この記事の結論
SEOを外注する前に決めておきたいのは、次の5つです。
1つ目は頼む時期で、Googleはサイトの作り直しを考えているときが頼むのに良い時期で、早いほど良いとしています。
2つ目は任せる作業と社内に残すもので、点検・手直し・記事の作業は任せられても、自社の体験や現場でよく聞かれる質問、載せる中身が正しいかの確認、公開してよいかの判断は社内に残ります。
3つ目は記事を外で書いてもらうときの線で、検索の順位を上げることが主な目的の大量のページは、Googleのスパムに関するポリシーに違反するとされ、その影響を受けるのは自社のサイトです。
4つ目は渡す権限で、点検の段階ではSearch Consoleを読み取りだけにするようGoogleは勧めています。
5つ目は提案の確かめ方と見直す日で、提案はGoogleの公式の案内と照らし合わせ、何で、いつ成果を測るかを最初に決めます。
SEO会社の選び方は大阪のSEO対策会社の選び方に、料金の形と相場の見方はSEO対策の費用に書きました。
この記事は、頼む先を探す前の段階で、自社の中で決めておくことに絞ります。
bundlyzeのSEO対策の進め方はSEO・LLMO対策のページに、料金は料金のページにまとめています。
SEOの作業には、外の人では用意できない材料と、外の人が決めてはいけない判断が混ざっています。
そこを決めないまま頼むと、作業は進んでいるのに、中身がどの会社にも当てはまる一般論になりがちです。
1. 頼む時期:作り直しの前か、いまのサイトの手直しか
Googleは、SEO業者に頼むか考える人に向けた案内の中で、サイトの作り直しを考えているときが頼むのに良い時期で、早いほど良いとしています(Google 検索セントラル:SEO が必要かどうか、2026年10月24日確認)。
作り直しが決まってからでは、ページの分け方やURLが先に決まってしまい、後から直すと手間が増えるからだと私は受け取っています。
いまのサイトを手直ししてもらう頼み方も、もちろんあります。
その場合は、手を入れる前の数字を残してから始めてください。
Search Consoleで直近の表示回数・クリック数・平均掲載順位を控えておけば、頼んだ後に何が変わったかを自社で比べられます。
同じ案内には、小さな地域のお店や会社なら、Googleの初心者向けの案内(SEOスターターガイド)を
外注は、社内の時間を省きたいときの手段で、必ず要るものではない、と私は考えています。
頼む前にこの案内に一度目を通しておくと、勧められない手法を提案されたときに気づけるようになる、とも書かれています。
2. 任せる作業と、社内に残す材料・判断を分ける
Googleは、SEO業者が手伝えることとして、サイトの中身や構成の見直し、サーバーやリダイレクトなどの技術面の助言、コンテンツの作成、キーワードの調査、SEOの研修、特定の市場や地域についての知識、生成AI向けの最適化などを挙げています(同じ
作業の多くは外に任せられます。
一方で、社内にしかないものがあります。
毎月の流れに置いてみると、どこが社内に残るかが分かりやすくなります。
| 毎月の流れ | 代行に任せられること | 社内に残ること |
|---|---|---|
| 調べる | 検索語の調査、表示とクリックの多いページの洗い出し、技術の点検 | お客様が実際に使う言葉、電話や商談でよく聞かれる質問を伝える |
| 直す所を決める | 直す順番の案と、その理由の説明 | どのページを優先するか、案を採るかの判断 |
| 書く・直す | 題名と説明文、見出し、よくある質問、記事の下書き | 自社でやったこと、写真、数字などの材料を出す |
| 公開する | ページへの反映、登録の申請 | 載せる中身が事実と合っているかの確認、公開してよいかの判断 |
| 測る | 数字の集計と報告 | 問い合わせが来たページと、その後どうなったかの記録 |
表の右の列は、外の人がどれだけ詳しくても代われない所です。
記事の材料を社内から出さずに頼むと、外の人は検索上位の記事を参考に書くしかなくなり、どの会社のサイトにも載っていそうな内容になります。
材料の出し方は、一次情報で選ばれる記事の書き方に書いています。
社内の作業を軽くしたいなら、材料を書いた文章で渡さなくてもかまいません。
月に一度、30分ほど話を聞いてもらい、それを外の人が記事に起こす形でも、材料は社内から出たものになります。
3. 記事を外で書いてもらうときの線を引く
SEOの外注で、いちばん気をつけたいのが記事の作り方です。
Googleのスパムに関するポリシーには「大量生成された
生成AIなどの道具を使い、読む人にとっての価値を足さずに大量のページを作ることも、例として挙げられています(Google 検索セントラル:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー、2026年10月24日確認)。
ポリシーに違反したサイトは、検索結果での順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがある、とも書かれています。
ここで覚えておきたいのは、記事を書いたのが外注先でも、影響を受けるのは自社のサイトだということです。
契約が終われば外注先は離れますが、サイトとドメインは自社に残ります。
AIで記事を書くこと自体が問題なのではありません。
Googleは、役に立つコンテンツの作り方の案内で、
読む人が「どうやって
記事を頼むときは、次のことを先に決めておくと線が引けます。
- 月に何本書くかより先に、1本ごとにどの質問に答えるかを決める
- 下書きにAIを使うかどうかと、使うなら誰が事実を確かめるか
- 記事に載せる著者の名前を誰にするか(社内の
人の名前にするなら、その人が読んでから出す) - 外からリンクを集める作業が含まれるか。含まれるなら、どんな方法か
最後の1つは、同じスパムのポリシーに、順位を上げるためのリンクの売買がリンクのスパムの例として挙がっているので、聞いておきたい所です。
Googleの担当者による手動の対策を受けているかどうかは、Search Consoleの「手動に
Googleは、手動による対策を受けると、サイトの一部またはすべてが検索結果に表示されなくなるとしています(Search Console ヘルプ:手動による対策レポート、2026年10月24日確認)。
外注している間も、月に一度はこのレポートを開いてみてください。
4. 渡す権限と、外すときの手順を決める
Googleは、SEOの点検を頼むときは、Search Consoleの権限を読み取りだけにして、その段階では書き込みの権限を渡さないよう勧めています(Google 検索セントラル:SEO が必要かどうか、2026年10月24日確認)。
点検で見るのは数字なので、読み取りで足ります。
手直しまで頼むと決まってから、作業に要る分だけ広げれば十分です。
Search Consoleでは、ほかの人を追加したり外したりできるのは所有者だけです。
所有者は自社の人にして、外注先には所有者ではなくユーザーとして入ってもらう形にしておくと、契約が終わったときに自社の側で権限を外せます。
外すときにも1つ注意があります。
所有者を外しても、その人が所有権の確認に使ったファイルなどのしるし(確認トークン)が
外した後は、その人の確認トークンをすべて消すようGoogleは案内しています。
同じトークンをほかのGoogleのサービスでも使っていることがあるので、消す前に確かめます(Search Console ヘルプ:所有者、ユーザー、権限の管理、2026年10月24日確認)。
Search Console以外にも、サイトの管理画面、Googleビジネスプロフィール、アクセス解析のGA4など、渡す権限はいくつもあります。
誰に何を渡したかを1枚の表に書いておくと、外すときに漏れません。
名義の持ち方と、引き継ぐときの順番は、ホームページの管理を引き継ぐ最初の1週間にまとめています。
5. 提案の確かめ方と、見直す日を決める
Googleの同じ案内には、大きな変更をする前に、勧められたことをGoogle検索の公式の案内と照らし合わせて確かめること、勧めることを裏づける公式の資料を示せるかを見ることが書かれています。
生成AI向けの最適化についての助言も、Googleの公式の案内に沿っているかを見るように、とあります。
AIの答えに出るための特別な作業を勧められたら、その根拠になる公式の資料を見せてもらってください。
Googleは、AIによる概要やAIモードに出るために、追加の要件や特別な最適化は要らないと説明しています(Google 検索セントラル:AI 機能とウェブサイト、2026年10月24日確認)。
同じ案内で業者に聞く質問の例として、どんな結果をいつごろ見込み、それを何で測るのかが挙がっています。
これは、頼む側が先に決めておくこともできます。
- 何で測るか:表示回数、クリック数、問い合わせの件数のどれを主に見るか
- 問い合わせをどこで数えるか:フォーム、電話、LINE、Googleマップのどの入口か
- いつ見直すか:始めた日から何か月後の何日に、続けるか、範囲を変えるか、やめるかを決めるか
見直す日を決めずに始めると、数字が動かなくても、動いても、そのまま続くことになりがちです。
私たちは自社のサイトで、直したページと日付を記録し、Search Consoleの数字を毎日控えています。
後から比べるときに頼りになるのは、どの日に何を変えたかの記録です。
外注するときも、何をいつ変えたかを毎月の報告に入れてもらってください。
Googleも、業者に聞く質問の1つに、サイトに加えた変更と、その理由を説明してくれるかを挙げています。
代行に任せる所と、社内に残す所の早見表
5つの話を、任せる所と社内に残す所に分けると次の表になります。
| 代行に任せる所 | 社内に残す所 | |
|---|---|---|
| 時期 | 作り直しの設計への助言 | 作り直すか、いまのサイトを直すかの判断 |
| 作業 | 調査、点検、題名や見出しの手直し、記事の下書き、反映と登録の申請 | 体験・質問・写真などの材料、公開してよいかの判断 |
| 記事 | 決めた質問に答える記事を書く | どの質問に答えるか、事実の確認、著者の名前 |
| 権限 | 作業に要る分だけ受け取る | 所有者の席、誰に何を渡したかの表、外す作業 |
| 測る | 集計と報告、変えた所の記録 | 何で測るか、問い合わせの記録、見直す日 |
右の列の多くは、慣れれば月に数時間ほどで回せる作業だと私は考えています。
社内に人を置くか外に頼むかで迷うときは、Web担当者がいない会社の対策も参考にしてください。
bundlyzeに頼む場合
bundlyzeは、大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点にする少人数の会社です。
津嘉山が中心になって、SEO対策・LLMO対策と、ホームページの更新を受け持ちます。
この記事の5つは、私たちが頼まれる側として始める前に確かめていることでもあります。
Search Consoleなどのアカウントは御社の名義のままにしていただき、私たちは作業に要る権限だけを受け取ります。
記事やページの中身は、公開の前に御社に確かめていただきます。
何をしたかと、数字がどう動いたかは、毎月同じ方法でお見せします。
料金は段ごとに分けています(いずれも
| 段 | 料金 | 合う場合 |
|---|---|---|
| 診断・ご相談 | 費用はかかりません | まず、いまの検索とAIでの見え方を知りたい |
| ライト | 月5万円〜 | 更新は社内でできていて、検索とAIでの見え方から整えたい |
| HP運用(更 | 月10万円〜 | 決める人はいるが、手を動かす人がいない |
| Webマーケティング代行 | 月20万円〜 | ホームページ・広告・SNSを全体で見る人がいない |
ライトとHP運用の最低利用期間は6か月です。
Webマーケティング代行の最低利用期間などの条件は、始める前にご説明します。
含まれる作業と含まれないものは、料金のページに書いています。
順位の保証がほしい会社や、1か月で結果を求める会社には、私たちの進め方は合いません。
話を伺ったうえで、社内でSEOを進めるほうが合うと考えたときは、そうお伝えします。
よくある質問
SEOは外注したほうがよいですか、社内でやったほうがよいですか?
SEO対策の代行に頼んでも、社内でやることはありますか?
SEOの外注先に、Search Consoleの権限はどこまで渡せばよいですか?
外注先がAIで記事を量産しても大丈夫ですか?
SEOの外注をやめるときに、気をつけることはありますか?
bundlyzeにSEOを頼むと、いくらかかりますか?
bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、
全国からご相談いただけます。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とするエンジニアで、このサイトの記事と計測を自分で組み、毎日の数字を記録しています。
外注先を探す前に、社内に残す所の列を1行ずつ埋めてみてください。
埋まらなかった行が、頼む前に社内で話し合っておく所です。
検索やAIでの見つかり方について、
いまの状況をお聞かせください
「何から
相談の前に、いまの見え方だけ知りたい場合は
4つのAIに10の質問をした記録と、サイトの点検の結果を、30分ほどでご説明します。費用はかかりません。
