この記事の結論
リッチリザルトテストとは、ページに入れた構造化データをGoogleが正しく読み取れるかを確かめる、Googleの無料のツールです。
ページのURLか、構造化データのコードを入れてテストすると、見つかった種類ごとに「有効」「警告あり」「無効」などの状態が表示されます。
無効は、必須の項目が足りないか書き方を誤っている状態で、直すまでリッチリザルトには表示されません。
警告は、読み取れたうえで足りない項目などを知らせるもので、ページに書いてある情報なら足し、書いていない情報は足しません。
公開した後はSearch ConsoleのURL検査とリッチリザルトのレポートで確かめますが、記事や組織の構造化データは、テストでは確かめられても、Search Consoleのレポートの対象には入っていません。
リッチリザルトテストとは
リッチリザルトテストは、Googleが公開している構造化データの点検の道具です(リッチリザルトテスト)。
リッチリザルトとは、検索結果に題と説明文だけでなく、パンくずや求人の条件、レシピの写真などが添えられた表示のことです。
その材料になる構造化データが、Googleから見て正しく書けているかを、公開の前にも後にも確かめられます。
構造化データそのものの説明と、中小企業のサイトでまず入れる種類は構造化データとはにまとめました。
テストが対応している種類には、ヘルプに一覧があります。
2026年10月4日に確かめた時点では、記事、パンくずリスト、組織、ローカル ビジネス、求人情報、プロフィール ページ、商品スニペット、イベント、動画などが載っていて、形式は JSON-LD、microdata、RDFa のどれでも読み取ります(Search Console ヘルプ:リッチリザルト テスト、2026-10-04 確認)。
一覧にない種類は、正しく書いてあってもテストの結果には出てきません。
たとえば schema.org にある Service(サービス)は一覧にありません。
よくある質問(FAQ)は、検索結果での表示が2026年5月7日に終わっていて、一覧にも入っていません(Google 検索セントラル:変更履歴、2026-10-04 確認)。
使い方:URLを入れるか、コードを貼るか
使い方は2通りです。
| 入れるもの | 向いている場面 |
|---|---|
| ページのURL | 公開しているページを確かめるとき。JavaScriptで構造化データを入れているサイトも、こちらで確かめる |
| コード | 公開の前に、書いた構造化データを貼って確かめるとき。直してはテストし直す、を繰り返せる |
JavaScriptで構造化データを書き出しているサイトは、URLのほうで確かめます。
Googleは、ページを表示したときに組み上がった構造化データも読み取るとしていて、テストではコードの入力よりURLの入力を勧めています(Google 検索セントラル:JavaScript を使用して構造化データを生成する、2026-10-04 確認)。
入力欄の下では、スマートフォンとパソコンのどちらとして読み込むかを選べて、初めはスマートフォンになっています。
テストの履歴と結果のリンクは約90日で見られなくなるので、人に見せる結果は画面を保存しておきます(Search Console ヘルプ:リッチリザルト テスト)。
結果の読み方:表示される状態と、次にやること
結果は、次のどれかの形で表示されます。
表示の言い回しはヘルプの一覧のとおりで、右の列は私たちが次にやることをまとめたものです。
| 表示 | 何が起きているか | 次にやること |
|---|---|---|
| N 件の有効なアイテムを検出しました | 読み取れて、問題も見つからなかった | 何もしなくてよい。ページを直したら、また確かめる |
| 〜(警告あり)、(一部警告あり)、(すべて警告あり) | 読み取れたが、足りない項目などの注意がある | 項目を開いて中身を読み、ページに書いてある情報なら足す |
| N 件のアイテムを検出しました(一部無効)、N 件の無効なアイテムを検出しました | 必須の項目が足りないか、値の書き方を誤っている | 示された箇所を直して、テストし直す |
| アイテムが検出されませんでした | テストが対応する種類が見つからなかった | 下の「検出されませんでした」の節の順に探す |
| 構文にエラーがある構造化データが検出されました | かっこや区切りの誤りで、読み取れない | コードの誤りを直す |
| URL をクロールできません | ページを読み込めなかった | robots.txt やログインの有無を確かめる |
警告やエラーが出た項目は、開くと詳しい説明が出て、説明を押すとコードのどこが原因かが示されます。
まずは、どの種類の、どの項目の話なのかを読み取ってから直します。
警告とエラーは、何が違うか
違いは、足りないものが必須の項目か、推奨の項目かです。
Googleのガイドラインは、必須の項目がないアイテムはリッチリザルトに表示されないとし、推奨の項目は多いほど検索結果の質が高くなるとしています(Google 検索セントラル:構造化データに関する一般的なガイドライン、2026-10-04 確認)。
エラーは直すまで表示の対象になりませんが、警告は、そのままでも対象から外れるわけではありません。
私たちのサイトの採用ページで、実際に出ている警告を例にします。
2026年10月4日に、職種のページ(ソフトウェアエンジニア)をSearch ConsoleのURL検査で調べると、求人情報は判定が合格で、次の2つの警告が出ていました。
| 警告 | 項目の意味 | 求人情報のドキュメントでの扱い |
|---|---|---|
| 項目「validThrough」がありません | 募集の締め切りの日 | 締め切りがある募集なら必須。締め切りがない募集では指定しないよう書かれている |
| 項目「maxValue」がありません | 給与の幅の上限 | 給与(baseSalary)自体が推奨。幅で書くときに minValue と組で使う |
(Google 検索セントラル:求人情報の構造化データ、2026-10-04 確認)
この募集は締め切りを決めていません。
締め切りのない募集では validThrough を指定しないよう、求人情報のドキュメントに書かれているので、こちらの警告はその説明に沿った結果です。
ページの給与の欄も下限だけを書いていて、構造化データにも、ページに合わせて下限(minValue)だけを入れているので、上限がないという警告が出ます。
ここで上限を構造化データにだけ書くと、ページの読者に見えない内容を書くことになり、Googleのガイドラインに反します(構造化データに関する一般的なガイドライン)。
そのため、この2つの警告は残したままにしています。
警告が出たら、私はまず「その情報はページに書いてあるか」を見ます。
書いてあるのに構造化データに入れ忘れていたなら、足します。
書いていないなら、ページに書くかどうかを先に決めます。
警告を消すことを目的に、ページと違う値を入れるのは本末転倒だと考えています。
「アイテムが検出されませんでした」と出たときに見る順番
構造化データを入れたはずなのに何も検出されないときは、次の順で確かめます。
- ページに入っているか。ページのソースを開き、
application/ld+jsonを探します。テンプレートの切り替えで、記述ごと消えていることがあります - テストが対応する種類か。Service のように、schema.org にあってもテストの一覧にない種類は、正しく書いても検出されません。schema.org の決まりに沿っているかは、schema.org のスキーマ マークアップ検証ツールで確かめられます
- JavaScriptで入れていないか。コードを貼って試していたなら、URLの入力で試し直します
- 読み込めているか。robots.txt で止めているページや、ログインが要るページは「URL をクロールできません」になります。robots.txt の書き方と確かめ方はrobots.txtとはに書きました
公開した後は、Search Console で確かめる
テストに通ったコードでも、サイトに載せたときのテンプレートや配信のされ方しだいで、公開後に崩れることがあります。
そのためGoogleは、開発中はテスト、公開後はリッチリザルトのステータス レポート、と道具を分けて使うよう勧めています(Google 検索セントラル:構造化データの仕組み、2026-10-04 確認)。
URL検査で最初に見えるのは、直近にインデックスに登録された版の情報で、いま公開している版を見るには「公開URLをテスト」を使います(Search Console ヘルプ:URL 検査ツール、2026-10-04 確認)。
Search Console の基本の使い方はサーチコンソールの使い方にまとめています。
ここで戸惑いやすいのが、Search Console に出てくる種類と、テストで確かめられる種類が同じではないことです。
リッチリザルトのレポートがある種類は、2026年10月4日に確かめた時点で19種類で、パンくずリスト、求人情報、イベント、商品スニペット、プロフィール ページ、レビュー スニペット、動画などです。
記事、組織、ローカル ビジネスは、この一覧に入っていません(Search Console ヘルプ:リッチリザルトのステータス レポート、2026-10-04 確認)。
URL検査も、すべての種類に対応しているわけではないとされています(URL 検査ツールのヘルプ)。
私たちのサイトでも、そのとおりになりました。
2026年10月4日に、Search Console のAPIで次のページをURL検査にかけた結果です。
| ページ | 入れている構造化データ | URL検査に出た種類 |
|---|---|---|
| 記事(構造化データとは、GEO対策とは) | Article、BreadcrumbList、FAQPage | パンくずリスト |
| 会社概要 | Organization、BreadcrumbList | パンくずリスト |
| サービスのページ(SEO・LLMO対策) | WebPage、Service、BreadcrumbList、FAQPage | パンくずリスト |
| 採用の職種のページ | JobPosting、BreadcrumbList | パンくずリスト、求人情報(警告2件) |
| トップ | Organization、WebSite | なし |
検出されたパンくずリストと求人情報は、どれも判定が合格でした。
パンくずリストの項目は「名前のないアイテム」と表示されていました。
記事や会社の構造化データは、Search Console に出てこなくても、入れ忘れとは限りません。
入っているかを確かめるなら、リッチリザルトテストのほうで見ます。
点検の道具では見つからないこともある
テストが見るのは、決まった項目が決まった形で書けているかです。
中身が人の読める文章になっているかまでは見ません。
私たちは2026年10月4日に、記事のよくある質問を構造化データに書き出す処理を直しました。
答えの中にリンクがあると、文字 というMarkdownの記号のまま、構造化データに入っていたからです。
文字列としては正しい形なので、書き方の誤りにはなりません。
よくある質問はテストの一覧にもないので、テストで気づく機会もありませんでした。
構造化データを作る仕組みを変えたときは、書き出された JSON-LD を一度そのまま開いて、人が読んでおかしくないかを見るのが確実です。
道具で形を確かめ、中身は目で読む、の2段で見ています。
よくある質問
リッチリザルトテストで「有効」なら、検索結果にリッチリザルトが出ますか?
警告は、全部消さないといけませんか?
記事の構造化データが、Search Consoleのどのレポートにも出てきません。入っていないのでしょうか?
リッチリザルトテストに出ない種類は、どこで確かめますか?
bundlyzeは、大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、大阪・兵庫を中心とした関西の会社からのご相談に対応していて、打ち合わせはWeb会議でも対面でもできます。
全国からオンラインでもご相談いただけます。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門とするエンジニアで、このサイトの構造化データを書き出す仕組みも自分で作り、URL検査の結果をAPIで取り出して確かめています。
手元で試すなら、会社概要のページのURLを1つ入れると、組織の構造化データが入っているか、読み取れているかがすぐ分かります。
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