この記事の結論
LPのURLの置き方は、会社のサイトの下に置く(例:example.co.jp/lp/〇〇)、サブドメインにする(例:lp.example.co.jp)、別のドメインを取る、制作ツールや配信サービスの仮のURLをそのまま使う、の4通りです。
特別な理由がなければ、会社のサイトの下に置くのがいちばん手間が少なく済みます。
会社の名前とつながって見え、計測の設定が1つで済み、証明書や更新の管理も増えません。
別のドメインは、会社とは別のブランドとして育てたいときに選ぶもので、計測と広告とやめた後の転送に、そのぶんの手間がかかります。
仮のURLのまま公開するのは避けます。
LPのURLは、4つの置き方から選ぶ
LPを作るとき、デザインや文章より後回しにされやすいのが、どのURLで公開するかです。
置き方は次の4つで、それぞれの向き不向きを先に表にしておきます。
| 置き方 | URLの例 | 会社とのつながり | 計測 | 増える管理 | やめた後 |
|---|---|---|---|---|---|
| 会社のサイトの下(サブディレクトリ) | example.co.jp/lp/spring | 同じアドレスなので伝わりやすい | 会社のサイトと同じ設定で数えられる | ほぼ増えない | 会社のサイトの中で転送できる |
| サブドメイン | lp.example.co.jp | 会社のドメインは残る | 設定によっては見直しが要る | DNSの記録と証明書 | DNSを残せば転送できる |
| 別のドメイン | spring-campaign.jp など | アドレスからは会社が分からない | ドメインをまたぐ設定が要る | ドメインの更新、証明書、DNS | 転送を続けるならドメインの更新も続ける |
| 仮のURL | 〇〇.pages.dev など | 会社と関係ないアドレスに見える | 本番と同じタグが入ると数字が混ざる | 本番と別のアドレスが残る | 本番へ転送する |
LPの中身の作り方は問い合わせが来るホームページ・LPの作り方に書いたので、ここではURLの話だけにします。
私たちは、LPを会社のサイトの下に置いている
先に、私たち自身の置き方を書いておきます。
2026年9月29日に、ホームページ制作やシステム開発など分野ごとのLPを8本公開しました。
どれも、ホームページ制作のLPなら /service/website のように、会社のサイトの /service/ の下にあります。
別のドメインやサブドメインは使っていません。
理由は単純で、増やすたびに管理するものを増やしたくなかったからです。
計測のタグは、サイトを書き出す処理の中で全ページに同じものを入れているので、LPを足してもタグを貼る作業はありません。
Search Consoleも、会社のサイトの登録(https://www.bundlyze.co.jp/ で始まるURL)のまま、LPの検索の数字が見られます。
少人数で回している会社には、この「何も増えない」ことがいちばん効く、と私は考えています。
アドレスに会社の名前が残ると、問い合わせる前の不安が1つ減る
問い合わせる前に、どこの会社のページなのかを確かめる人は少なくありません。
アドレスバーに会社のドメインが出ていれば、それだけで会社のサイトの一部だと分かります。
トップページや会社概要へのリンクをたどったときも、同じアドレスのまま移れます。
サブドメインの lp.example.co.jp でも、末尾に会社のドメインが残るので、つながりは見えます。
別のドメインは、アドレスだけでは誰のページか分かりません。
そのぶん、ページの中で会社名と会社のサイトへのリンクをはっきり見せる必要があります。
別のドメインを選ぶのが合うのは、会社名を前に出さずに、商品やサービスの名前で覚えてもらいたいときです。
その場合は、名前を決める前に、その名前が商標で使われていないか、同じ名前のドメインが取れるかを確かめておきます。
確かめる順番はブランド名の付け方に書きました。
計測:ドメインが分かれると、同じ人が別の人として数えられる
LPの成果は、たいていGA4や広告の管理画面で、問い合わせや申し込みの数として見ます。
ここで効いてくるのが、LPと会社のサイトのドメインが同じかどうかです。
GA4のヘルプでは、別のドメインへ移るたびに新しいCookieとIDが設定され、同じ端末から別のドメインを見た1人が、別々に識別されると説明されています(Google アナリティクス ヘルプ:クロスドメイン測定の設定、2026年10月6日確認)。
LPを別のドメインに置き、問い合わせのフォームは会社のサイトにある、という組み合わせだと、この設定をしないと、LPから来た人の問い合わせが広告などで来た元の流入元が、問い合わせまで引き継がれにくくなります。
同じヘルプには、サブドメインどうしでも、Cookieのドメインが違うと自分のサイトが参照元として出ることがある、という注意もあります。
Search Consoleにも同じような分かれ目があります。
登録のしかたには、すべてのサブドメインを含む「ドメインプロパティ」と、指定した文字で始まるURLだけを含む「URLプレフィックスプロパティ」があります(Search Console ヘルプ:プロパティを追加する、2026年10月6日確認)。
私たちの登録は後者なので、もしLPを lp.bundlyze.co.jp に置いていたら、いまの登録ではLPの数字が見えず、別に登録することになっていました。
会社のサイトの下に置けば、どちらの登録でも見えます。
計測のタグをどのページにも同じように入れる方法は、全ページの計測タグを1か所で管理する方法にまとめています。
広告の審査:表示するURLと、着くページのドメインをそろえる
LPに広告から人を呼ぶなら、広告に出すURLとLPのドメインの関係も見ておきます。
Google 広告のポリシーでは、表示URLのドメインが、クリックした人が着く最終ページのURLと一致しないものを、事前に認められた場合を除いて認めていません。
最終ページのURLから別のドメインへリダイレクトする例(example.com から example2.com へ)も、同じページに挙がっています(Google 広告ポリシー ヘルプ:リンク先の要件、2026年10月6日確認)。
別のドメインのLPでも、表示URLをそのドメインにそろえて広告を出せば、この点は問題になりません。
気をつけたいのは、途中でLPを閉じて会社のサイトへ転送したときです。
別のドメインのLPを閉じて会社のサイトへ転送したのに、広告の最終ページのURLを古いLPのままにしておくと、別のドメインへのリダイレクトになります。
LPをやめるときは、転送の設定と一緒に、広告のURLも書き換えるか止めるかを決めておきます。
証明書と更新の手間は、ドメインとサブドメインの数だけ増える
URLが https:// で開けるのは、そのアドレスの証明書があるからです。
会社のサイトの下に置いたLPは、会社のサイトの証明書でそのまま開けます。
サブドメインを足すと、そのサブドメインのDNSの記録と証明書が1つ増えます。
ドメインごと分けるなら、ドメインそのものの更新の手続きも増えます。
数が増えると、どれか1つが忘れられます。
私たちも、wwwありのアドレスは問題なかったのに、wwwなしのアドレスだけ、以前のサーバーの仕組みでは証明書が自動で更新できない状態でした。
2026年9月に、自動で更新される仕組みへ移しています。
その経緯と手順はSSL証明書の期限切れを防ぐに書きました。
LPのためにアドレスを増やすなら、その証明書が自動で更新されるか、ドメインの更新の通知が誰に届くかまで、作る時に決めておきます。
制作ツールや配信サービスの仮のURLのまま、公開しない
LPの制作ツールや配信サービスの多くは、独自のドメインをつながなくても、〇〇.pages.dev のような仮のURLでページを公開できます。
確認には便利ですが、そのまま広告や名刺に載せるのはおすすめしません。
会社とつながりのないアドレスに見えるうえ、あとで正式なドメインに移したときに、古いURLが検索や共有の中に残ります。
私たちのサイトも、2026年6月に公開した時点では、配信サービスの仮のURLでも同じページが開ける状態でした。
公開した6月30日に、仮のURLに来た人を、本番の www.bundlyze.co.jp へ301で転送する処理を足しています。
仮のURLを使った場合は、公開の日までに、本番のURLへ転送されるかを開いて確かめておきます。
仮のURLには、作業用の名前がそのまま入ることがあります。
そこにブランド名を入れないほうがよい理由は、ブランド名の付け方の、作業用のURLの節に書いたので、ここでは繰り返しません。
LPをやめた後も、URLは捨てずに転送する
キャンペーンが終わってLPを閉じても、そのURLは、広告の履歴、SNSの投稿、誰かのブックマークの中に残ります。
消してしまうと、そこから来た人は「ページが見つかりません」の画面に着きます。
閉じるときは、いちばん近い内容のページ、たとえば同じサービスの常設のページへ、301で転送しておきます。
Googleは、301や308のような恒久的なサーバー側のリダイレクトについて、転送先が正規のページであることを示すシグナルとして使うと説明しています(Google 検索セントラル:リダイレクトと Google 検索、2026年10月6日確認)。
私たちも、2026年10月3日に、内容の重なっていたコラム5組を1本ずつにまとめたとき、まとめた側の古いURLを、残した記事へ301で転送する設定を、サーバーの設定ファイルに書きました。.html 付きのURLや、末尾に / が付いたURLで来た人も、同じ先へ送るようにしています。
置き方による違いが出るのは、ここです。
会社のサイトの下なら、会社のドメインを持っている限り転送を置いておけます。
サブドメインは、そのDNSの記録と証明書も残しておく必要があります。
ドメインを分けたLPは、転送を続けるために、使わなくなったドメインの更新も続けることになります。
更新をやめてよいかは、そのURLからまだ人が来ているかを、アクセスの数字で見てから決めます。
検索での評価の違いは、置き方を決める理由にしていない
サブドメインとサブディレクトリのどちらが検索で有利か、という問いもよく見かけます。
私は、この違いについてのGoogleの公式の説明を確かめられていないので、この記事では選ぶ理由に入れていません。
LPは、検索より広告やSNS、メールから人を呼ぶことが多いページです。
検索から人を呼びたいなら、URLの置き方より、探している人の問いにページが答えているかのほうが先に効くはずだ、と私は考えています。
よくある質問
LPは、会社のサイトとは別のドメインにしたほうがいいですか?
サブドメインとサブディレクトリは、どう違いますか?
LPを別のドメインにすると、GA4ではどうなりますか?
キャンペーンが終わったLPは、消してもいいですか?
bundlyzeは、大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、大阪・兵庫を中心とした関西の会社のホームページとLPの制作を受け持っていて、打ち合わせはWeb会議でも対面でもできます。
岡山の会社とも、Web会議で進められます。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とするエンジニアで、自社のLPの置き場所や転送、証明書の設定も自分で行っています。
まずは、いま公開しているLPのURLを開いて、アドレスバーに会社のドメインが出ているかを見てみてください。
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