残ること
配信の​企画と​原稿月ごとの​配信の​計画、​文章と​画像の​案載せて​よい​事実の​確認、​値段や​日付の​最終確認
配信の​設定送る​日時、​送る​相手の​絞り込み、​テスト配信送って​よいかの​最後の​判断
アカウントの​整備リッチメニュー、​あいさつ​メッセージ、​応答メッセージ店や​会社の​決まりに​合っているかの​確認
1対1の​チャット決まった​質問への​返事の​型づくり個別の​相談への​返事、​約束を​伴う​返事
振り返り配信ごとの​数字の​まとめ、​次の​月の​案何を​成果と​するかの​決定

表の​右の​列は、​どれだけ任せても​社内に​残ります。
特に​1対1の​チャットは、​お客様の​相談​そのものです。
値​引きや​予約の​確定のように、​会社として​約束する​返事を​外の​人に​任せるかは、​頼む前に​決めておきたいところです。
私は、​チャットは​社内で​受け、​代行には​返事の​型と、​よく​ある​質問の​整理を​頼む分け方から​始めるのが​よいと​考えています。

​

運用代行の​話の​前に、​LINE公式アカウントの​通数の​数え方を​押さえておくと、​頼む​中身を​決めやすくなります。

LINEヤフーは、​1回に​配信できる​メッセージは​最大3つの​吹き出しまでで、「メッセージを送った​回数」×「送った友だちの​数」を通数として​数える、と​説明しています。
1対1の​チャットの​やり取りや、​自動で​返す応答と​あいさつの​メッセージは、​この​数の​外です​(LINEヤフー for Business:LINE公式アカウントの​料金プラン、2026年10月7日確認)。

つまり、​友だちが​増える​ほど、​同じ回数の​配信でも​通数は​増えます。
「月に何回送るか」と「誰に送るか」を代行会社と​決めるときは、​料金プランの​無料の​通数の​範囲に​収まるか、​超えるなら​どう​絞るかも​一緒に​決めます。
全員に​同じものを​送るより、​興味の​ありそうな​人に​絞って​送るほうが、​通数を​抑えやすくなります。
絞り込みの​条件を​誰が​決めるかも、​任せる​範囲の​一つです。

​

運用代行の​会社に​入ってもらうとき、​ログインの​メールアドレスと​パスワードを​渡すのは​避けます。
誰が​何を​したかが​分からなくなり、​やめるときに​パスワードを​変えると、​共有していた​全員が​ログインし直しに​なります。

LINE公式アカウントの​管理画面には、​メンバーを​加える​仕組みが​あります。
「設定」>​「権限管理」で「メンバーの追加」から認証用の​URLを​発行し、​加えたい​相手に​渡します。
URLは​発行から​24時間で​失効し、​1回の​発行で​1人だけに​使えます。
メンバーは、​権限の​種類を​問わず​1つの​アカウントに​100人まで​登録でき、​入っている​人の​権限は、​あとから​リストで​変更・削除が​可能です​(LINEヤフー for Business:権限設定マニュアル、2026年10月7日確認)。

ここで​気を​つけたいのが、​管理者の​席です。
LINEの​ヘルプでは、​管理者を​加えるには​管理者の​権限を​持つアカウントで​ログインする​必要が​あり、​運用担当者では​操作できないとしています​(LINE公式アカウント ヘルプセンター:管理者の​追加・変更、2026年10月7日確認)。
代行会社だけが​管理者で、​自社の​人が​運用担当者、という​形に​してしまうと、​自社からは​管理者を​加えることができず、​主導権を​相手に​預けた​形に​なります。

頼む前に​やっておくのは、​次の​2つです。

  1. 自社の​担当者が、​管理者として​アカウントに​入っていることを​確かめる。​代行会社が​アカウントを​作る​場合も、​自社の​担当者を​管理者として​加えてもらう
  2. 代行会社には、​任せる​仕事に​足りる、​いちばん​狭い​権限を​付ける

自社の​管理者を​1人だけに​すると、​その人が​異動したときに​同じ​問題が​起きます。
社内で​2人、​管理者に​しておくと​安心です。

​

代行会社が、​配信の​出し分けや​予約との​つなぎ込みのために​拡張ツールを​勧めてくることがあります。
その​多くは​Messaging APIの​上で​動くので、​管理画面の​権限とは​別に、​APIの​入れ物に​あたる​「プロバイダー」を誰の​名義で​持つかを​決めておきます。

公式の​説明では、​チャネルは​作った​後で​別の​プロバイダーに​付け替えられず、​お客様を​見分ける​ユーザーIDも​プロバイダーが​違えば​別の​値です。
運用ツールを​提供する​会社の​プロバイダーに​置く​場合は、とくに​注意するよう​書かれています​(LINE Developers:LINE Developersコンソールの​概要、2026年10月7日確認)。

相手の​名義のまま​始めると、​代行を​終えて​自社で​仕組みを​持ち直すとき、​それまでの​ユーザーIDを​引き継げないことがあります。
入れ物は​自社で​作り、​代行会社には​開発者の​権限で​入ってもらいます。
顧客台帳との​結び方は友だちと​顧客台帳の​つなぎ方の​記事、​ツールで​済ませるか​作るかは拡張ツールと​自社開発の​分かれ目の​記事で​詳しく​扱っています。

​

運用代行の​会社は、​チャットの​中身や、​配信の​絞り込みに​使う​友だちの​情報を​見ることになります。
アンケートで​名前や​電話番号を​集めていれば、​個人情報​そのものです。

個人情報保護法は、​個人データの​取り扱いの​全部または​一部を​外に​任せるときは、​任せた​先で​安全管理が​図られるよう、​必要かつ​適切な​監督を​しなければならない、と​定めています​(法第25条)。
委員会の​通則編の​ガイドラインは、​監督として、​委託先を​選ぶ基準を​決めること、​委託の​契約に​取り扱いの​決まりを​盛り​込むこと、​委託先での​取り扱いの​状況を​把握することを​挙げ、​委託先が​さらに​別の​会社に​任せる​(再委託)場合も、​事前に​報告を​受けたり承認したりすることが​望ましいとしています​(個人情報保護委員会:個人情報保護法ガイドライン​(通則編)3-4-4 委託先の​監督、2026年10月7日確認)。

運用代行の​契約で、​私が​確かめておきたいのは​次のことです。

  • 代行会社の​誰が​アカウントに​入るか。​人が​替わるときに​知らせて​もらえるか
  • 友だちの​情報や​チャットの​中身を、​代行会社の​手元に​写して​持つか。​持つなら​どこに、​いつまで​置くか
  • 原稿づくりや​画像づくりを、​さらに​別の​会社や​個人に​出すか

LINEで​集めた​相談や​アンケートの​答えも、​会社の​利用目的の​範囲に​入っている​必要が​あります。
プライバシーポリシーに​LINEのことが​書かれているかも、​合わせて​見ておきます。

​

運用代行を​頼むと、​毎月、​数字の​報告が​届くはずです。
友だちの​数、​配信ごとに​開かれた​数、​押された​数、​ブロックの​数。
LINEの​管理画面で​見られる​数字だけで​終わると、​配信が​売上や​予約、​問い合わせにつながったかは​分かりません。

頼む前に、​何を​成果と​するかを​1つ​決めておきます。
予約なら​予約の​件数、​来店なら​来店の​数、​問い合わせなら​問い合わせの​件数です。
LINEから​ホームページの​予約や​問い合わせの​画面に​送るなら、​リンクに​印を​付けて、​GA4などで​LINEから​来た​人を​分けて​数えられるように​しておきます。

もう​1つは、​やめるときの​扱いです。
次のものを、​契約の​前に​書き出しておきます。

  • アカウント​そのものの​持ち主と、​料金の​請求先が​誰か
  • 代行会社の​メンバーを​外す日と、​外すのは​誰か
  • 作った​画像や​原稿、​リッチメニューの​元の​データの​持ち主と、​受け取る​形
  • 拡張ツールを​使っていた​場合、​その​契約が​誰の​名義か。​やめた​あとも​自社で​続けるか
  • 配信の​計画や​振り返りの​資料

頼み始めるときに​これを​決めておくと、​代行会社を​替えるときも、​社内に​戻すときも、​配信を​止めずに​済みます。

私たちが​運用代行の​相談で​最初に​確かめること

bundlyzeは、​自社の​LINE公式アカウントを​問い合わせの​窓口に​しています。
整えるときに​手間​取ったのは、​設定の​操作よりも、​最初に​届く​あいさつの​一文と、​いつ返事を​するかの​書き方でした。
いまは​LINE公式アカウントの​運用代行​(配信の企画・原稿・配信の​設定)をお受けしていて、​配信や​お客様ごとの​対応を​自動で​回すLINE連携の​仕組みや、​LINEミニアプリの​開発も​手が​けています。

その​経験から、​運用代行の​ご相談でも、​まず​伺うのは​2点です。
誰が​管理者として​入っているか。
APIを​使っているなら、​どの​名義の​プロバイダーに​置いているか。
配信の​企画や​原稿の​話は、​その​2つを​確かめてからに​しています。
名義の​問題は、​後から​直そうと​すると、​友だちとの​結び​付きを​作り直すことになりかねないからです。

Serviceサービス一覧Instagramの​運用を、​続けられる​発信へサービスの​内容を​見る

よく​ある​質問

LINE運用代行とは、​何を​してもらう​サービスですか?
LINE公式アカウントの​運用を​外部に​任せることです。​配信の​企画と​原稿、​配信の​日時や​相手の​設定、​リッチメニューや​あいさつ​メッセージなどの​整備、​配信ごとの​数字の​振り返りなどを​頼めます。​載せて​よい​事実の​確認、​送って​よいかの​最後の​判断、​約束を​伴う​個別の​返事は、​任せても​社内に​残ります。
LINE公式アカウントの​運用代行に、​ログインの​パスワードを​渡しても​いいですか?
避けます。​管理画面の​「設定」>​「権限管理」から認証用の​URLを​発行して、​相手を​メンバーとして​加えます。​URLは​24時間で​失効し、​1回の​発行で​1人だけに​使えます。​メンバーは​後から​権限を​変えたり外したりできるので、​やめるときも​自社の​ログインに​影響しません。
運用代行の​会社に​付ける​権限は、​管理者と​運用担当者の​どちらが​いいですか?
任せる​仕事に​足りる、​いちばん​狭い​権限にします。​管理者を​加えられるのは​管理者だけで、​運用担当者では​操作できません。​代行会社だけが​管理者だと、​自社からは​管理者を​加えられず、​主導権を​相手に​預けた​形に​なります。​自社の​担当者が​管理者として​入っていることを​先に​確かめます。
LINE運用代行の​費用は、​何で​決まりますか?
主に、​任せる​範囲​(企画、​原稿、​画像、​配信の​設定、​チャットの​返事、振り返り)と、​配信の​回数、​拡張ツールの​有無で​決まります。​代行の​費用とは​別に、​選んだ​プランに​よっては​LINE公式アカウントの​利用料金が​かかります。​配信の​通数は​送った​回数と​送った​友だちの​数の​掛け算で​数えられます。​見積もりは、​同じ​範囲と​回数に​そろえて​比べます。
LINE運用代行を​やめたら、​友だちや​アカウントは​どうなりますか?
自社の​担当者が​管理者として​入っていれば、​権限管理の​リストから​代行会社の​メンバーの​権限を​変えたり外したりして、​自社で​運用を​続けやすくなります。​拡張ツールを​使っていて、​APIの​入れ物​(プロバイダー)が代行会社や​ツールの​会社の​名義だと、​付け替えが​できないため、​作り直しが​要ることがあります。​やめるときに​受け取るものは、​契約の​前に​決めておきます。
Lステップなどの​拡張ツールも、​運用代行の​会社に​用意してもらっていいですか?
使うこと自体は​よく​あります。​ただ、​ツールの​契約と、​APIの​入れ物​(プロバイダー)は自社の​名義に​しておきます。​ツールの​会社の​入れ物に​置く形は、​LINEの​開発者向けの​説明でも​注意する​例に​挙がっています。​代行会社には、​自社の​入れ物に​開発者として​入ってもらいます。
bundlyzeに、​LINE公式アカウントの​運用代行を​頼めますか?
お受けしています。​配信の​企画と​原稿、​配信の​設定といった​運用代行の​ほか、​予約や​顧客管理の​仕組みとの​つなぎ込み、​LINEミニアプリの​開発も​受け持っています。​友だちの​数や​売上の​伸びを​お約束するものではなく、​管理者と​プロバイダーの​名義を​確かめ、​何を​成果として​数えるかを​一緒に​決めるところから​始めます。

bundlyzeは​大阪市北区の​グラングリーン大阪を​拠点に、​LINE公式アカウントの​運用代行​(配信の企画・原稿・配信の​設定)と、​社内の​仕組みとの​つなぎ込み、​LINEミニアプリの​開発を​受け持っています。
全国から​ご相談いただけます。
打ち合わせは​Web会議でも、​対面でも​可能です。
この​記事を​書いた​津嘉山は、​業務システム開発と​AWSを​専門と​する​技術責任者です。

まずは​自社の​アカウントの​「権限管理」を開き、​管理者の​欄に​誰が​いるかを​確かめるところから​始めてみてください。

広告や​SNSの​クリエイティブに​ついて
いまの​状況を​お聞かせ​ください

「何から手をつければいいか​分からない」という段階からで​構いません。

  • 24時間以内に、​担当者から​ご連絡します。
  • 全国から​ご相談いただけます。​打ち合わせは​Web会議でも、​対面でも​可能です。

送信いただいた個人情報はプライバシーポリシーに基づき取り扱います。