全ページの​計測タグを、​1か所で​管理する​方法。​入れ忘れと​二重計測を​防ぐ

アクセス解析や​広告の​計測タグを、​ページごとに​手で​貼っていませんか。​新しい​ページで​入れ忘れる、​二重に​入って​数字が​倍に​なる、​どこに​何が​入っているか​分からない。​計測タグを​1か所で​管理する​考え方と、​自社サイトで​採用している​仕組みを​整理します。

この​記事の​結論

計測タグを​ページごとに​手で​貼ると、​入れ忘れ、​二重の​計測、​古い​タグの​放置が​必ず​起きます。​防ぐには、​タグを​入れる​場所を​1か​所に​まとめます。​多くの​場合は、​Googleタグマネージャー​(GTM)の​入れ物を​全ページに​1つだけ​入れ、​個々の​タグは​GTMの​中で​管理します。​私たちの​サイトでは、​GTMの​入れ物​その​ものも、​ページの​原稿には​書かず、​公開用の​ファイルを​作る​ときに​全ページへ​自動で​入れています。

ページごとに​貼ると、​何が​起きるか

アクセス解析​(GA4)、​Google広告、​Meta広告。​計測の​ための​タグは、​使う​サービスが​増える​ほど​増えていきます。​これを​ページごとに​手で​貼っていると、​次の​ことが​起きます。

  • 新しい​ページで​入れ忘れる。 記事や​LPを​足した​ときに、​その​ページだけ​計測されない
  • 二重に​入る。 同じ​タグが​2回入り、​訪問や​コンバージョンの​数が​実際の​倍に​見える
  • 古い​タグが​残る。 もう​使っていない​広告の​タグが、​何年も​ページに​残り続ける
  • どこに​何が​入っているか、​誰も​分からない。 担当者が​変わると、​手が​出せなくなる

どれも、​数字を​信じて​判断する​前提を​崩します。

1か所で​管理する​:Googleタグマネージャー

計測タグを​1か所で​管理する​代表的な​方法が、​Googleタグマネージャー​(GTM)です。

  1. 全ページに、​GTMの​「入れ物」を​1つだけ​入れる。​Googleの​案内では、​コードの​1つ目を​ <head> のできるだけ上に、​2つ目を​ <body> の​開始直後に​貼ります​(タグ マネージャー ヘルプ:ウェブコンテナを​インストールする、​2026-⁠10-⁠02 確認)
  2. GA4や​広告の​タグは、​ページに​直接貼らず、​GTMの​管理画面の​中で​追加する
  3. どの​ページで、​いつタグを​動かすかも、​GTMの​中で​決める

こうすると、​タグを​足す・外す・直す​ときに、​ページを​1枚ずつ​触る​必要が​なくなります。​GTMには、​公開前に​動きを​確かめる​プレビューの​機能も​あるので、​公開してから​気づく​失敗も​減らせます。

入れ物​その​ものも、​1か所に

GTMを​使っていても、​入れ物を​ページごとに​手で​貼っていると、​新しい​ページで​入れ忘れる​ことは​起きます。

私たちの​サイトでは、​GTMの​入れ物を、​各ページの​原稿には​書いていません。​公開用の​ファイルを​作る​処理​(ビルド)の​中で、​すべての​ページに​自動で​入れるように​しています。

  • 原稿の​ページには、​計測の​コードを​1行も​書かない
  • ビルドの​ときに、​全ページへ​GTMの​入れ物を​差し込む。​すでに​入っている​ページには、​二重に​入れない
  • 新しい​ページを​足しても、​何もしなくても​計測される

この​形に​してから、​記事や​LPを​増やしても、​計測の​入れ忘れを​心配する​必要が​なくなりました。​コラムの​記事も、​同じ​仕組みで​自動的に​計測されています。

二重計測を​防ぐ​ため、​「GTMの​中で​入れた​タグを、​ページにも​直接貼っている」​状態が​ないかを​確かめます。​サイトを​作り直した​ときや、​制作会社が​変わった​ときに​起きやすい​行き違いです。

複数の白紙を、一つの留め具でまとめた様子
複数の​白紙を、​一つの​留め具で​まとめた​様子

問い合わせの​完了も、​GTMから​1回だけ送る

入れ物を​1か所に​置いておけば、​その後の​計測の​追加も、​GTMの​中だけで​済みます。

私たちは​2026年10月1日に、​問い合わせの​完了を​GA4に​送る​設定を、​GTMで​公開しました。​イベントの​名前は、​問い合わせの​フォームが​送信された​ときに​使うようGoogleが​案内している​推奨イベント​「generate_lead」に​しています​(アナリティクス ヘルプ:推奨イベント、​2026-⁠10-⁠02 確認)。​公開に​あたっては、​同じ​完了の​イベントが、​ページの​コードと​GTMの​両方から​送られて​二重に​ならない​ことを​確かめました。

問い合わせの​完了を​GA4で​数える​設定と、​その​あとに​見る​画面は、GA4の​使い方。​中小企業が​最低限見る​3つの​画面と、​その前に​やる​1つの​設定に​まとめています。

自社で​確かめる​手順

  1. ページの​ソースを​見る。 ブラウザで​「ページの​ソースを​表示」を​開き、​googletagmanager、​gtag、​fbq といった​文字を​検索します。​同じ​ものが​2回出てきたら、​二重計測の​疑いが​あります
  2. GTMの​中を​見る。 どんな​タグが、​どんな​条件で​動いているかを​一覧で​確かめます。​使っていない​広告の​タグが​あれば​止めます
  3. 新しい​ページで​確かめる。 最近​足した​ページで、​GA4の​リアルタイムの​画面に​自分の​訪問が​出るかを​確かめます
  4. 管理の​決まりを​書いておく。 誰が​GTMの​権限を​持ち、​タグを​足すときは​誰に​相談するかを​決めます

計測は、​問い合わせを​数える​ために​ある

計測タグを​整えるのは、​数字を​きれいに​する​ためではなく、​どの​ページや​広告が​問い合わせに​つながったかを​確かめる​ためです。​問い合わせを​数える​考え方は、AIから​来た​訪問と​問い合わせを、​どう​数えるかや、Web広告の​運用代行、​任せる​前に​確認しておきたい​ことに​まとめています。

よく​ある​質問

GTMを​使うと、​サイトの​表示は​遅くなりませんか?
入れ物​その​ものの​影響は​小さいですが、​中に​入れる​タグが​増える​ほど、​読み込む​ものも​増えます。​使っていない​タグを​止めて​おくことが、​表示の​速さを​保つうえでも​大切です。
GTMの​権限は、​制作会社に​任せても​いいですか?
作業は​任せても​構いませんが、​GTMの​アカウントは​自社の​名義で​作り、​制作会社には​権限を​渡す形に​しておくと​安心です。​制作会社が​変わっても、​計測の​設定を​引き継げます。
WordPressの​プラグインで​計測タグを​入れるのと、​どちらが​いいですか?
どちらでも、​全ページに​1か​所から​入れられるなら​目的は​果たせます。​大事なのは、​同じ​タグが​別の​方法でも​入っていないか​(二重に​なっていないか)を​確かめる​ことです。

1か​所に​まとめれば、​増やしても​崩れない

ページや​広告が​増える​ほど、​計測タグを​手で​管理するのは​難しくなります。​入れる​場所を​1か​所に​まとめて​おけば、​ページを​足しても、​担当が​変わっても、​数字は​崩れません。

まずは、​自社の​サイトの​ソースで、​計測の​タグが​二重に​なっていないかを​確かめてみてください。

ご相談

Webからの​集客に​ついて、​いまの​状況を​お聞かせ​ください。

「何から​手を​つければいいか​分からない」という​段階からで​構いません。​返信は​担当者が​直接お送りします。

送信いただいた個人情報はプライバシーポリシーに基づき取り扱います。