この記事の結論
制作の確認用URLや、サーバー上のプロジェクト名に、取引先のブランド名(商標)をそのまま入れると、ブランドを守るための監視の仕組みに「偽サイト」と判断され、削除を申し立てられることがあります。確認用のURLには、ブランド名を入れない中立的な名前を使う。ブランド名を載せてよいのは、そのブランドが自分で持っているドメインだけにする。この2つを決まりにしておくと、公開前の作業が止まる事故を防げます。
確認用のURLは、思ったより人の目に触れる
ホームページやLPを作るとき、公開の前に、確認用のURLで取引先に見てもらうことがよくあります。サーバーのサービスによっては、プロジェクトの名前がそのままURLの一部になります。
たとえば、プロジェクト名を「〇〇ブランド-lp」とすると、確認用のURLにもそのブランド名が入ります。作る側にとっては分かりやすい名前ですが、このURLは、インターネット上の公開された場所にあります。
大きなブランドは、偽サイトを自動で探している
有名なブランドを持つ会社の中には、自社のブランド名を使った偽サイトや、なりすましのサイトを守るために、インターネット上を自動で監視するサービスを使っているところがあります。こうしたサービスは、ブランド名を含むドメインやURLを見つけると、偽サイトの疑いとして、サーバーの会社などに削除を申し立てることがあります。
制作の確認用URLは、本物の取引先のための正当なものです。それでも、自動の監視からは、ブランド名を勝手に使ったサイトと区別がつかないことがあります。申し立てを受けると、確認用のサイトが止められたり、説明の手間がかかったりして、公開前の作業が止まるおそれがあります。
私たちの決まり
私たちは、この落とし穴を避けるために、次のことを決まりにしています。
- 確認用のURLやプロジェクト名に、取引先のブランド名を入れない。 中立的な名前(案件の番号や、一般的な言葉)を使う
- ブランド名を載せてよいのは、そのブランドが自分で持っているドメインだけにする。 本番の公開は、取引先のドメインで行う
- 私たち側の便宜のために使うドメインにも、取引先のブランド名を入れない
名前の付け方の例は、次のとおりです。
| 避ける | 使う |
|---|---|
| ブランド名-lp | project-a-lp、spring-fair-lp など |
| ブランド名-hp-preview | client-012-preview など |
| ブランド名.〇〇.com(自社の便宜用ドメイン) | 中立的な名前のサブドメイン |
すでにブランド名の入った確認用のURLを使っている場合は、中立的な名前のプロジェクトに移し、古いほうは公開を止めておくと安心です。

発注する側も、確かめておきたいこと
制作を頼む側にとっても、この点は他人事ではありません。自社のブランド名が入った確認用のURLが、制作会社の手でインターネット上に置かれている、ということもあり得ます。
- 確認用のURLに、自社のブランド名が入っていないか
- 確認用のサイトは、関係者以外に見られない設定になっているか
- 公開後、確認用のサイトは止められているか
公開前の確認用サイトが、公開後もそのまま残っていると、古い内容が検索に出てしまうこともあります。公開したら、確認用のサイトを止めるか、検索に載らない設定にしてもらいます。
名前の付け方は、最初に決めておく
プロジェクトの名前は、作業を始めるときに何気なく付けてしまいがちです。後から変えると、設定やリンクの付け替えが必要になり、手間がかかります。案件を始めるときに、名前の付け方の決まりを先に確かめておくのが確実です。
ホームページ制作を頼むときに確かめたいことは、問い合わせが来るホームページ・LPの作り方にもまとめています。
よくある質問
確認用のURLに、パスワードをかけていれば大丈夫ですか?
自社のブランド名なら、確認用のURLに入れても問題ありませんか?
申し立てを受けてしまったら、どうすればいいですか?
小さな名前の付け方が、作業を止めないための守りになる
確認用のURLの名前は、ほとんど誰も気にしない細部です。それでも、ブランド名を入れたために作業が止まれば、公開の予定そのものが遅れます。ブランド名は、そのブランドのドメインにだけ。この決まりを1つ持っておくだけで、防げる事故があります。
まずは、今動いている確認用のサイトの名前を、一覧にして見直してみてください。
ご相談
ホームページやLPについて、いまの状況をお聞かせください。
「何から手をつければいいか分からない」という段階からで構いません。返信は担当者が直接お送りします。



