この記事の結論
アプリ開発の費用は、作る形と機能の範囲で決まります。
費用のほとんどは作る人の作業の時間なので、作業を増やすもの、つまりWebアプリ・LINEミニアプリ・ストアに出すアプリのどれで作るか、iPhoneとAndroidの両方に出すか、ログインや決済、通知などの機能の数、お店や会社の側で使う管理画面、今のシステムとのつなぎ込み、公開した後の保守の6つが金額を動かします。
アプリ開発の相場と呼べる決まった金額はなく、同じ「予約の
公開した後は、ストアに出すならAppleの年間登録料(99米ドル、
「アプリを
お客様がスマホに入れて使うアプリと、社員が事務所で使う業務のアプリでは、作る形も、公開した後にかかるお金も違うからです。
この記事では、アプリ開発の費用が何で決まるかを、6つの要素に分けて書きます。
金額は、私たちの料金のページに載せている値と、AppleとGoogleの公式に書かれている値だけを書きます。
業務システムの見積もりの読み方は業務システムの見積もりの読み方に、契約の形はシステム開発の請負と準委任の違いにまとめています。
アプリ開発の費用は、何で決まる?
アプリ開発の費用は、作業する人の数と期間でほぼ決まります。
その作業の量を動かすのが、次の6つです。
| 要素 | 費用が動くところ | 見積もりで確かめること |
|---|---|---|
| 1. 作る形 | Webアプリか、LINEミニアプリか、ストアに出すアプリか | なぜその形にするのか。ほかの形で足りないか |
| 2. 対応するOS | iPhone(iOS)と | 両方に出すとき、作り方を1つにまとめるか、別々に作るか |
| 3. 機能の数 | ログイン、決済、通知、予約、地図、写真の送信など | 機能の一覧と、最初の公開に入れるものと後回しにするものの区別 |
| 4. 管理画面 | お店や会社の側で、予約や会員を見たり直したりする画面 | 誰が、どの情報を見て、何を直せるか |
| 5. つなぎ込みとデータの移行 | 今の顧客管理、会計、予約の仕組みとのつなぎ、古いデータの移し替え | つなぐ先の仕組みの名前と、つなぎ方(APIが |
| 6. 公開した後の保守 | 不具合の直し、OSの新しい版に合わせる直し、サーバーの管理 | 月額か都度か。何が保守に入り、何が追加の開発になるか |
画面の数を数えるより、3と5を先に書き出すほうが、見積もりの幅は早く狭まると私は考えています。
画面は似た形を使い回せますが、決済や外部とのつなぎ込みは、相手の仕組みの決まりに合わせる作業と、うまく動かないときの確かめに時間がかかるからです。
アプリ開発の相場は、いくら?
アプリ開発に、相場と呼べる決まった金額はありません。
上の6つの組み合わせで作業の量が何倍にも変わるので、
目安の金額を見かけたときは、どの形で、どのOSに、どの機能を入れた前提の数字なのかを確かめてから読みます。
自社の見積もりを比べるときは、金額を並べる前に、次の3つをそろえます。
- 同じ機能の一覧を、すべての依頼先に渡しているか
- 管理画面、つなぎ込み、データの移行が、どの見積もりにも入っているか(「別途」に
なっていないか) - 公開した後の保守の月額と、その中身が書かれているか
3つがそろわない見積もりは、安く見えても、後から「別途」の
見積もりの「一式」の
作る形で、費用はどう変わる?
「アプリ」と
ストアに出すアプリでなくても、目的を果たせることは少なくありません。
| 作る形 | 使い始め方 | 公開に要るもの | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| Webアプリ | ブラウザでURLを開く。ストアからの入れ直しは要らない | ドメインとサーバー | 社員が使う業務の画面、予約や申し込みの受付、社内の記録 |
| LINEミニアプリ | LINEの中で開く。友だち追加の流れから使える | LINEの開発者の登録。LINEの検索に出す、手続きの通知を送るなら、審査を受けて認証済ミニアプリにする | 会員証、予約、注文など、お客様が繰り返す手続き |
| ストアに出すアプリ | App Store・Google Playから入れる | 各ストアの開発者の登録と、公開のたびの審査 | 通知を何度も送る、カメラや位置情報を深く使う、オフラインでも動かしたい |
ストアに出すアプリは、iPhoneとAndroidのそれぞれの決まりに合わせる作業と、ストアの審査への対応が加わります。
業務で使う画面なら、Webアプリで足りることが多いと思います。
お客様に使ってもらう手続きなら、新しいアプリを入れてもらうより、すでに使われているLINEの中で開くほうが、使い始めてもらうまでの手間が少なくなります。
LINEミニアプリの向き不向きは、LINEミニアプリは、どんなときに使うかに書いています。
公開した後にかかるお金は?
開発費のほかに、公開した後も払い続けるお金があります。
見積もりを比べるときは、開発費に、少なくとも数年分のこの費用を足して見ます。
| 費用 | 中身 | 出典・確かめる所 |
|---|---|---|
| Appleの開発者の登録 | Apple Developer Program の年間登録料は99米ドル(現地通貨の | Apple Developer:登録 |
| Google Playの開発者の登録 | 1回限りの登録料25米ドル | Play Console ヘルプ:Google Play Console の使用を開始する |
| サーバー・ドメイン | 予約や会員の記録を置く所、管理画面の置き場所 | 契約するサーバーの会社 |
| 保守 | 不具合の直し、OSの新しい版に合わせる直し、サーバーの手入れ | 保守の契約 |
| 外部のサービスの利用料 | 決済、通知の送信、地図、AIのAPIなど | 使うサービスごとの料金表 |
ストアの登録料とページの記載は、2026年10月30日に確かめた内容です。
アプリの中で課金をするなら、各ストアの手数料の条件も見積もりに入れます。
手数料の条件は国や制度、売上の規模で変わることがあるので、作り始める前に各ストアの公式の規約で確かめてください。
開発者の登録には、会社として準備するものもあります。
Appleは、組織として登録するには、契約を結べる法人であること、D‑U‑N‑S番号(法人を
Google Playも、組織のデベロッパー アカウントを作るにはD‑U‑N‑S番号が要るとしています(Play Console ヘルプ:デベロッパー アカウントの種類を選択する、いずれも2026年10月30日確認)。
この登録は、開発会社の名義ではなく、自社の名義で持つことをおすすめします。
開発会社の名義のアカウントで公開すると、販売元に開発会社の名前が出るうえ、依頼先を変えるときにアプリを移す手続きが必要になります。
見積もりを頼む前に、決めておくこと
見積もりを頼む前に、次のことを1枚に書いておくと、各社から返ってくる見積もりの範囲がそろいます。
全部が決まっていなくても、
- 誰が使うか(お客様か、
社員か)と、 だいたいの人数 - そのアプリで、使う人に何をしてもらうか(予約する、
注文する、記録をつける など) - 最初の公開に入れる機能と、後回しにしてよい機能
- 今使っている仕組み(顧客管理、
会計、 予約)と、 そのデータをアプリで使うか - ストアのアカウント、ドメイン、サーバーを誰の名義で持つか
- 公開した後に、誰が問い合わせを受け、誰が直しを頼むか
いちばん効くのは、3つ目の「後回しに
最初から全部の機能を入れると、作る期間が延び、使われるかどうか分からない機能にもお金がかかります。
よく使われる手続きから先に出して、使われ方を見てから機能を足していく進め方のほうが、総額を抑えやすくなります。
アプリ開発の費用を抑えるには?
費用を抑える方法は、作る量を減らすことにつきます。
具体的には、ストアのアプリでなくWebアプリやLINEミニアプリで足りないかを先に考えること、最初の公開に入れる機能を絞ること、決まった型の手続き(会員証、
反対に、削ると後で高くつくものもあります。
管理画面を省くと、予約や会員の情報を直すたびに開発会社に頼むことになります。
保守の契約を結ばずに公開すると、OSの新しい版が出て動かなくなったときに、急ぎの直しを1から頼むことになります。
社内で作った試作を業務で使う前に足すことは、自作のAIアプリを、社内の業務で使う前ににもまとめています。
bundlyzeに頼むと、何をするか
bundlyzeは、中小企業の業務システムとアプリの開発、今のシステムの改修をお受けしています。
ご相談をいただいたら、最初に、誰が使い、何をしてもらうためのアプリかを伺い、作る形(Webアプリ、
そのうえで、機能、使う人の数、外部とのつなぎ込み、データの移行、保守の範囲をそろえてからお見積もりします。
料金のページに載せている値は、次のとおりです。
| 頼み方 | 料金(税別) | 内容 |
|---|---|---|
| AIを組み込んだシステムの構築 | 初期費用100万円〜。ほかに月額の保守 | AIのAPIを使い、毎日の業務で使えるアプリとして作ります。金額は、つなぐシステム・権限・データの保管期間などで変わります |
| そのほかのシステム・アプリの開発 | 範囲をそろえてからお見積もり | 機能・使う人の数・外部連携・データ移行・保守の範囲で決まります |
ご相談までは費用はかかりません。
頼むかどうかは、見積もりを見てから決めていただけます。
ストアの登録料、外部のサービスの利用料は、開発費とは別にかかります。
進め方はシステム開発のページにまとめています。
株式会社bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点にしていて、全国からご相談いただけます。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
少人数のチームで、開発は、業務システム開発とAWSを専門にするエンジニアの津嘉山が中心になって、設計から担当します。
よくある質問
アプリ開発の費用は、何で決まりますか?
アプリ開発の相場はいくらですか?
iPhoneとAndroidの両方に出すと、費用は2倍になりますか?
アプリを公開した後に、毎年かかる費用はありますか?
ストアのアプリとWebアプリは、どちらがよいですか?
会社でストアにアプリを出すには、何が要りますか?
アプリ開発の費用を抑える方法はありますか?
bundlyzeに頼むと、いくらかかりますか?
bundlyzeとは、どんな形で打ち合わせをしますか?
まとめ
アプリ開発の費用は、作る形と機能の範囲、それに公開した後に誰が直し続けるかで決まります。
見積もりを頼む前に、誰が使い、何をしてもらうかと、最初の公開に入れる機能を1枚に書き出してみてください。
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