この記事の結論
地域の広告媒体を選ぶときは、媒体の名前を並べる前に、お客様が実際にどこから来ているかを書き出します。
範囲が決まると、候補の媒体はだいぶ減ります。
順番としては、まず無料のGoogleビジネスプロフィールを整え、そのうえで、地図の上で範囲を絞れるGoogle広告やMeta広告か、町や世帯に届けるチラシなどの紙の広告かを選ぶ、という順で私は考えています。
どの媒体を使う場合も、媒体ごとに入口のURLを分け、問い合わせの記録に「どこから
Googleビジネスプロフィールは掲載に料金がかからないと、Googleが案内しています(2026年10月6日確認)。
媒体を選ぶ前に、お客様が実際に来る範囲を書き出す
このサイトの Search Console を見ると、直近1週間の検索語に、兵庫県内の市の名前に「飲食店 広告」や
市の名前で探す人が知りたいのは、自分の店の近くの人にどう知らせるか、だと思います。
地域の広告で最初に決めるのは、どの範囲に届けるかです。
媒体はそのあとで選べます。
駅前の店なら駅の周りと乗り換えの多い駅、車で来るお客様が多い店なら幹線道路沿いの町、出張して仕事をする会社なら回れる範囲の市や区、というように、商売の形で範囲が変わります。
範囲は、手元の記録から書き出せます。
予約や問い合わせのときに聞いている住所、会員カードやポイントの登録、配達先や見積もりの送り先などです。
記録がなければ、来た人に「どちらから
書き出してみると、思っていたより遠くから来ている人や、すぐ隣の町なのにほとんど来ていない所が見つかることがあります。
市や府県の境は、お客様の動きとは関係がありません。
尼崎の店に大阪市内から来る人もいれば、大阪の会社が兵庫に仕事で出ることもあります。
範囲の線は、地図の境より、実際の記録に合わせて引きます。
無料で出せる場所を、広告より先に整える
店や会社の名前を知った人の多くは、行く前に地図や検索で確かめるはずです。
そこで営業時間が古かったり、写真がなかったりすると、広告で知ってもらっても来店の手前で止まります。
Googleビジネスプロフィールは、Google検索とGoogleマップに出る会社や店の情報で、作成して掲載するのに料金はかからないと案内されています(Google ビジネス プロフィール、
広告を出す前に、名前・住所・電話番号・営業時間・写真がそろっているかを見ておきます。
登録とオーナー確認の手順はGoogle ビジネス プロフィールとはに書きました。
もう一つの理由は、Googleマップの広告がこのプロフィールとつながっていることです。
Googleマップに出る広告(ローカル検索広告)に
プロフィールが整っていないまま地図の広告だけを考えても、順番が逆になります。
検索とAIの答えの両方で会社の情報が取り違えられないようにする整え方は、SEO・LLMO対策の
ネットの広告は、範囲を地図の上で絞れる
Google広告は、広告を出す地域として、国、国内の特定の場所、特定の地点を中心とする半径の範囲などを選べます(Google 広告 ヘルプ:広告の対象地域を設定する、
店を中心に円を描くこともできるので、書き出したお客様の範囲をそのまま設定に移しやすい媒体です。
円を描いただけでは、円の中の人だけに出るとは限りません。
初めの設定のままだと、その場所に興味を持って調べている遠くの人にも広告が出ます。
店に来られる人に絞りたいときは、地域の詳細設定で選択肢を切り替えます。
選択肢の名前と意味はヘルプにあります(Google 広告 ヘルプ:地域ターゲティングの詳細設定、
引っ越しや旅行の前に下調べする人にも見てほしい商売なら、初めの設定のほうが合うこともあります。
Meta広告も、配信する地域や、見てほしい人の年代や好みで相手を決めます(Meta for Business:広告のターゲット設定、
ネットの広告をGoogleとMetaのどちらで始めるかの決め方は、Google広告とMeta広告、どちらから始めるかにまとめたので、ここでは繰り返しません。
ネットの広告の良いところは、出した回数や押された回数が日ごとに分かり、範囲や言葉を途中で変えられることです。
一方で、スマホやパソコンをあまり開かない人には、ネットの広告は目に入る機会そのものが少なくなります。
お客様の顔ぶれによっては、紙のほうが届くこともあります。
紙の広告は、届く範囲を町や世帯の単位で決める
紙の広告には、新聞の折込み、ポスティング、地域の情報誌、駅や店の中の掲示などがあります。
ネットの広告と違い、届ける範囲は町や配布の区域の単位で決めることが多く、刷った部数が届く数の上限になります。
全国にある仕組みの例として、日本郵便のタウンプラスがあります。
指定したエリアへ、あて名を書かずにゆうメールを配達するサービスで、引受期間は1月15日から12月12日までと案内されています(日本郵便:よくあるご質問(ゆう
名簿を持っていなくても、決めた範囲の家や事業所に届けられるのが、紙の広告の強みです。
紙の弱いところは、見た人が何をしたかが、そのままでは分からないことです。
チラシを見て来た人も、検索してから来れば「検索から
これを補うのが、次の節の数え方です。
媒体ごとの、届く範囲と確かめ方
| 媒体 | 届く範囲の決め方 | 向いている場面 | 効果の確かめ方 |
|---|---|---|---|
| Googleビジネスプロフィール | 店や会社の所在地と、サービスを提供する地域 | どの業種でも、広告の前に | プロフィールの表示回数、電話やルートの操作の数 |
| Google広告(検索・地図) | 地域、地点からの半径、 | 困ったときや行く前に検索される商売 | 広告の管理画面の数字と、自社の問い合わせの記録 |
| Meta広告 | 地域と、年齢や興味・関心の条件 | 写真や動画で見てもらうと伝わる商売 | 同上 |
| 紙の広告(折込み・ポスティング・郵便など) | 町や配布の区域、部数 | スマホで調べない層にも届けたい、開店や移転のお知らせ | 専用のURLやQRコード、来店時の聞き取り、紙専用の特典 |
表の右の列は、どれも「自社の
広告の管理画面の数字は、それぞれの会社がそれぞれの決まりで数えたものなので、足しても自社に届いた問い合わせの数とは一致しないことがあります。
紙もネットも、同じ物差しで数える
物差しをそろえるいちばん簡単な方法は、媒体ごとに入口のURLを分けることです。
GA4は、URLの末尾につけた utm_source(どこから
Googleのヘルプでは、utm_source の例に「billboard
紙の広告のQRコードを、こうした値をつけたURLにしておけば、紙から来た人もGA4で分けて数えられます。
ただ、GA4で分かるのはサイトに来たところまでです。
問い合わせや予約の1件ずつに、どこから来たかが残っていないと、仕事になったかまでは追えません。
うちの会社のフォームでは、送られてきた1件ごとに、その人がサイトで最初に開いたページと、どこから来たか(utm の値や参照元)が、
広告を押したときにURLにつく gclid・fbclid も、問い合わせの記録の側に残します。
あわせて、入力欄の一つで「何で
自社の集客で広告は出していませんが、物差しは先に置いておくほうが後で困りません。
電話で受けることが多い店なら、電話を取った人が「何を
計測のタグをサイトの全ページで同じように動かす方法は、全ページの計測タグを、1か所で管理する方法に書きました。
広告から来た人を受け止めるページの作り方は、ホームページ・LP制作のページにも、私たちが一緒に決めることとして並べています。
1つずつ試して、期間をそろえて比べる
媒体は、一度に増やさないことをおすすめします。
チラシを配った週にネットの広告も始めると、問い合わせが増えても、どちらの効果か分からなくなります。
1つの媒体を、決めた範囲で、決めた期間だけ試します。
その間の問い合わせを、入口のURLと「知った
次の媒体を足すのはそのあとです。
季節で客足が変わる商売なら、去年の同じ時期の記録と並べて見ると、広告の効果と季節の波を取り違えにくくなります。
広告を出すかどうか、どれに出すかの判断を外の会社と一緒にする場合も、範囲の書き出しと問い合わせの記録は、自社で持っておくものです。
任せる前に決めておくことはWeb広告の運用代行とはにまとめています。
よくある質問
地元のお客様向けの広告は、何から始めればいいですか?
Google広告では、店の近くだけに広告を出せますか?
チラシとネット広告の効果は、どうやって比べればいいですか?
相談する前に、広告のアカウントを作っておく必要はありますか?
広告を出しても、問い合わせが増えなかったらどうなりますか?
bundlyzeは大阪市北区(グラングリーン大阪)に
打ち合わせはWeb会議でも対面でもできます。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSが専門のエンジニアです。
まずは、この1か月の問い合わせや予約を、お客様の住んでいる町ごとに数えてみてください。
Web広告について、
いまの状況をお聞かせください
「何から
- 24時間以内に、担当者からご連絡します。
- 全国からご相談いただけます。打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。

