この記事の結論
Web集客の依頼先を1社にまとめるか、分野ごとに分けるかは、社内に全体を見て決める人がいるかどうかで決めるのが近道です。
決める人がいて、各分野の外注先と直接やり取りできるなら、分けて頼んでも回ります。
決める人がいない、外注先ごとに報告の数字がばらばら、という状態なら、1社にまとめるか、少なくとも全体を見る役を1か所に置くほうが合います。
どちらを選んでも、ドメイン、広告アカウント、計測のアカウントは会社の名義で持ち、依頼先には権限だけを渡します。
「1社にまとめる」と「分野ごとに分ける」は、窓口と数字の数が違う
この記事で「1社に
「分野ごとに
どちらが正しいという話ではありません。
違いが出るのは、窓口の数と、数字のそろい方と、やめるときの手間です。
| 比べる点 | 1社にまとめる | 分野ごとに分ける |
|---|---|---|
| 窓口の数 | 1つ。相談も報告も同じ相手 | 分野の数だけある。会社どうしの連絡は自社が間に入ることが多い |
| 計測のそろい方 | 同じ物差しで、分野をまたいだ報告を出しやすい | 会社ごとに自分の分野の数字を報告する。物差しを自社でそろえないと比べられない |
| アカウントの名義 | 依頼先1社の名義に寄りやすい。最初に会社の名義にしておく | 名義が会社ごとに散らばりやすい。一覧を自社で持つ |
| やめるときの手間 | まとめて引き上げる手間が大きい。分野ごとに解約できるかで変わる | 1分野ずつ替えられる |
| 各分野の深さ | 会社の得意不得意が分野ごとに出る | 分野ごとに専門の相手を選べる |
| 社内に要る人 | 月に一度、数字を見て決める人 | 各社の話を聞いて優先順位を決め、間をつなぐ人 |
表のいちばん下の行が、私がいちばん大事だと思っている所です。
分けて頼むと、各社をつなぐ仕事が社内に残ります。
まとめて頼むと、その仕事は依頼先に移りますが、依頼先の見落としに気づく役を社内に残しておかないと、誰も指摘しなくなります。
どちらの形でも、社内に「決める
まとめるほうが合う会社、分けるほうが合う会社
1社にまとめるほうが合うのは、次のような会社です。
社内にWebを見る人がいない、または一人が本業の合間に見ている。
外注先が2社以上あるのに、どの会社も自分の分野の数字しか報告してこない。
広告で来た人がホームページのどこで帰ったか、のような分野の境目の話を、誰にも聞けない。
こういう状態だと、分野ごとの作業の質より、つなぎ目で起きる取りこぼしのほうが大きいと私は考えています。
分けるほうが合うのは、社内に判断できる人がいて、すでに各分野の外注先とうまく回っている会社です。
広告だけ、ホームページだけ、のように手を入れたい分野が1つに決まっている場合は、いまの形のままで構いません。
特定の分野だけ、とても深い専門性が要る場合も、その分野だけ専門の会社に頼むほうが向いています。
その間の形もあります。
作業は今の外注先に続けてもらい、全体を見て決める役だけを外に置く形です。
外注先を替える手間をかけずに、つなぎ目の問題だけを片付けられます。
この「決める
私たちが受け持つ場合の範囲は、Web担当者の代行のページにまとめています。
分けて頼むときは、つなぎ目を先に決めておく
分けて頼む場合に、あとで困りやすいのは計測です。
広告の会社、SNSの代行会社、制作会社がそれぞれのやり方でリンクを作ると、GA4の上では同じ広告や投稿から来た人が、別々の名前で数えられることがあります。
GA4のヘルプでは、リンクにキャンペーンの情報を付けるときは、どのような場合でも utm_source(参照元)、
付けていない場合、キャンペーンなどの値はレポートで「(not set)」と
分けて頼むなら、この3つにどんな言葉を入れるかの決まりを自社で1枚に書き、全部の外注先に同じものを渡しておきます。
SNSの投稿のリンクも、広告のリンクも、チラシのQRコードも同じ決まりで作ってもらえば、どの入口から問い合わせが来たかを1つの画面で比べられます。
もう1つ、分野ごとに頼む相手には、一人で仕事をしているフリーランスの方が入ることもあります。
2024年11月1日に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法では、従業員を使わない事業者に仕事を頼んだとき、頼む側は、仕事の内容、報酬の額、支払期日などの取引の条件を、すぐに書面かメールなどで示す義務があります。
この義務は、頼む側に従業員がいるかどうかにかかわらず掛かります(公正取引委員会:フリーランス法特設サイト、公正取引委員会:フリーランスの取引適正化に向けた取組、
口頭で頼み始めたり、条件を書かないままチャットで始めたりしやすい分野なので、分けて頼むときほど、仕事の内容・報酬の額・支払期日をメールやメッセージの文字で残しておくことを勧めます。
1社にまとめるなら、契約の前に聞いておくこと
1社にまとめると決めたら、契約の前に次のことを確かめます。
- 分野ごとに、実際に手を動かすのは誰ですか。社内の人ですか、別の会社に頼むのですか
- 自社でやらないほうがいい分野があったら、そう言ってもらえますか
- 報告は、分野をまたいで1枚にまとまりますか。問い合わせの数から逆にたどれますか
- ドメイン、広告アカウント、計測、SNSのアカウントは、誰の名義で作りますか
- 分野ごとに一部だけ解約することはできますか。そのとき、記録とアカウントはどう引き継ぎますか
- 検索の順位やAIの答えへの掲載を、約束していませんか
1と2は、まとめて頼むときに特に大事です。
実際の作業が別の会社に回されているなら、まとめて頼んでも、窓口が1つ増えただけになるからです。
作業も請け負う会社が全体を決める役も兼ねると、自社の作業を勧めやすい形になります。
兼ねるのがいけないわけではありません。
その作業がいま要る理由を、問い合わせの数や入口の数字で話してもらえるかを、契約の前に聞いておきます。
6のうち検索の順位について、Googleの検索セントラルは「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」と
広告の運用だけを先に頼む場合の質問はWeb広告の運用代行とはに、SNSだけならSNS運用代行とはに分けて書いています。
最初の打ち合わせで何を用意して、何を聞き返すかは、Web集客の相談で、最初の打ち合わせで聞かれることを見てください。
自社のサイトを一つのチームで回して、分かったこと
私たちは、自社のサイトのSEO・AI検索対策の
計測のタグは、ページごとに貼らず、公開の仕組みの中で全ページに自動で入れる形にしました。
分野ごとに別の人がタグを貼ると、どこかのページで抜けたり二重になったりしやすいからです(考え方は全ページの計測タグを、1か所で管理する方法に書いています)。
まとめていてよかったと思ったのは、2026年10月6日にGA4の流入元を見ていたときです。
手元で記事の見た目を確かめるための画面(127.0.0.1)からの
記事を作る作業と数字を見る作業を同じチームでしていたので、原因がプレビューの仕組みにあるとすぐに分かり、手元の確認ではタグを外すように直しました。
作る人と数字を見る人が別の会社だったら、まず「この
一方で、同じチームで回すと、そのチームの見落としは誰も指摘してくれません。
いまは、公開する記事ごとに事実と出典を並べた確認表を作り、書いた人とは別の目で照らし合わせてから出しています。
まとめて頼む場合も、社内の決める人が月に一度数字を見る場は残しておくことを勧めます。
bundlyzeが合わない会社
私たちは、
撮影や現場の確認で何度も伺う必要がある仕事は、近くの制作会社のほうが合うことがあります。
少人数のチームで、技術責任者の津嘉山が設計から関わる形なので、大人数を一度に必要とする進め方には向いていません。
成果の数字を先に約束してほしい場合や、言い回しだけを変えたページを量産したい場合も、お引き受けしていません。
社内で最終的に決める方がいない状態でも、進められません。
いまの外注先と社内の担当者でうまく回っているなら、その形を続けるのが手堅いと思います。
社内で人を雇ったほうが合うと考えたときは、そうお伝えします。
分野ごとの受け持ちと、できないことは、それぞれのページに書いています。
ホームページ・LP制作と運用、SEO・LLMO対策、Web広告の運用代行、Instagram運用代行です。
全部をまとめる必要はなく、手が回らない分野だけを選んで頼むこともできます。
よくある質問
SEOも広告もSNSもホームページも、1社にまとめて頼める会社は大阪にある?
Web集客は、1社にまとめたほうがいいですか?
社内にWeb担当がいない。大阪で外に任せられる会社は?
Web広告の運用代行を大阪で頼むなら、何を基準に選ぶ?
大阪でInstagram運用代行を頼める会社は?
まとめて頼むと、分けて頼むより安くなりますか?
bundlyzeは、大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、Web集客、システムの受託開発、AI導入支援を一つのチームで受け持つ会社で、Web集客ではSEO・AI検索対策、
全国からご相談いただけます。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とする技術責任者で、このサイトの記事とLPと計測の設定を、同じ手元で回しています。
迷っているなら、先月の問い合わせが1件ずつ、どの入口から来たかを答えられるかを試してみてください。
答えられない所が、いまの頼み方で抜けているつなぎ目の候補です。
Webからの集客について、
いまの状況をお聞かせください
「何から
- 24時間以内に、担当者からご連絡します。
- 全国からご相談いただけます。打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。