この記事の結論
Instagram広告の画像や動画は、置かれる場所(フィード、ストーリーズ、リール)ごとに適したサイズがあります。Metaの広告ガイドは、フィードでは縦長の4:5、ストーリーズとリールでは画面全体に表示される9:16をすすめています。そのうえで、最初の1秒で「自分に関係がある」と分かる絵にし、文字は画面の上下と左右の端を避けて最小限に置く。この3点を押さえるだけで、流されにくい広告になります。
広告は、指で流される画面の中にある
Instagramを見ている人は、広告を見るために開いているわけではありません。友人の投稿や、気になるアカウントの動画を、指で次々に流しています。その流れの中に、広告が差し込まれます。
だからこそ、最初の一瞬で目を止めてもらえなければ、どれほど良い商品でも伝わりません。Instagram広告の制作は、この「最初の1秒」をどう作るかが中心になります。
置かれる場所ごとの、サイズの基本
Instagram広告は、主に次の3つの場所に表示されます。Metaの広告ガイドでは、場所ごとに次のアスペクト比(縦横の比率)と解像度がすすめられています(2026年10月2日に確認。フィードの画像、ストーリーズの画像、リールの動画)。
| 表示される場所 | すすめられている比率 | すすめられている解像度 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| フィード | 4:5(縦長) | 幅1,440ピクセル、高さ1,800ピクセル | 投稿と同じ流れの中に出る |
| ストーリーズ | 9:16(縦長・全画面) | 幅1,440ピクセル、高さ2,560ピクセル | スマホの画面いっぱいに出る |
| リール | 9:16(縦長・全画面) | 幅1,440ピクセル、高さ2,560ピクセル | 短い動画の流れの中に出る |
フィードでは、正方形(1:1)や横長の画像も使えますが、すすめられているのは縦長の4:5です。縦長のほうが、スマホの画面の中で広く場所を取れます。
広告マネージャで広告を作ると、1つの素材が、ほかの場所に合わせて自動で調整されることがあります。ただ、自動のトリミングで大事な部分が切れることもあるので、公開前に、場所ごとの見え方をプレビューで確かめます。重要な場所に出す広告は、その場所の比率で素材を作っておくのが確実です。
文字とロゴは、画面の端を避ける
ストーリーズとリールでは、画面の上下に、アカウント名やボタン、説明文などが重なって表示されます。この部分に置いた文字やロゴは、隠れて読めなくなることがあります。Metaの広告ガイドは、文字やロゴなど大事な要素を、画面の上から約14パーセント、下から約35パーセント、左右それぞれ約6パーセントの範囲に置かないようすすめています(2026年10月2日に確認)。
- 見出しや大事な文字は、画面の中央寄りに置く
- 画面の下の3分の1ほどには、文字を置かない
- ロゴは小さく、端から少し離して置く

最初の1秒の作り方
1. 「誰に向けた広告か」を、絵で示す
最初の一瞬で、見た人が「自分に関係がある」と感じられるかどうかが大事です。商品そのものより、それを使っている場面や、解決した後の状態を見せるほうが、自分のこととして受け取ってもらいやすくなります。
2. 文字は、見出しひと言だけ
画面の中の文字は、2行までの見出しに絞ります。詳しい説明や条件は、広告の説明文や、リンク先のページで伝えます。スマホの小さな画面で一瞬しか見られないので、文字が多いと、何も伝わらないまま流されます。
3. 動画は、最初の1秒に一番強い絵を置く
動画の広告は、最初の1秒で流されるかどうかが決まります。ロゴや会社名から始めず、いちばん目を引く絵から始めます。音を出さずに見る人も多いので、音がなくても伝わる作りにしておきます。
4. 自然な見た目にする
Instagramの流れの中で、いかにも広告らしい作りは、それだけで流されやすくなります。通常の投稿に近い、自然な見た目のほうが、目を止めてもらいやすいことがあります。
少人数で作り続けるために、「型」を作る
Instagram広告は、同じ素材を出し続けると、見た人が慣れて反応が落ちていきます。そのため、素材を入れ替え続ける必要があります。少人数で作り続けるには、毎回ゼロから作らず、「型」を用意しておくのが近道です。
- 比率ごとの型:フィード用の4:5と、ストーリーズ・リール用の9:16を中心に、文字の位置と大きさを決めておく
- 写真を差し替えるだけで使える型:配置を固定し、写真と見出しだけを変える
- 色の決まり:自社の色を3〜5色に絞る
私たちは、広告とSNS用の見本の型を200点作り、色の指定を差し替えるだけで使い回せるようにしています。型があると、新しい素材を短い時間で、揃った見た目で作れます。AIで絵を作る場合の注意は、AIで広告画像やSNS投稿を作るとき、日本語の文字を崩さない作り方にまとめています。
反応を見て、直し続ける
広告は、出してからが本番です。どの素材が反応を得たかを見て、次の素材に活かします。
- 比べるのは、1か所だけ変えたもの:絵を変えるなら見出しはそのまま、というように、違いを1つに絞ると、何が効いたかが分かります
- クリックの先まで見る:クリックが多くても、問い合わせにつながらなければ意味がありません。広告から来た人の問い合わせを数えられるようにしておきます(Web広告の運用代行、任せる前に確認しておきたいことに計測の考え方を書いています)
- 探している言葉と、行き先のページを合わせる:見た人が求めていることと、開いたページの中身がずれていると、そこで離れてしまいます
最後の点は、私たちも自社のページで経験しました。2026年10月2日、Search Consoleで、はじめて社名以外の検索語での表示を確認しました。「instagram運用代行 大阪」で平均3位(9月29日分)でしたが、表示されていたのはWeb広告のページでした。Instagramの運用を探している人に、広告のページを見せていたことになります。そこで、SNS運用のページのタイトルに「Instagram運用代行」を入れ、Web広告のページからSNS運用のページへのリンクを足しました。Instagramの広告と投稿は、探す側から見ると近い話です。どちらの話をしているページかを、はっきりさせておくことが大事です。
よくある質問
1つの素材で、全部の場所に出してもいいですか?
画像と動画、どちらがいいですか?
素材は、どのくらいの頻度で替えればいいですか?
目を止めてもらえれば、伝えられる
Instagram広告は、商品の良さを伝える前に、まず流されずに目を止めてもらう必要があります。場所に合ったサイズで作り、最初の1秒に一番強い絵を置き、文字は最小限にする。この基本を守るだけで、同じ予算でも届き方が変わります。
まずは今出している広告を、スマホで実際に見て、最初の1秒で何の広告か分かるかを確かめてみてください。
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