この記事の結論
Google広告の検索広告とMeta広告のいちばん大きな違いは、広告を見る人が、いまそれを探しているかどうかです。
検索広告は、言葉を入れて探している人の検索結果に出ます。
Meta広告は、FacebookやInstagramを見ている人に、地域や年齢、興味・関心などの条件をもとに出ます。
自社の商品やサービスが、地域名つきの言葉で実際に検索されているならGoogleの検索広告から、まだ言葉で探されていないものや、写真や動画で見てもらうと伝わるものならMeta広告から始めるのが、私の考える順番です。
どちらから始めても、最初は1つに絞り、何を1件の成果と数えるかを先に決めておきます。
違いは、広告を見る人がいま探しているかどうか
Googleの検索広告は、誰かが言葉を入れて検索したときに、その検索結果に出る広告です。
Googleのヘルプは、検索キャンペーンを、商品やサービスをオンラインで積極的に探しているユーザーに広告を出せるもの、と説明しています(Google 広告 ヘルプ:検索キャンペーンを作成する、2026年10月6日確認)。
Meta広告は、FacebookやInstagramのフィードやストーリーズ、リールを見ている人に出ます。
相手は何かを探しているわけではなく、流れてくる投稿を見ています。
誰に出すかは、地域、年齢、性別、興味・関心などの条件をもとに決まります(Meta for Business:広告のターゲット設定、2026年10月6日確認)。
この違いで、広告の言葉の役目が変わります。
検索広告は、検索した人の問いにすぐ答える言葉が要ります。
Meta広告は、指を止めてもらう絵と、最初の一言が要ります。
同じ「広告を出す」でも、作るものも、確かめる数字も別だと考えたほうが、あとで迷いません。
Google広告には、ほかのサイトやYouTubeに出す広告もあります。
ここでは検索広告に絞って比べます。
自社の商品が言葉で探されているかを、先に確かめる
検索広告は、検索されない言葉には出ようがありません。
なので最初に、自社の商品やサービスが、どんな言葉で、どれくらい探されているかを見ます。
いちばん手近なのは、自社サイトの Search Console の検索語です。
すでに自社のページが表示された言葉が並ぶので、「業種名+大阪」「業種名+神戸」のような地域名つきの言葉が出ているかを見ます。
見方はSearch Consoleの使い方に書きました。
もう一つは、Google広告の中にあるキーワードプランナーです。
言葉ごとの月間の検索数の目安が分かります。
使うには Google広告のアカウントを作り、支払い情報の入力まで済ませておく必要があります(Google 広告 ヘルプ:キーワード プランナーを使う、2026年10月6日確認)。
調べてみると、地域名をつけた言葉ではほとんど探されていない業種もあります。
新しい商品や、まだ名前が知られていないサービスもそうです。
その場合、検索広告は出る回数そのものが少なくなります。
逆に、困ったときに検索される仕事(修理、相談、予約など)は、検索広告から始めるほうが話が早いと考えます。
広告を見た人が、次に何を見るかで準備が変わる
始める前の準備も、2つでかなり違います。
検索広告を見た人は、クリックした先のページで、検索した問いの答えを探します。
広告の言葉とページの冒頭が食い違うと、そこで戻られます。
広告ごとにページを分けるなら、どのURLに置くかも先に決めておきます(LPのドメインとURLは、どこに置くか)。
Metaのほうは、画像や動画そのものが広告の中身です。
手元に写真や動画がどれくらいあるか、縦長の素材を作れるかで、始めやすさが変わります。
Instagramでは縦長の素材が基本になり、文字を置かない範囲もあります(Instagram広告の動画・画像サイズ)。
Metaには、広告の中で名前や連絡先を入力してもらう「リード獲得広告」もあります(Meta for Business:リード獲得広告、2026年10月6日確認)。
自社サイトのフォームとは別の経路で届くので、誰がどこで受け取り、何時間以内に返すかを、始める前に決めておきます。
届いたことに気づかないまま数日たつと、広告費をかけた問い合わせを取りこぼします。
大阪・兵庫に絞るときは、地域の設定を確かめる
大阪や兵庫の中だけでお客様を探す会社は、地域の設定を必ず見ます。
Google広告の地域の設定は、何も変えなければ「所在地やインタレスト」になっています。
対象の地域にいる人やよく訪れる人だけでなく、その地域に関心を示した人にも広告が出る設定です。
地域にいる人やよく訪れる人だけに絞るなら「所在地」を選びます(Google 広告 ヘルプ:地域ターゲティングの詳細設定、2026年10月6日確認)。
大阪への引っ越しや出張を控えて調べている人にも見てほしいのか、来店できる範囲の人だけでいいのかで、選ぶほうが変わります。
Meta広告も、配信する地域を選べます。
大阪市内の店でも、お客様が府県の境をまたいで兵庫から来ることはあります。
市や府県の境で狭く切りすぎると、来るはずのお客様に広告が出なくなります。
お客様が実際に来る範囲で地域を決めます。
どちらで始めても、成果の数え方は同じにしておく
広告の数字は、それぞれの管理画面が、それぞれの決まりで数えます。
Google広告はコンバージョン測定で、購入や申し込み、電話などの成果を数え、その数字を自動の入札にも使います(Google 広告 ヘルプ:コンバージョン測定について、2026年10月6日確認)。
Metaは、サイトに入れるMetaピクセルというコードで、サイト上の行動を成果として数えます(Meta for Developers:Meta Pixel、英語、2026年10月6日確認)。
2つの管理画面の成果を足しても、実際の問い合わせの件数になるとは限りません。
同じ1件を、両方の管理画面がそれぞれ自分の成果として数えることがあるからです。
だから、どちらで始めるにしても、自社の側に1つの物差しを持ちます。
GA4とGoogle広告をリンクしたうえで、GA4で問い合わせの送信を「キーイベント」として数えておけば、Google広告はそれをもとにコンバージョンを作れます(アナリティクス ヘルプ:Google アナリティクスのコンバージョンとキーイベント、2026年10月6日確認)。
計測のタグを1か所で管理する方法は全ページの計測タグを、1か所で管理する方法に書いています。
私たちは自社の集客に広告を使っていません。
それでも、自社のフォームは広告で人が来ても分かる形にしてあります。
問い合わせの記録に、最初に見たページ、参照元、utm_ で始まる値、Google広告の gclid、Meta広告の fbclid が一緒に残るようにし、フォームには「知ったきっかけ」の選択肢として「広告」も入れています。
2026年10月1日には、送信が終わったときに GA4 へ知らせる設定を Googleタグマネージャーで公開しました。
ただ、実際の問い合わせでその知らせが GA4 に届くかは、2026年10月6日の時点でまだ確かめられていません。
管理画面の数字と、手元に届いた問い合わせを突き合わせられるようにしておくのが、どちらの広告でも最初の準備だと考えています。
何を1件と数えるか、広告の名義を誰にするかは、運用を任せるかどうかにかかわらず決めておくことです。
詳しくはWeb広告の運用代行とはにまとめました。
最初は片方に絞り、同じ期間で判断する
予算が限られているうちは、2つに分けないほうがいいと私は考えています。
半分ずつに分けると、どちらも成果の件数が少なくなり、どちらが効いたのかを比べられません。
成果の記録が少ないと、自動の入札にとっても手がかりが少なくなります。
片方で、何を1件と数えるかと、広告から来た問い合わせが仕事になったかまで追えるようになってから、もう片方を足します。
検索広告で探している人を受け止めつつ、Meta広告でまだ探していない人に知ってもらう、という組み合わせは、そのあとに考えても遅くありません。
広告の言葉は、どちらの媒体でも景品表示法の対象です。
商品やサービスを実際より良く見せる表示は禁じられていて、2023年10月1日からは、広告であることを隠すステルスマーケティングも違反になりました(消費者庁:景品表示法、2026年10月6日確認)。
広告の文言の根拠は、出す前に社内で確かめておきます。
よくある質問
Google広告とMeta広告の違いは何ですか?
検索されているかどうかは、どこで確かめられますか?
最初から両方を同時に始めてもいいですか?
Instagram広告とMeta広告は別のものですか?
bundlyzeは、大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、大阪・兵庫を中心とした関西の会社のGoogle広告とMeta広告の運用を、成果の数え方の設計から受け持っています。
打ち合わせはWeb会議でも対面でもできます。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とするエンジニアで、このサイトの問い合わせフォームと計測の設定も自分で組んでいます。
まずは Search Console を開いて、自社の商品の名前に「大阪」や「神戸」をつけた言葉が、検索語の一覧に出ているかを見てみてください。
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