この記事の結論
リスティング広告の運用代行では、キーワードと広告文の設定、入札と予算の調整、関係のない検索語句の除外、毎月の報告を外に任せられます。
頼む前に確かめたいのは4つです。
社名で検索した人へのクリックと問い合わせを、それ以外と分けて報告してもらえるか。
実際に検索された言葉(検索語句)を、
検索広告だけで出すのか、
GoogleとLINEヤフー広告 検索広告(旧Yahoo!広告)の
手数料は広告費の割合で決まる形が多く、bundlyzeの広告運用は、媒体に支払う広告費の20%(税別)です。
広告費は別に、媒体へ直接お支払いいただきます。
リスティング広告は、検索した人の検索結果に出る広告です。
日本では、Google広告の検索広告と、LINEヤフー広告 検索広告(以前の
この記事は、リスティング広告の運用を外に頼もうとしている会社や、いまの代行の報告を読んでも中身がつかめない会社に向けて書きます。
アカウントの名義、手数料の型、契約と解約といった、どの広告でも同じ確かめ方になることは、Web広告の運用代行を選ぶときの記事にまとめました。
ここでは、検索の広告だからこそ確かめておきたいことに絞ります。
代行に任せることと、自社に残すこと
リスティング広告の代行に頼むと、多くの場合、次の作業を受け持ってもらえます。
| 代行が受け持つこと | 自社に残すこと |
|---|---|
| どの言葉に広告を出すか(キーワード)と、 | どの言葉で来た人が仕事になるかの判断 |
| 広告文を書き、入れ替える | 広告で約束してよいこと・いけないことの線引き |
| 入札と1日の予算の調整 | 月にいくらまで使うかの上限 |
| 検索語句を見て、関係のない言葉を除外する | 問い合わせが仕事になったかの記録 |
| 毎月の報告と、次の月にやることの提案 | 広告アカウントの名義と管理者 |
右の列のうち、どの言葉が仕事になるかの判断は、業界を知っている社内のほうが早いことがよくあります。
「修理」で
任せる場合も、月に1回は検索語句の一覧を一緒に見る時間を取ると、運用の質が変わると私は考えています。
自社で回すか、代行に頼むかでまだ迷っているなら、週1回の確認を誰が受け持てるかで決める考え方をGoogle広告の始め方に書きました。
手数料は、広告費の何%かで計算してみる
リスティング広告の代行の手数料は、使った広告費の一定の割合で決まる形が多く見られます。
ほかに、毎月の定額や、問い合わせの件数で決まる成果報酬の形もあります。
広告費の割合の形なら、計算は単純です。
bundlyzeの広告運用の手数料は、媒体に支払う広告費の20%(税別)です。
たとえば、Google広告に月30万円を使うなら、広告費の30万円はGoogleへ直接お支払いいただき、運用の手数料として6万円(税別)を
月にかかる合計は、広告費と手数料で36万円(手数料の
見積もりを比べるときは、割合だけでなく、次のことも並べて見てください。
- 最初の設定の費用がかかるか
- 手数料に最低額があるか(広告費が
少ない月でも、決まった額がかかるか) - 広告費の支払いは、自社から媒体へ直接か、代行がまとめて払って請求してくるか
- 行き先のページ(LP)を
直す費用や、計測の設定の費用が手数料に入っているか
広告費の割合で決まる手数料は、広告費を増やすと手数料も増えます。
予算を上げる提案を受けたときは、増やした分で何を試すのか、その理由を聞いておくと判断しやすくなります。
ほかの型との違いは、手数料の3つの型の表で比べています。
確かめる1つ目:社名で検索した人の分を、分けて報告してもらう
リスティング広告の報告で、私がまず分けて見たいのは、社名や商品名で検索した人の分です。
社名で検索する人は、もともとその会社を探している人です。
広告を出していなくても、自然検索の結果からホームページに来てくれることが多いはずです。
私たちのサイトの数字でも、その差ははっきり出ています。
Search Consoleで2026年9月28日から10月25日の28日間を見ると、サイト全体では検索結果に24,381回表示されて、クリックは337回でした。
そのうち「株式会社bundlyze」という
全体では表示100回あたり1〜2回のクリックなのに、社名の検索では3回に1回を超えます(2026年10月26日、
広告でも、同じ傾向になりやすいと私は考えています。
社名で検索した人は、もともと自社に問い合わせるつもりで探していることが多いからです。
そのため、社名の分と、それ以外の言葉の分を合わせた報告だと、1件あたりの費用が実際より良く見えてしまいます。
新しいお客様を広告で連れてこられているかを知りたいなら、社名以外の言葉だけで何件の問い合わせが来たかを見る必要があります。
社名の検索に広告を出すこと自体が悪いわけではありません。
出すか出さないかは、自社の考えで決めてよいことです。
決めておきたいのは、出すなら分けて数え、出さないならそうなる設定にしておくことです。
Google広告には、ブランドに関連する検索語句への配信を管理する「ブランド設定」が
「ブランドの
「ブランドの
検索キャンペーンでのブランドの除外は、2025年5月27日以降、AI最大化設定の中の機能に移っています(Google 広告 ヘルプ:P-MAX キャンペーンや検索キャンペーンにブランドの除外を適用する、2026年10月26日確認)。
どの設定を使うかは代行に任せてよいのですが、社名の分をどう扱っているかは、頼む前に聞いておきたい質問です。
確かめる2つ目:検索語句を、自社でも見られるようにする
リスティング広告でいちばん中身が表れるのは、検索語句の一覧です。
登録したキーワードではなく、実際に検索されて広告の表示につながった言葉と、その掲載結果が分かります。
キーワードの一致の幅によっては、登録した言葉にない語句も含まれます(Google 広告 ヘルプ:検索語句レポートについて、2026年10月26日確認)。
毎月の報告書にキーワードの表しか載っていないなら、検索語句の一覧も見せてもらえるかを聞いてください。
いちばん確実なのは、自社の名義の広告アカウントに、自社の人の読み取り専用の権限を持っておくことです。
そうすれば、報告書を待たずに、いつでも自分で開けます。
権限の種類と渡し方は、Web広告の運用代行の記事のアカウントの節に書いています。
自社で見るときは、全部を読もうとしなくて大丈夫です。
クリックの多い順に上から20行ほどを見て、自社の仕事と関係のない言葉が混じっていないかを確かめるだけでも、気づくことがあります。
関係のない言葉が多く並んでいたら、除外のキーワードをどう決めているかを代行に聞いてみてください。
確かめる3つ目:検索広告だけで出すのか、検索以外にも広がる仕組みを使うのか
「リスティング広告を
ここは、頼む側が知らないまま進みやすいところです。
P-MAXは、
検索の結果だけに出したいと考えていた会社にとっては、思っていたより広い範囲に広告が出ることになります。
P-MAXの
検索キャンペーンの中にも、似た考え方の設定があります。
AI最大化設定は、検索語句とのマッチング、テキストのカスタマイズ(広告見出しと
AI最大化設定を有効にすると、最終ページURLの拡張も初めから有効になります。
これは、成果が見込まれるときに、同じドメインの中でより関連の高いURLへ広告からの訪問を送る機能です。
外したいページは「URLの
どちらも、使うこと自体が間違いというわけではありません。
ただ、問い合わせを受けるためにLPを用意しているのに、広告からは別のページが開いていた、ということは起こりえます。
頼む前に、どのキャンペーンの種類で出すのか、AI最大化設定を使うならどの機能を有効にするのか、広告から開くページを決めたページに固定するのかを聞いておくと、報告の数字を読み違えずに済みます。
検索キャンペーンで、検索パートナーやディスプレイ ネットワークへの配信が初めから含まれている点は、Google広告の始め方の記事の「最初の
確かめる4つ目:GoogleとLINEヤフー広告 検索広告のどちらまで頼むか
リスティング広告には、Google広告の検索広告と、LINEヤフー広告 検索広告があります。
LINEヤフー広告 検索広告は、以前のYahoo!広告 検索広告で、Yahoo! JAPANの検索結果に、検索された言葉に応じたテキスト広告を出せます。
広告がクリックされたときに料金がかかる、クリック課金の仕組みです(LINEヤフー for Business:LINEヤフー広告 検索広告、2026年10月26日確認)。
2つは別々のサービスなので、アカウントも、管理画面も、報告の数字も別になります。
両方を頼むなら、それぞれのアカウントを自社の名義で持つことと、報告で2つの数字を足さずに並べてもらうことを確かめておきます。
足してしまうと、どちらの検索から問い合わせが来ているのかが分からなくなるからです。
最初から両方に出すか、1つから始めるかは、予算と、毎月の数字を誰が見るかで決めてよいことです。
予算が限られているなら、まず1つの検索広告で、どの言葉が問い合わせにつながるかを確かめてから、もう一方を足すかを決める順番もあります。
同じ予算を2つに分けるより、1つにまとめたほうが、どの言葉に使われたかを追いやすいからです。
bundlyzeが運用をお受けしているのは、Google広告とMeta広告(Instagram広告・
扱う広告の範囲は、広告運用代行のページに載せています。
頼む前に聞いておきたい質問
打ち合わせの場で、次のことを聞いておくと、任せてからの行き違いが減ります。
- 社名や商品名の検索に、広告を出しますか。出す場合、報告で分けて数えてもらえますか
- 検索語句の一覧は、毎月の報告に入りますか。自社でも管理画面で見られるようにしてもらえますか
- 使うのは検索キャンペーンだけですか。
P-MAXや AI最大化設定を使う場合、どの機能を有効にしますか - 広告から開くページは、どのページですか。変わることはありますか
- Google広告とLINEヤフー広告 検索広告の、どちらを運用してもらえますか。両方なら、報告は分けてもらえますか
- 手数料は何に対して何%ですか。
最低額や、最初の設定の費用はありますか
答えがはっきりしない項目は、契約の前に書面で確かめておきます。
アカウントの名義や、契約を終えるときの引き渡しについての質問は、Web広告の運用代行を選ぶときの記事の質問の一覧とあわせて使ってください。
bundlyzeは大阪市北区のグラングリーン大阪を拠点に、Google広告とMeta広告の運用代行をしています。
全国からご相談いただけます。
打ち合わせはWeb会議でも、対面でも可能です。
この記事を書いた津嘉山は、業務システム開発とAWSを専門にしながら、自社サイトのSearch ConsoleとGA4の数字も自分で取って見ています。
よくある質問
リスティング広告の運用代行とは、何をしてもらうことですか?
リスティング広告の代行の手数料は、どう計算しますか?
社名で検索した人に広告を出す必要はありますか?
報告書のどこを見れば、運用の中身が分かりますか?
P-MAXで出すのは、リスティング広告と同じですか?
Yahoo!の検索広告も一緒に頼むべきですか?
いまの報告書で、社名の検索の分を探してみる
リスティング広告を誰かに任せている、またはこれから任せるなら、まず1つだけ確かめてみてください。
先月の報告書の中に、社名や商品名で検索した人の分が、ほかの言葉と分けて書かれているか。
分かれていなければ、それが代行に最初に聞く質問になります。
Web広告について、
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